AYUKO Soul Quest. "スピってるがフィジってる"

元気になってくれ。
自分にときめいてくれ。
そして愛を見つけてくれ。

Dignity(尊厳)と「愛の視点」

2022年12月06日 | 生きていると
いつだったか、
ああ、今年のアカデミー賞の時だったか。
俳優のWill Smithさんが、
あるコメディアンがステージで
彼の奥様の髪の毛(彼女は脱毛症であり、
そのために、スキンヘッドに近いベリーショートをしている。
でも、すごいかっこいいんだけどね。)のことをジョークにして、
彼が激情してそのコメディアンを殴った・・・という話。

まあ一部ではしばらく大騒ぎしていたし、
彼の行動に対しては賛否両論ではあった。


公共の場で自分の奥さんがバカにされた、と。


今日のタイトル「尊厳と敬意」。


たかだかコメディアンのジョーク如きで、
彼女の尊厳など奪われない。
それは彼女も分かっている。


敬意・・・については、
笑いをとる仕事をしている者にとっては、
そこをいちいち突っつかれていたら、もうネタは言えなくなる。


しかしながら、
あの時「反応した」のは、夫のWillの方であった。
「ジョークにしていいことと、悪いことがある。」
「本人の目の前で、公の場で自分の妻を辱めた。」
と言ったところだと思う。


何が最も誇り高い行動であったろうか。

もしも「真の愛の視点」を持つとしたら、
それはどういうものであったろうか。


ここでいう「真の愛の視点」というのは、
さあ、許しましょう、さあ、仲良くしましょう、
お互いに無条件に愛し合いましょう、
っていう、即席な「愛のイメージ」の話ではなく、
全ての人間にとっての「真の愛」とは、
という視点から、という意味で。


つまり、
自分を心から愛し、自分に対して尊厳を持っている者は、
もし他人に、それらを否定されるような、侮辱されるようなことをされたら、
どのように行動するのだろう、と。


・・・


・・・


今、ふと降りてきた・・・多分、


(あまりにも愛の中にいるから)
まず気づかない、
なんとも思わない、
なんなら一緒に笑っちゃうか




こ・・・これだ。



これ以上の最強の愛はあるであろうか。



なぜWill Smith氏の話を思い出したかというと
私がWill Smith氏みたいな気持ちになる(殴ってないよ、笑)という
エピソードがつい最近あったからです。


私がWill Smithであれば、
奥さんの立場のようの人もいたわけですが、
私はその(奥さん役の)彼女が
大層侮辱されている、全くリスペクトされていない、
と「感じる」場面があったのです。

Will Smithの如く
私の腹は煮えくり返っていまして、
もし彼女と、私が怒っていた相手の人たちがそばにいたら、
何かしらやっていたかもしれません。


ですが、そういう状況ではなかったので
私は大人しくその場を離れたわけですが、
帰ってきてからもどうにもこうにも怒りが収まらない。


なんなんだ、あれは?!
彼女へのリスペクトのカケラもないじゃないか。
一体、誰が主役だと思ってんだ!
「誰のための」ものだったんだ!


もうね、
完全に「あの時のWill Smith」と化していたよ。
次の日に、例の相手の人が、
それについてTwitterで能天気なことを投稿してたので、
投稿はしなかったけど、
コメントを打つとこまでしたもん。
(せめて言葉を打って言いたいことを言いたかった)


でも。。。


なぜだろう。。。


なぜ私はここまで勝手に人のことで腹を立てているのだろう。


「一体、私の中の何が、ここまで『反応』したのだろう。」


そう。結局のところ。
問題はその時に私の目の前で展開されていたことではなく、
私の中で展開されていたことが問題なのです。


先ほどの「真の愛の視点」とは。



一つ気づいたことは、


彼女の尊厳というのは
周りがどうであれ、
奪われることはない、ということ。
彼女は光り輝いていた。
もう、あれで十分なんだ。
彼女がそこにキラキラと存在するだけで、
もう十分なのだ。


十分ではない、と思っていたのは私の方だった。
つまり、私自身に対して。
周りの扱いに腹を立て、翻弄されていたのは、
私の方だったのではないか。
そういうものに、いちいちキーキーして、
「彼女の尊厳が!」とかって怒る時点で、
自分自身の尊厳というものから離れていたのは
私の方だったのではないか。


彼女はへっちゃらだった。
私はビクビクしていた。


そして、
私は怒っていた二人の男性については
私は直接会ったこともない。
だから彼らのことは知らない。

私が彼らの中に勝手に映し出していたものは、
「こういうタイプ大っ嫌い」という男性像であり、人間像であり、
でも、この「大っ嫌い」というエッセンスというのは、
私の中で統合しなければならない、なんらかの質なのです。


つまり、
私がまだ自分に対して許すことができていない質、なのです。


それは過去に経験した嫌悪感かもしれないし、悲しみかもしれない。
それが「ある種の男性」から受けたものだとしたら、
私はまだそこから立ち直っていないのでしょう。
なんらかの悔しさ、辱めのような、
そのような感情がそこに付随しているように思います。


その「AYUKOの過去の惨劇(←いちいちオーバー)」が
あの時、3人の役者さんが演じてくれたというわけです。
それはあくまでも「私から見た劇」です。


「真の愛の視点」というのは、
まずは自分に向けるものなのかもしれない。


Will Smith氏の心情というのものが
当時はどういうものだったかは分かりませんが、
ある意味、彼は自分の奥さんの尊厳と力を
信じてあげられなかったのではないか、と。
つまり自分自身のそれも。

そして、
彼自身も多くの無礼と辱めを受けてきた経験があるのかもしれません。


自分がどこからか持ってきてしまった、
許すべきこと、統合すべきことの質は
こうやって、
いつも誰かが目の前で演じてくれる。


それにひたすら反応し続けるか、
その根本に気づくか、

そこは分かれ道だけれど、
いつかはそれに気づく以外の選択は無くなるのでしょう。


なぜなら、
また別の役者さんたちが
同じように演じてくれるのだから。



だから、
私は今回感謝しなければいけない。
もう少しで愚かな行動に出るところだったけれど、
なんとか自分を阻止できたのは、
前よりは少しだけ進歩したからでしょうか。



真の愛の視点とは、
まずは自分に向けること。


その愛が強力であればあるほど、
もはや何もそれを「引っ掛ける」ものなどなくて、
なんなら全部笑っちゃう、アッハハ〜〜!って。


そんなところまで行けたら、
なんでも有り難く、なんでも嬉しくて、
なんでも楽しいんだろうなあ〜〜!



以上のことを書いて「下書き」に置いて、
実は昨日、その彼女と会いました。


私はあの時に感じたことを彼女に話したら、


笑ってた・・・笑。(良かった!)



そう。
彼女はなんとも思ってなかったし、
「実際のお話」は私が勝手に想像していたものと
全然違った。
聞いてみれば、「そうか、そうか、そうだったのね」と
私は私の中で悪役にされちゃった男性たちに
いたわりの気持ちさえ持った。


証明されたわけです。
私は「自分が見たいストーリー」を勝手に見ていたこと。


人の数だけ「視点」があるのです。
あの時に繰り広げられた3人の役者さんによる劇は
あの場にいた人たち分の視点によってストーリーに変化して
届けられた。



「真の愛の視点」とは。



私のは「過去に傷ついた、悔しい思いをした」視点から見たもの。
彼女は、過去の私役。
二人の男性は、私を傷つけた意地悪で横柄な男性役。



でも結果、
私は「真の愛の視点」というものに気付かされた。
彼らのおかげで。
(勝手にぷんぷん怒られてたまったもんじゃないね、笑。
ごめんなさい&ありがとう、おじさまたち。)



自分への自分による真の尊厳というのは、決して傷つかない。
ある意味とってもノンシャランであり、
故に高貴な軽やかさ、というのだろうか。


そして、
大事なのは、
他人へのCompassionを持つことと、
同時に、必要な時には「はっきりとNoと言うこと」。


自分の尊厳というものを
ちゃんと取り戻していなかった私は、
ただ「反応」「反抗」しただけ。


自分が真っ直ぐな時、
何かを伝える時にそこに感情の波はない。
確固たる冷静さと、威厳と、
そして、愛が根底に流れている。


そんな風に思うのです。



昨日、彼女と以上のことも含め、
いつも通りしゃべくったわけですが、
先週から私は色々と人をとおして反応を起こすことが多く、
彼女のも含め一週間で「3エピソード」起きたことを話すと
「デトックスんちゃう???」と。
(あ、これでまた誰だかわかっちゃうよ、笑)



そうか。
もうすぐ新たな年を迎えるのか。


思うに。


来年は全ての人に対して
新たな旅への切符が渡されるのだと思っています。
それぞれの道で。それぞれの旅へ。



なので、ここぞとばかりに
(私の場合は)デトックスが起きている、
というのも分からないでもないですが、


なんかもうゆっくりしたいなあ〜〜〜、笑。



ゆったりと楽しく、
LOVE溢れる年末を過ごし、
LOVE溢れる新年の幕開けを迎えます!
(アファメーション)



そして、そろそろ
「おバカで、オモロくて、はっちゃけた私」を呼び戻しますか!

(長い年月、真面目にやりすぎた)





そうだ!
サウンドブログというミッションが!
(年内、明るい楽しいサウンドブログ、やる!)




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