DEEP GREEN

GO のブログ。
自転車、スノーボード、釣などなどGoの日常、日々感じたこと、経験したことを!

クロスアルプス  いきさつと1日目

2007年08月09日 23時36分44秒 | MTB 自転車



きっと長くなると思いますが、時間のある人だけでも
読んでくれれば嬉しいです

昨年11月16日、ドイツの友人であるフォークから
一本のメールが入った。 

”来年の夏、7月終わりごろから8月頭にかけて アルプス超えをすることに決めました。 
もし参加したいと思うならば来年6月までに返事を下さい。”

そもそもの発端は昨年7月にアルプスのふもとを少し走ったときのこと。
このときに強烈に行きたいとアプローチしてたのが、
フォークの記憶に残り、お誘いをかけてくれたみたいだ。

メールを受け取って、しばらくは無理だろうなと考えて、
忙しさも手伝って時間は過ぎていった。 でも、いつも心のどこかに、クロスアルプスが引っかかってた。

そして今年の確か2月頃、再びフォークからメールが入る。

”どうする?”

正直、あきらめかけてたが、返事のe-mailには

”行く” 

と書いていた。

5月10日 飛行機のチケットを予約する。

準備も着々と進め、ロードバイクで山を登る練習も重ね
徐々に身体も作っていった。 お酒も控え、体調的には
かなりベストな状態に仕上がっていった。

そして、ついに出発の日となった。

正直、現実離れしている。 

ほんまに行くのか? いけるのか? 不安と期待。
でも、もう行くしかない。
自分でも興奮しているのが分かる。

関空行きのバスに乗り込み、日記を書き出す。
こんな感じだった。

”関空行きのバスの中。 
 軽い興奮状態。
 家族が笑顔で見送ってくれる。 ほんまに感謝。
 全行程15日を楽しみながら、いろいろな経験を通して、
 いろんなことを吸収してきたいと思う。 ”

アムステルダム行きの飛行機は以外に空いていて、
となりの席には誰もいないので、エコノミーながら
のびのびできた。 興奮状態なのは変わりなく、
眠ることができず、結局映画を5本立て続けに見てしまった。
無事にアムステルダム到着。

ここでいろいろな忘れ物をしていることに気がつく。
保険、EU対応の電気プラグ、バンダナ。 プラグはカメラと
携帯を充電するのに必ず必要なので、アムスの空港で
トランジットの時間を利用して探す。が、値段が高いものしか
置いてない。 1個日本円で約2000円。 関空で買えば
数百円なのにと悔やむが後の祭り。

保険、海外旅行の障害保険。 
なければないでいけるが、常にリスクはつきまとう。
関空で入るはずが完璧に抜けていた。 
ドイツでフォークに聞いてみよう。 ネットカフェで
インターネットつないで調べてみようと思った。

結局アムステルダム空港で5時間待ち、
一人でいると心細くて、寂しくなってしまうので
景気づけにハイネケンの生を飲む。 
テレビではツールドフランスの本日のハイライトを
放映している。 フランスの天候は晴れ。 
ここアムスも晴れ。 
今回のツアーも天気に恵まれることを祈る。
いろんなことを考えてると、ついに眠気が勝ち、
待合の椅子の上で爆睡。 その後、なんとか
シュツットガルト行きの飛行機に乗り込む。
飛行機の中でも爆睡。 気温が20度くらいしかなく、
寒かったので毛布をもらい完璧に寝込んでしまった。

シュツットガルトの空港にはフォークが迎えに来てくれた!
夜の10時過ぎのしらない街の空港に知ってる顔がいるっていうのは本当に嬉しかった。 再会を二人で喜び、フォークの家に向かう。 今日一日だれともまともに話してないし、車の中ではじめてしっかりしゃべった。 
フォーク宅でシャワーを浴びて、そのまま就寝。
夜中に日本にいる嫁さんと保険のことでメールして、
調べてもらうが、現地にいる人には保険がかけられない=無理と
いうことが分かり、気をつけるしか仕方がないかと開き直って眠りについた。

つづく

帰ってきました!

2007年08月09日 00時50分47秒 | MTB 自転車


昨日ヨーロッパより帰ってまえりました!
 
大きな怪我もなく無事です。 身体も元気です。 

今回はアムステルダム経由、ドイツに入り、
オーストリア、スイス、イタリアの国境をまたぐ
アルプスをMTBで走破する自転車旅でした。 

途中雪が降るような天気もありましたが、
全般的に天気に恵まれたこともあり、気持ちよく
走ってきました!

とはいえ、さすがアルプス。 
過酷なことも多かったです。
簡単に死ねるようなところを走ったり、
歩かされたりもします。

一番恐ろしかったのが、標高2000m近くで、
岩壁をくりぬいた、右側は落ちれば確実に死ぬ断崖絶壁の
道を歩いて通過したときでした。 
ところどころ手すりはあるものの、ないところも多く、
高所恐怖症の自分にはかなりの恐怖でした。
このセクションを終わったときは、のどからからでした。

あとは、これも落ちれば死ぬなと思うような崖の横の
砂岩のオフキャンバー走行とか、崖横のロックセクション、
上りも標高2000mを超えるとまじでそんなに違うの?
と思うくらい酸素が足りず身体が動きません。

毎日朝9時ごろに出発して、長いときで夜の8時ごろまで
乗るという毎日。(ヨーロッパ夏は10時くらいまで明るい) 
途中お茶休憩とか、お昼休憩とかあるけど、
5日目まで筋肉痛ばりばりでした。
(VAAMは毎日欠かさず飲んでも。。。でも不思議に6日目に筋肉痛なくなる)
あとはサドルにずーっと座ってるから、お尻痛くなるし、
身体も最後にはぼろぼろ。 左手首力はいらないし、
右手のひらは痛めるし、毎日毎日これでもか!と言うくらい
食べても翌朝にはお腹がすいて目が覚めるという激しい
ものでした。 

しかし、それ以上に景色は信じられないくらいきれいだし、
今回一緒に行ったメンバーも最高だったし(全員外人)、
いろんな文化経験もできたし、おいしいものも食べれたし
(お腹すいてるから基本的になんでもおいしい!!)、
最高の旅でした。 

毎日の経過を時間あるときにでも徐々にアップして行こうと
思ってます。 またお楽しみに!