DEEP GREEN

GO のブログ。
自転車、スノーボード、釣などなどGoの日常、日々感じたこと、経験したことを!

クロスアルプス 5日目  筋肉痛取れたけどしんどいけど、きれいすぎ!

2007年08月22日 00時07分39秒 | MTB 自転車

ホテルのベッドはダブルベッドしかなかったので、ジョーと二人で寝るも、夜中にふっと目を開けるとジョーの顔が真横にあってびびりました。 わたくしそっちの趣味はまったくないので、反対向いて寝なおしました。 

 しかしホテルは快適だった。
朝からシャワー浴びたし、朝ごはんもパンもチーズも手作り、ジュースも絞ったり、手作り。 朝からがっつきましたよ。
がっついてる途中におねえさんがやってきて、卵もつくけどいる? だって。 この時のみんなの顔忘れません! 一瞬みんな驚いた顔を突き合わせて無言のときが一瞬あり、その後すぐにみんないるいるの大合唱! 朝に卵をいただいたのは今回の旅でここがはじめて! 幸せだった! おねえさんも笑ってました。 ごくごく当たり前のようなことを本当に幸せと感じてしまう。 このホテルみんな優しくて人のありがたさも感じる。 いつかもどって来たいところとなる。

 今日も天気は快晴。 そんな快晴の中、気分も快晴で朝9時に出発! 身体が疲れが取れきってないのは分かるが、この日は筋肉痛がほぼ消えていた。 慣れてきたのであろう。 お尻は相変わらず痛いが。。。

最初は緩やかな下りから、次の町に向かうときにゆるやかな登り。 MTBで走っている人多い。 イタリアからの国境を越え、再びスイスに入る。 天気が良くて、町並みも、景色も、道もゆるやかな上り下りですごく気持ちがいい。 古い街並の中を進みいよいよ本格的な登りに。 ひたすら登るが、景色も比例してどんどんきれいになっていく!

2200mまで登りここから下りと言うところで少し休憩。
2日前に山小屋であったMTBの家族連れにまた出会う。 というか、どうっみても小学生の子供が同じルートを走っていることに驚く。  しばらくのんびりして再出発。

ここから下りでジープ道のアップダウンを繰り返しながら谷川沿い、一部逆キャンバーで落ちそうなところもあるが、軽快に走れる。 スイスの国境を超え、再度イタリアへ入国。 山の中の国境は国境だよと石があるだけで、イミグレーションチェックの人は全くいない。 ちなみに街の中の国境線でも、自転車だといけいけとおいう感じで今回はノンストップでいけました。 もちろんパスポートを持って走ってるけど、簡単なもんだなと感じました。

しかし、下りとはいえお腹がすいてきたらこぐのさえしんどくなってきます。仲間全員がお腹すいた!の大合唱。 それもそのはず、時間はすでに午後3時。 水色に輝く美しい湖沿いに出たところでカフェ発見! イタリアだからみんなスパゲッティだ! と大盛り上がり。 しかし時間が遅かったからか、食べるものはサラミとチーズのお皿しかなかったがこれまたうまい! スピッチー(と頼んだらコーラとファンタオレンジの缶缶がでてきた)を優雅に食べ、しめにカプチーノ! これまたうまくて大感激! みんな疲れた後の食事で眠そうだが、先に進まなくては。

ここで標高が約1800m。 今日は2300mくらいの山小屋に向かう。 1800から1900mくらいになだらかに走っている山道のアップダウンを進み、時にはローディーのように先頭交代して、良いスピードで突っ走ったりして進む。

しかし、景色は最高。 この辺からグレイシャーがたくさん見えてきて、一つずつ写真に収める。 誰かが、あと何年かしたらとけてなくなるんだな~ と悲しそうに言ってたのが印象的だった。 

 ところどころ人家も見えていたシーニックルートだったが、
山に入っていくとひたすら登り。 人工物もだんだんと減ってきて、舗装路も地道になってきて、いよいよ山に入るんだと気合を入れなおす。 しかししんどいわ。 登りすぎやでこれ。 なんでみんなあんなに元気なんやろってくらいがんがん登ってく。 今回気がついたのが標高2000mを越えてくると本当に身体が動けなくなることだった。 酸素がたりないんだろう。 気持ちは進みたくても身体が動かない。 そんなジレンマだったが、レースではないのでマイペースで景色を楽しみながら進んで行く。

しっかしおしりは痛いまま。 時間もどんどん過ぎていき、太陽も傾いてきているのが分かる中、景色を楽しみながら我慢の登り。 

どこに山小屋があんねん!!

と途中怒りたくなるくらいなんにもない。 
そんな状況で精神的にやられてくるので、山小屋が見えたときは本当に嬉しい!  最後がんばって、アレクシーと山小屋に向かうショートカットシングル、ちょっと下りを走って山小屋に到達。 

で、ここまで来ていつも思うのが、ベッドはあるのか?
一抹の不安もあったが、予想に反してがらがらだった。 
このイタリアの山小屋。 ここの娘がかわいくて、笑顔で自分たちを迎えてくれる。 安心する一瞬だ。 

結局ゲストは自分たちと、スイスから来たという女性2名だけで、部屋のスペースもゆったり使える。 しかし、ここシャワーがない。 トイレ横のシンクの冷たい水で顔洗い、身体も軽く拭いて本日のシャワー終了。 疲れと約10度の気温、冷たい水のシャワーで身体が冷たい。 晩御飯は暖かいものが食べれて幸せだったし、ワインもおししかったし、コーヒーにグラッパみたいのを入れたのも飲んだし、グリューワインも飲んで完全にできあがり。 身体もぽかぽか。 みんなスイス人の女性と盛り上がってるが、ドイツ語でわけわからんし。 窓の外も夕焼けがきれいで見に行ったり、食後にみんなで満月を見ようと見に行ったが、まだ時間が早かったみたいで見れなかったが、星がやばいくらいにきれいだった。

今日は暖かい食べ物も食べて、お酒で身体も温まって熟睡できそうだ!と思ったらフォークのいびきがすごすぎて寝付けない。ジョーもそうみたいで、ときどきフォーク!と叫んだりしているが一向に収まらない。 笑いながら物思いにふけっていると、いつの間にか眠りに落ち、朝までぐっすりであった。 

つづく