2月頃、中国が封じ目のために全力を尽くしていた頃、アメリカにも欧州にも中国人への同情というのが見えなかった。もちろん、個々人の間ではあった。だけど、西側名物主流メディアの意地悪と差別感情というのは、もうなんてか、見るのがイヤなぐらいだった。
そんな中、欧州各国、とりあけ西欧州が現在ピークタイムっぽい。
3月17日付けの数字。
https://www.worldometers.info/coronavirus/#countries
コラムの一番右が、100万人あたりの人数。
右から2番目が、症状が重い人。
ここが重要だよなと思ってみてるんだけど、この表で気づかされるのは、イタリアの重症者は中国のそれより率が高そう。
そして、ドイツの重症が少ない。
イタリアのは言われている通り医療システムが対応できなかったことに大分問題がありそうだというところなんでしょうが、それにしても何が起こったの?といった感じ。
ドイツのそれは、多分、多分、有効な治療薬と治療体制がある程度確立しているのではないのか、など思う。(韓国、日本なんかも崩れていないっぽい)
いずれにしても他より状況が良い国があるんだが、こういうのを共有できないのみならず、医療物資も輸出制限とかしてるわけだから、まぁEUって結局は国でもないし、連帯もしてない団体だわなと誰しも思うしかないっしょ。
これで財政を統合しろみたいなことを言っていたわけで、一体、なんの冗談だったんだろうってところ。
また、デンマークが、このコロナウィルスについて、まだ存在しないワクチンを強制接種させる法律を通したらしい。
Denmark Passes Law Enabling Forced Coronavirus Vaccinations
https://www.zerohedge.com/geopolitical/denmark-passes-law-enabling-forced-coronavirus-vaccinations
何それ?って話で驚くが、この隙に強権発動スキームを作りたい意識がみなぎっているんだろうか?
デンマークとか北欧は、要するに王様連合の子飼いの人たちの国だから、国民が歯向かってきたりすることを極端に恐れている(だから、半ば社会主義みたいにして国民にメリットを与える)ので、それがこういうふうに作用するのかしら、など思った。
というわけで、前にも書いた通り、なんかこう、統治機構のストレステスト状態が続いているように思う。
■ ウィルスの起源問題
で、そういう医療問題とは別に、ネット上では、ウィルスの起源はどこなのか問題がずっと語られている。
その中で、最も耳目を集めているのが、この記事だろうか。
COVID-19: Further Evidence that the Virus Originated in the US
https://www.globalresearch.ca/covid-19-further-evidence-virus-originated-us/5706078
簡単にいえば、米国のFort Detrickにある米軍生物戦争研究所起源で、そこから漏れたか、そこで感染したかした米兵が、昨年10月下旬、中国の武漢で開かれた世界の軍人の競技会(軍人のオリンピックみたいなやつ)に出席した。そこから感染が始まったんじゃないのか、って話。
ミリタリーワールドゲームズ(軍人オリンピックと呼んでおく)が怪しいというのは、思えば今年の始めからずっとある。
2019 Military World Gamesは、実際確かに開かれていて、アメリカ軍も参加していて、だがしかし、いつものように(笑)中国軍とロシア軍の軍人が好成績を残して目出度く終了していた。wiki
軍人オリンピックがきっかけなんじゃないかという説は前から出ていて、さらに、昨年末から2件ほど、中国と研究で関係のあったアメリカの大学の研究者が逮捕されるという事件があったのも、なにかとってもおかしいとアメリカ人たちが言っていたし、今も言及されてる。
特に、1件はハーバードの教授が中国との研究内容について虚偽報告をしたとかなんとかで逮捕されていて、こんなことでこんなことになるなんて??、という捉えられ方をしていた。金商法でしょっぴかれたゴーンみたいな話に見える、と。
で、ここらへんを、Unzレビューという、玉石混交だがかなりのビュワーを持ってるメジャーなオルタナティブポータルの主であるUnzさん本人が精力的に書いているもんだから話が途切れない。
Unzさんは、たまたまマンハッタンに住んでた兄弟が今年始めに亡くなっていて、それが肺炎を機縁としているらしく、ひょっとしたらこれは既にこのコロナだったのではないのかと思い始めたという個人的な事情が重なっているため、これ関係のニュースが気になり、そのうち、おかしいことが一杯あるじゃないかと火がついた模様。
ここらへんの記事とそのコメント欄が大賑わいになってる。
Who Made Coronavirus? Was It the U.S., Israel or China Itself?
https://www.unz.com/pgiraldi/who-made-coronavirus-was-it-the-u-s-israel-or-china-itself/
Was Coronavirus a Biowarfare Attack Against China?
https://www.unz.com/article/was-coronavirus-a-biowarfare-attack-against-china/
拾ったリンクとしては、1950年代アメリカは中国に生化学戦をしかけたことがある、と、要するに日本と朝鮮半島が出てくる話が出てきていたりもした。これは後で読んでみよう。(まだ読んでない)
The US Used Biological Warfare Against Mainland China in the 1950s
https://www.anti-empire.com/us-used-horrific-biological-weapons-in-the-korean-war/
ということで、面白く思うのは、日本では極東の反共連盟由来とでもいうべき集団が、一意に、悪いのは中国共産党だの大合唱をしているけど、かなり似たところもあるはずのアメリカの右派集団の少なくとも一部は、実にまったく全然別の方向を向いているっぽい。
で、私が思うに、この右派集団は、基本的にはトランプを支持していた人たち。ここらへんが、既にすっかりそんなことはもうどうでもよくなって、ディープステート(またはエリート層)の悪事に屈せず、もって正常なアメリカを取り戻そう的心情(つまり、アメリカ・ファーストなわけだが)を失っていない模様で、何か面白い。
バイオテロリスト(感染者)の特定ができぬまま、住民全員に外出禁止令を発令。
従順なシープル達に、それが自宅軟禁であるとの自覚はない。
集会禁止、外出禁止、出入国禁止、まるで戦時下の軍事国家のようだ。
これがもし、100歩譲って中国が開発した生物兵器だとしても、そこにはアメリカが大きく影を落としていると思う。新型コロナをめぐる米中間の責任の擦り合い、何だか私には共犯者同志、どちらが主犯かもめてるように見える。
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2020/03/post-a1e5c9.html
そうなんですよ。しかし、逆にあまりにもそのものすぎて、ホンマかいなといった感じもしてます。
個人的には、現在のターンでは米より英の方が化学兵器がらみでは怪しいので、目くらましなのかなとかも思ってます。
ここに及んでその一方の名が取り沙汰されはじめたというのは、「中国・武漢のウイルス研究施設」が今回の新型コロナウイルス拡散の元凶だった、とするブラフ的西側一部情報が早いうちに喧伝されたことへのカウンターとして、重要な意義があるかと思います。