APECで、TPP大筋合意というニュースと、カナダが合意していないというニュースをほぼ同時に見た。どういうことなのだろう?
見直すと、最初に出てた記事が、大筋合意で、後になって、違うとカナダが言っている、が来たようだ。
計画した会合は開かれなかったとカナダの代表が言っている。
Planned meeting of TPP leaders at APEC summit did not happen: officials
どうも成り行きから見るに、日本の政府かジャーナリズムかのいずれかが、大筋合意と流したため、それに対して、会合は開かれていない!とオブジェクションが出たってところ?
閣僚会合に参加していたカナダのシャンパーニュ国際貿易相は、大筋合意したことについて「そのような報道が出ているが、TPPの大筋合意はしていない」とツイッターに書き込んでいました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171110/k10011219191000.html
なんなのこれ。
なんか、MOUは契約じゃないとかいうのより酷い感じ。最近、本当に世界情勢が不穏でございますね。
日経の状況解説。ベトナムがカナダ、チリと会っていた、というのが根回しだとして、その何が悪いのかわからんが、しかし、ベトナムとカナダが何かキーになっているっぽい。
TPP参加国 米が抜け強気に ベトナム、カナダ・チリに根回し?
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2330515009112017000000/
【ダナン=富山篤】環太平洋経済連携協定(TPP)参加各国が首脳会合を前に自己主張を強めている。米国が抜けたことで、自国に有利な条件を主張しやすくなった。カナダが自動車基準、ベトナムが労働問題にこだわり始めたのはそのためだ。ベトナム政府はアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会合の前にカナダ、チリとハノイで首脳会談をするなどTPPに関する根回しとも取れる動きを見せている。
これって本気だったのだろうか? いつものように国内消費向けのつもりで外交を使っちゃったって話か?