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NHK大河ドラマ 葵 徳川三代 総集編DVD-BOX |
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『葵・徳川三代』では、石田光成と真田昌幸は相婿（姉妹の婿）、と紹介している。（第8回 多数派工作）
石田三成と真田昌幸（いわゆる真田信繁＝幸村の父）は、妻同士が姉妹なので、つまり義理の兄弟だ、と。
すると、
真田幸村にとって石田三成は叔母さんの旦那さん、
石田三成にとって真田幸村は妻の方の甥、という関係になる。
だから、真田昌幸＋幸村は石田方につき、本田忠勝の娘を娶っていた真田の長男信幸は徳川方についた、と。
これは、近年有力視されている真田昌幸の妻、通称山手殿が、宇多頼忠の娘という説を踏襲している。
一方、真田ものの真骨頂ともいうべき『真田太平記』では、山手殿は公家の娘、つまり、菊亭晴季の娘という設定なので、この場合は真田家と石田家は縁戚関係はなくなる。そうなると、真田昌幸が石田方に付く大きな理由がなくなる。
『真田太平記』で、真田昌幸＋幸村親子が反家康を決意していくにあたって、天下を取ってみたいという男としての意思等々を語りだすのは、山手殿の出自を宇多頼忠の娘としなかったため大きな動機付けが欠けてしまったということもできるだろう。
どちらが面白いかといえば、それはもちろん『真田太平記』ではあるのだが。
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