お騒がせしました。
安倍発見。2部にいました。
2部は、中国の王岐山副主席、マクロン大統領、IMFのラガルデ専務理事と安倍首相、プーチンの5人がパネルディスカッションという構成だった。
で、今も続いていてて、ちらっと安倍ちゃんのところを見たけど、率直にいって、いない方が私としてはうれしいかもって感じがしてしまった。正直に書いておこう。
演説の草稿を渡されるとなんてことなくその場に没頭して勝手に一人で偉そうにプレーしちゃう、みたいな感じで手振り身振りで話すこの男はなんなんだろう、みたいに思ってしまった。サムライブルーが来るんです、みたいなことを言ってどうやら日本をアピールしているらしい。多分、サッカーを控えたロシアにサービスしているつもりなんだろうと思う。もういいよと見るのを止めてしまった。
他の人たちはイランのディールやら保護主義についてどう考えるか、信頼がなければ政策だってできないじゃないか、云々といった現代世界にとってのものの考え方を語ってるんだが、安倍ちゃんは日本をアピールしに来たみたいな感じなんじゃないのかな。そういう感じの原稿だったんだと思う。調べる気にもならん。
多分、スプートニク日本は基本、日ロ関係がいくらかでも対話できるようになることを目的としているから、決して日本の首脳を悪く書かないだろうけど、一人の日本人としての私にはそんなアジェンダはないので、こんな首脳じゃダメなんだという思いを一層強くする。
で、それはそれとして、もうこれはロシアがどうしたという話じゃなくて、世界中の多くの人が見たい世界は次第にユーラシアに移ってきてるわな、的なことを思いましたね。バルダイ会議なんかもそうだけど、どう考えるのか、もしそうしなかったらどうなるのかみたいなことを肩書を持った要するに世界のリーダーが話す場がそこにあるわけ。
そして大事なことは、結論は別にないし、なかなか話は上手く行かないことも多い。でも意見を交換するってそういうものでしょ? で、そうしていく間に、対話する国々の国民を含めて、ああいう人たち、こういう人たちってのが理解し合えるようになって、合意できる環境が整う。
それに対していえば、アングロシオニストの世界は結局、メディアを使った「指令」の伝達が主だったんだなと改めて思う。
で、その指令を各国ごとのテーマに変奏して、アジェンダ設定してシンクタンクなんかが場を作ってそこでもりあがって、それを政府にやらせるってな仕様で、答えは見えてるものばっかり。
メディアを使って、絶えず恐怖と不信にさらし、私の敵さえ誰かが作る。
だからこの中にあってその指令だけをこなして、敵は中露でいけばよかった、と考えればそりゃ楽だったんだと思う。で、その楽さによっかかってリーダー、あるいはリーダーとなれる人々の層を育てようとしなかったのが現在の日本の低迷なのだなと思う。語れる人がいない。
とか言っていたら、今日のスプートニクではこんな記事があった。
日本に入る情報の4分の3が米英にコントロール 露上院議員
https://jp.sputniknews.com/politics/201805254915824/
クリモフ議員は、「日本人政治家の多くに共通する不幸は彼らが西側のプロパガンダの犠牲になりつつあることだ」と指摘し、このために「決定に参加する人達、そしてその執行に参加する人はもちろん」、外交チャンネルを通じて受け取る情報を信用しなくなる事態が頻繁に起こると語っている。
そう。このコントロールから逃れられるようにするにはどうしたらいいんだろうというのが、実にまったく問題だと思う。
ロシアってやっぱりこう独自の国だとしみじみ思う。日本人に好かれよう、おもねろうと思ったらこんなことを言わない方がいいわけだよ。日本はどうせアメリカか、イギリスのあのへんとこのへんを押せば動くんだと思ってそうする方が楽なんだから(中国は半分あきらめてそうしている、と思う)。しかし、あんたたちおかしいと思わないですか、と正面から来る人がいるのがロシア人。