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コロナ規制に抗すると極右になる世の中

2020-05-18 15:27:05 | 欧州情勢複雑怪奇

昨日だったか一昨日だったか、コロナ感染を理由にして警察が賭博場に踏み込んだというニュースをテレビで見た。

通常こうした場合、国税法違反を理由に踏み込むというのがある種市民社会のスタンダードみたいなものではないかと思うんだけど、コロナ感染対策である「3密」に違反している恐れがあるという理由で入り込んだらしい。

いやぁ、これってどうなのと思わずにはいられない。

また、アメリカではインテルサットが破産申請をしたが、

インテルサット、米連邦破産法11条の適用を申請

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-05-14/QAAZ66T1UM1101

この理由の中でもコロナであれが減って、これが減ってとかいう文言がひょろひょろでる(上の記事は短信なのでない)。そんな問題じゃないでしょう。もともと払いきれないほどの有利子負債を抱えていたので、これを機に破産して、借金をチャラにしてやり直すって話だと思う。

これに限らず、アメリカにとっての重要産業の借金踏み倒し(破産ってそういうこと)の理由にコロナが使われるのではなかろうかという気がしてる。

折から、トランプが、チャイナは敵だ、チャイナと断交みたいな馬鹿に大きな話をしているのは、だからアメリカが資金を出すしかないのだ、チャイナマネーを拒否するために、みたいな理屈付けか?って思ってみてる。注意して見てみましょう。

そんなことしてどうなるのか、先行きは全然知れたものではないですけど。

 

ということで、コロナが国家権力の万能の理由になっていることに懸念を示す市民がいることは、市民社会にとって大変心強い話ではなかろうか。

 

だがしかし、コロナ規制に反対すると極右と扱われる世の中なんですね。いやぁ、面白い。

 

ドイツ、コロナ規制反対のデモ拡大 極右の影
メルケル政権に難題

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59099820U0A510C2910M00/

 

極右の影とかいって、またまたドイツのための選択肢(AfD)あたりを指してるんでしょうか。

こっちの記事では、極右じゃなくて、ロシアのせいになっていた。

「コロナ・デモ」ドイツで広がる メルケル首相も警戒

https://www.afpbb.com/articles/-/3283352

 ニュース週刊誌シュピーゲル(Der Spiegel)が委託した最近の世論調査では、調査対象のドイツ人のほぼ4人に1人が抗議運動に「理解」を示していることが分かった。

 こうした動きは政界にもショックを与え、メルケル氏は、自身が率いる中道右派キリスト教民主同盟(CDU)の上層部に、偽情報を流すロシアの活動の特徴と思われる「憂慮すべき」傾向について語ったとされている

 

CDUの幹部がこんなことを言ったという記事は他ではみてない。また、この日本語版の記事も「語ったとされている」って何? どこから出てきたかソースがないよ。

 

総じていえば、西側社会は、無茶苦茶な報道をして、世の中を狂わせている、ある意味、「言論テロリスト群」を抱えているようなもの。

次から次から、自分たちで偽情報を流し、その上、西側には腐るほど情報機関という名の謀略機関とか、どういう現状であれ見方を変えないシンクタンクなんかが大量にあるもんだから、そこから見境なく偽情報、偽分析、思い込み分析が流れ出す。総合すると、もう、誰も制御できない。

人々を不審のどん底に陥れ、不満を爆発させて、その中で偽の光を投げ込んで、みんなをそっちに引っ張る、というのがカラー革命の1つの方針だと思うんだけど、そのターゲットであるロシアには殆ど効いてなくて、逆に西側世界だけが混乱しているというのが現状だと思う。

 

■ 反対派最大手は英米

で、ドイツの反対派は結構直情的に身体を使って抗議したがるという著しい特性があると私は思うんだけど、言論的反対派が多数いるのは、実は英と米の、要するにアングロ世界だと思う。

UKなんかだと、未だかつてやったこともないような、人の自由を奪う体制(移動の制限)を平気でやっているこの政権は許せん、みたいなことを、保守党支持者が言ってて、そこに広く労働党古層みたいな人たちも同調している。

 

ビル・ゲイツが怪しい、アメリカが怪しいという発信源は、明らかにアメリカ。

いろんなところで話題にされてるけど、目立つものとしては、前にも書いたけど、右派のポータルサイトの1つUnz review。ここは、2月頃からこれはアメリカが対中国で仕掛けた生物化学兵器を使った攻撃であると、かなり真面目に論じていて、今もこの話の中心サイトになってる。

 

この流れでは、私としては、昨年11月にアメリカがNATO各国とイスラエルに、武漢は感染症で大変なことになるという警告を出したと米ABCが報道した話はどうなったんだろうという点に興味を持ってる。

Intelligence report warned of coronavirus crisis as early as November: Sources

https://abcnews.go.com/Politics/intelligence-report-warned-coronavirus-crisis-early-november-sources/story?id=70031273

これは米当局が否定して終わったということになってるけど、イスラエル国内のテレビで肯定してるような言及があったらしい。

 

いずれにしても、西側の体制は、不都合なことはすべからく、昔ならソ連のせい、今はロシアのせいにしてここまで来たけど、今回は、なんか上手くいってないっぽい。

コロナだけでも、チャイナはびっくりするような対応で成功したし、ロシアも独自路線なので、西側大勝利になってない。むしろ西側大敗北。

その上、チャイナの悪魔化がすっきりしないというのも大きい。ソ連の悪魔化はもともと商売関係がなかったから可能だったのかもしれない。

チャイナのケースは、投資をしまくったアメリカ人たちは大儲けをした、それが見えているのに、チャイナだけが悪いと言いまくっても話半分。むしろこのご都合主義にアメリカ人の方が絶望してる。

選挙対策の方針として、候補者トランプは、自国エリートが腐ってる、ヘドロだ、これを掻き出して強いアメリカにしよう、と言った。これは広範な支持を呼ぶ。

しかし、中国悪魔化では、ヘドロは掻き出せない。出て行くのは、多分ほおっておけばアメリカの味方だったチャイニーズ。

 


 


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3 コメント

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Unknown (海坊主)
2020-05-18 23:48:55
そうなんです。第一章、と前の記事にコメントを書きましたが、凄く巧妙で上手い手だと思いました。
政治的パンデミック、または低強度白色テロ。
思考実験で十分に勝算を読み切った感が有ります。

でも、不完全で欲深い人間の所業です。かならずヘマをします。何故なら、それこそ人間だもの、です。でも楽観視はしていません。
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USA files Chapter 11 (セコイアの娘)
2020-05-19 05:30:38
ブログ主さん、もしかしてアメリカという国家自体が国家の借金をチャラ(対中国)にしたいのではないかと思いますよ。「新型コロナ」と言えば、何でもありの今こそ、千載一遇のチャンスじゃないですか。
「コロナ規制に抗すると、極右になる」というのは、全くもってその通りです。なぜ、メディアがこれほどまで反コロナ規制を叩くのか、隠そうとするのか、逆にそこに何かの真実があるのではないかと勘ぐらざるをえません。ドイツではResisntance 2020とかいう新しい政治グループが組織されたようですが、メディアでは極右の烏合の衆みたいな扱いですものね。アメリカのデモも、武装した参加者、反ユダヤ的ともとれるメッセージを掲げた参加者を故意にズームアップする。(デモをけん制したい側のサクラじゃないかと思う。だって、新型コロナと反ユダヤって全く関係ないでしょ。)
イギリスでは、コービン兄が逮捕された。このお兄さん、もともとハードレフトですよね。この人が、メディアのいう所の「極右」的言論と全く同じ主張をしているのを、メディアは何と説明するつもりか?
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マイコヴィッツ博士 (セコイアの娘)
2020-05-19 11:21:05
マイコヴィッツ博士のプランデミックを見た。
Youtube Twitter Google Facebookらが削除に躍起になっていて、英語で検索してもひっかからない。日本語で試してみたらひっかかった。
https://beat-the-corona.tokyo/?p=2726
内部告発は、非常に重い。
これもいつ削除されるかわからないから、削除前に是非一見をおすすめします。
もし、彼女が頓珍漢なことを言っているのなら、これほどまでに削除に躍起になるはずもないし、彼女自身に対する激しい攻撃の理由が見当たらない。
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