スプートニクに出ていた、北朝鮮問題をどう解決したらいいですかについてのギャロップ調査の結果がなかなか興味深い。
戦争への免疫 北朝鮮問題の平和的解決に賛成なのはどの国だ?
https://jp.sputniknews.com/world/201710124177967/
左の薄い緑が外交的解決、右のピンクが軍事的解決手段。
日本とパキスタンが突出して、軍事的解決手段が多いのは一目瞭然。
ロシア、ドイツ、ブルガリアあたりが外交的解決が圧倒的、といったところ。
奇妙なのはパキスタン。どうしてこうなってるの?
アメリカ製メディアしかない、とかだろうか? わからない。
でさ、軍事的解決って何って話なんですよね。ミサイルを打ちあったり地上戦やったりしても、その後に、あるいはその中で外交交渉があって、最後にどうするかを決めるわけでしょ。
だから、まったく予測のつかない軍事的解決ってないわけですよ。つまり、こういう調査の言っていることも、正確には、軍事的手段を込みでやるべきか否か、なんです。
日本の場合、北朝鮮とどういう付き合い方をしていこうと思ってるんでしょうね。それがまったくわからないまま、やたらに、戦争だ、戦争だ、今すぐ始まる、なぜならアメリカ様が御決心なさるからだ、みたいなトーンでここまで引っ張ってきているわけだけど、どうするつもりなのか本当は何もプランがなさそうだってところが実際には一番怖いっすよ。
目的があって煽っているならまだわかるが。
いずれにしても、ドイツ、ロシアの軌道があっているという点にも注目かな。イラン・ディールで大きな役割を果たした経験があるわけだし。
その流れで来ましたね、ほんと。北に対する妙な強気って『暴支要懲』メンタリティなんでしょうね。あいつらは懲らしめるべきという。なんでだか知りませんがこの発想は解体したい、もう。