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イスラエル、ISのミサイル施設を爆撃だそうだ

2018-07-26 14:56:12 | アジア情勢複雑怪奇

白ヘル撤退騒ぎの結構詳しいレポートがゼロヘッジに載っていた。

More Shocking Details Emerge Of White Helmets Evacuation From Syria

https://www.zerohedge.com/news/2018-07-23/more-details-emerge-white-helmets-evacuation-syria

 

撤退時、シリアからイスラエルに抜けるポイントを、自分たちが撤退した後、火をつけて出たらしい。ある種、これってマジの撤退戦だなってな趣。

そうかと思えば、ロシアTASSが伝えてるところによれば、

イスラエルが、IS(イスラム国)の支配地域のミサイル施設を25日ピンポイントで爆撃した模様。

MOSCOW, July 26. /TASS/. Israel’s strike on the Syrian territory on July 25 hit militants and missile systems of the Islamic State terrorist group (outlawed in Russia), the Russian defense ministry said on Thursday.

http://tass.com/defense/1014848

 

ロシア国防省が言うには、経緯は、ISがイスラエルを攻撃し、そのターゲットをイスラエル軍が破壊した、と。

それについて、シリアのロシア軍は、テロリストの挑発を防いだイスラエル軍に感謝する、と言っている模様。

According to the Russian defense ministry, the command of Russia’s taskforce in Syria thanked the Israeli military for preventing a big provocation by terrorists and exterminating militants.

これは多分、ホワイトヘルメットの撤退とあわせて考えると、その地点のISのシステムを破壊するために、IS(つーかまぁ西側の誰か)が攻撃して、イスラエル軍が報復、という恰好を作ったのではあるまいか? そうだとすれば、イスラエルも事態を承認してる、ってことになる。

いずれにしても、折からの撤退とあわせて考えると、マジで西側が入れたある種の秘密軍は撤退してる、ということのようにみえる。まぁ、でもあと3000人ぐらいシリアにいるという説もあるが、雇用する側がやめたら大攻勢はできませんからね。

 

そしてのそのホワイトヘルメットの行方だが、カナダが50家族(250人ぐらい)を引き受けると言ったのはこの間書いたけど、ドイツも8人か8家族かわからないけど、なんせ8のホワイトヘルメットに、通常の難民申請を経ずに、居住許可を与えるんだそうだ。

The UK, Germany, and Canada have confirmed they will resettle the White Helmets members and their families, with German Interior Minister Horst Seehofer announcing Germany would issue residency permits to eight White Helmets, allowing them to bypass asylum applications.  

 

いやまったく、特別待遇ですね(笑)。

ホワイトヘルメットって、要するに広義のアルカイダグループで、そのアルカイダグループはイスラエルと一緒になってシリアを攻めてて、そのアルカイダグループの分派がISで、とかとか考えると、このへんの人たちって、要するに、西側諸国の「秘密軍」だったんだと思うよ。

前にも、2016年のアレッポ陥落の頃、どう考えてもこの扱いはおかしい(丁寧すぎる)ことからそんなことを書いた。一般にメディアも各国政府もこの人たちを自由シリア軍だのへちまだのと言ってみたり、しかし、アルヌスラはアルカイダだからテロリストとはなっているものの、みんな一緒に行動してるやんか、しかも、それを各国政府が憎むどころか、なんとかして、穏便にアレッポから救出しようとしていた。

これはおかしいだろうと思い、要するにこれらの一群は、実際には、西側諸国のお抱え、被雇用者だろうと仮説して、以来そう思ってみているんだけど、そうでないと自説を断念せざるを得ない展開にはなっていない。したがって、多分この説は正しいと私は考えている。

 

で、まぁ、多分これは、オバマによるシリア侵略にあたる部分のお片付け、なんでしょう。

その意味は、ガザ、ハマス etc.とのいわゆるパレスチナ問題にタッチしない恰好で、とりあえずこのオバマによるシリア侵略という、まったく余計だったものをまず切り上げるということではあるまいか。多分。

そういえ春先、ロシア(プーチン)がイランの行動に不満をもらしていたことがあったのだが、それは、イランとイスラエルの問題(いわゆるパレスチナ問題に近似)をこの特定シリア問題に持ち込まないでくれ、という意味だったんだろうと思う。

パレスチナ問題は、ロシア抜きに解決できない問題だと思うが、ロシアが片づけるべき問題ではないので、そこを一緒くたにして、結局片付かない、という恰好になるのを懸念していたのではあるまいか、と思う。

まずシリアの保全を確保してるとも言える。ここをいい加減にしておくと、いつまでも「巣」になるから。

 

で、オバマによるシリア侵略のお片付けが行われるのなら、オバマによるウクライナ侵略にもなんらかの展開があると考えるのが合理的である可能性はある。

と、ここで、イスラエルをウクライナのネオナチから引き離したことが役に立つ、ということではなかろうか。

ネタニヤフ、ロシア訪問&イスラエル紙のネオナチ批判

ネタニヤフとシオニズムと不滅の連隊

だんだん、非常に深いところに向かっている。


 


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1 コメント

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イスラム国の証拠焼却 (ローレライ)
2018-07-26 20:55:06
731部隊の証拠焼却にも似たイスラム国の証拠焼却ですネ。シリアに宝の山は渡さない.。
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