ペンス副大統領が来日しているが、またまた横田から入ったらしい。産経の記事には横田に着いたとあった。
明日は安倍ちゃんとお話する模様。
一方のアメリカでは、昨日から「怪談」のような話が出回ってる。ヒラリーが2020年の大統領選挙に出馬する意向があるのだという。元側近がワシントンポストに書いた。
日本語になっているところを見ると、これは「上」だか「深」だかの息が一応かかっているんでしょうね。
【寄稿】次の大統領選、ヒラリーはまた出馬する
https://jp.wsj.com/articles/SB11632224690678093907204584589491340316638
ヒラリーって、トランプに負けたんじゃなくて、フェアにやってたらバーニー・サンダースに負けていたってところが2016年のハイライトではなかろうかと思うわけだが、米民主党は懲りていないのか?
つまり、共和党はトランプがブッシュ家を蹴散らしたが、民主党はクリントン家を蹴りだすことができなかった、という話。
オバマはブッシュとクリントン家の中継ぎみたいなもの、という設計だったんじゃないですかね。アメリカのジャーナリストが、民主党政権のヒラリー周りの情報管理のだらしなさに呆れて、オバマ政権は、次にヒラリーに渡して、自分で8年、ヒラリーで8年と考えていたからあんなに緩い管理なんじゃないかと言っていた。なるほどなと思った。
いやしかし、私が思うに、これは、まだやる気あるぞと一部の誰かが言っているという「のろし」なのではなかろうか? 存在証明みたいな。
それはちょっと、今現在、イスラエルとハマスがガザでかなりマジな戦闘をやっているのと同期してたりするのかなとちらっと思ったりもする。
さらにいえば、日曜日の第一次世界大戦の停戦を記念した式典で、式典をホストしたフランス側が、なんらの二国間対談も行わないでくれと言ったことによって、式典がただのプロトコルだけのドライなものになったようだ、という事情とも似てるかもしれない。
ロシア側が、プーチンとトランプは話した、という点をやけに強調しているのは、ある種の路線がブレークアップしたわけではないことを主張しているのではなかろうか。
さらにさらに、オーストリアでは現在、オーストリアのオフィサーがロシアのスパイだったとかいう騒ぎに揺れている。ドラマチックに騒ぐのは止めろとオーストリアの大統領が出てきて言っていたことから見るに、オーストリア国内ではドラマチックに騒ぎ立てているのでしょう。
というわけで、これらすべてを総合するに、政治的ジハード主義者(笑)が諦めない、諦めないと反撃用意の狼煙を上げていると解してみることもできるように思う。
他方で、アフガニスタンではロシア外務省が主催してタリバンも含めた会議がモスクワで行われた。
ウクライナのドンバス地方では、「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」の首長選が行われた。
日本の新聞がおもしろい記事を書いていた。「親ロ派が当選」だそうだ。ドンバスはウクライナという歴史的にロシアでしかなかった地域の中でも、さらに、民族自己をロシア人、あるいはロシア語話者であると規定する人々がとても高いからこそ、キエフのナチ復活派を使った西側主導のクーデター政権に反対して分離運動を始めたので、ロシア濃度が高い人が勝つのはやる前からわかってる。あるいはどうやってもそうなる仕様しかあり得ないのに、何を言うんだろうといったところ。
■ カリフォルニアの山火事
カリフォルニアの山火事はまったく珍しいことではないのだが、今回のは犠牲者が出てるし、規模も大きいのだろうか。よく見てないが。
そんな中、トランプが、管理が悪いからだと言ったというのでまたまたトランプはバカだという話が一部では盛り上がっているようなのだが、しかし、控えめに言っても、現在のアメリカは、もてる力をフルに活用して山火事を出さないようにしようとしている国になっているか、といえば多分そうでもないでしょう。
例えば、最近示唆的なことがあった。
アメリカの航空サービスの会社が、このたび、ロシアのBe-200を購入することになった。
ロシアのBe-200というのは、べリエフ設計局が作ってる特殊作業用の航空機シリーズ。ロシア緊急事態省などが使ってる。ロシアも大規模山火事がある国。
今回、つい1ヶ月ぐらい前、米のSeaplane Global Air Servicesが当面4機(ひょっとしたらもっと)購入を決定したそうだ。こういうの。
Beriev wins separate deals for up to 15 Be-200s
https://www.flightglobal.com/news/articles/beriev-wins-separate-deals-for-up-to-15-be-200s-451788/
US to Fight Wildfires With Russian Firefighting Aircraft
https://russia-insider.com/en/us-fight-wildfires-russian-firefighting-aircraft/ri25344
で、この売買の関連記事を読んでたら、Be-200はボンバルディア(カナダ)のCL-415の2倍の水を汲めます、湖でも川でも対応できます、みたいなことが書かれていた。
ってことは、この手の人々の役に立つ特殊目的用の航空機において、アメリカとカナダというほぼ毎年山火事問題が騒ぎになる国は、世界最高、圧倒的に素晴らしい、人類はここまでしか出来ないんだという水準までの物を持っていなかった、という状況なんでしょうか?
人殺し用じゃないと儲からないので、人助け用のものは作れなかったと?
もう、笑うしかない状況なのかもなぁと思ってみたりする。
そういうわけで、まんざらでもないかもしれないわけですね、これは。
カリフォルニア火災は「お粗末な管理のせい」とトランプ氏⇒地元消防「ほぼ国が管理」と反論
https://www.huffingtonpost.jp/2018/11/11/california-forest_a_23586253/
リベラル帝国主義者の牙城カリフォルニア州は、断じてロシア製の航空機の使用を拒否する、とかになったりする??
お金の出所が違うんでしょうね。て、当たり前か。生活の助けになる物を購入しないで人殺しの道具ばかり購入する政府には税金納めたくないですね。真面目な話で。
公共投資であって雇用の問題だといういつもの言い訳は、消火機自前で作ってない(現行機もボンバルディアで、カナダじゃないか)って事で通用しなくなりました。やることなくて軍事でもって話じゃなくて人殺しが好きな変態が国を乗っ取って税金を着服していただけ。
いやでも、米とかEUのヒラリーだったら派に、恭順の意思とか考え直す意思は見えないですからね。まだまだでしょう。
べリエフ水陸は、中国も2機購入決定だそうです。
ペリエフの世界最大飛行艇が陽の目を見たのは嬉しいけど。