ドイツで、エルドアン大統領をちゃかしたと思しき曲が作られ、これがなんだか人気になっちゃったというので、駐トルコのドイツ大使が呼び出され説教をくらった模様。
しかし、そうはいってもこれってなんか上手くできてる。思わず爆笑してしまった。2分弱の短い動画。
Song: Erdowie, Erdowo, Erdogan | extra 3 | NDR
私はドイツ語がわからないから何を言ってるのかさっぱりわからなかったのだが、8時間ぐらい経って再度アクセスしたら英語の字幕がついていた。ついてもついてなくても結局同じって気もする。見ればわかる系の動画。
ついでに、ビューもこの8時間かそこらで30万ビューから80万ビューになっていた。これって爆発的ヒットじゃない?
※ そこから12時間。260万ビュー達成。大ヒットおめでとう!
中味は要するに驚くほどにデカい宮殿を立てたエルドアンの独裁っぷりを面白く描いている。
豪華なくらしっぷりのエルドアン。ボスポラスのボス、エルドアン。彼が嫌いなことを書いたジャーナリストは明日には獄に繋がれる 云々と書くと暗いんだけど、曲想が暗くない。諦めからなのかカラッとしてて、野卑てもいない。世の中ってこんなもんじゃね? ろくなもんじゃねーしな、飯でも食うか的なメロディーが素敵よ。
Erdowie, Erdowo, Erdoganのサビの部分が耳から離れない。
前にも書いたけど、エルドアンはジャーナリストを痛めつけるので定評(笑)があり続けて幾星霜、欧米では有名。だからここにきてそれが表に出て来て、ほーらみろーって感じを持つひとは多いでしょう。
でもって、メルケルがエルドアンと握手してる短い動画も盛り込まれてるけど、これも重要ファクターか。だって俺らってこいつと仲よくしないとどーもならんのやろーという、投げやりが過ぎて諦めにいくよりも茶化しに回ったみたいな感じもする。
ドイツは、メルケルがおかしい上に大連立体制なのでどこにも吹き出し口がない。
そこで、どうも個人が突発的に噴き出すような感じになっているのか。
去年から見てても、ちゃんとしたジャーナリストが「ドイツのジャーナリストは情報機関に買われてます」、私は証拠もあります、警察にもおっかけられてます、が、しかしこれは本当ですと言い出して、ドイツの新聞がどこも書評を取り上げない中口コミ(ネットコミ?)でベストセラーになってみたり、
そうかと思えば、NATO軍の情報がもれました、それによればNATOはロシアの軍事能力を高くかってました、とか、ロシアが攻めてくるとか嘘です、みたいな、当然といえば当然だろうけど西側は隠してる情報が出てくる時、その出元はドイツが多いと言われている(私もそう思う)。
そうかと思えば、やたらに街頭のデモが多発していたり、とか思っていたら今度は明るい投げやりソングが出た。
面白いといえば面白い。
でも、こうやってきてもドイツのエスタブリッシュメントは冷酷なので、計算づくで庶民を圧殺にかかるのは目に見えている。だから大連立を崩さず合法的な適度に緩いところを持たせた独裁体制でこのまま行くと思うんだよね。
そうなるとドイツ人は今後どうなっていくのか。怖いといえば怖い。今回のは楽しいけど。
日本と似てますね。ってか、日本とEUって同じプラットフォームで支配されてたなぁって感じが日々明らかになるって感じ。