なんでこんなニュースが日本語になっているんだろうと不思議。わざわざコメントがつく仕様になっている。
戦闘機11機の支払いは農産品で…インドネシアとロシアが覚書調印
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170808-00000039-jij_afp-int
【AFP=時事】インドネシアは8日、ロシアから購入する戦闘機の支払いに、パーム油やコーヒー豆、茶などを充てると発表した。インドネシアはロシアのセルゲイ・ラブロフ(Sergei Lavrov)外相の訪問も控えており、国際社会がロシアに科している経済制裁を国益につなげたい考え。
あれか、国際社会がロシアにかしてる経済制裁により苦境に陥るロシアと書きたかったのか。正しくは、米とその属国群が従ってる経済制裁って感じですけどね。
だけど、ドルを通すと、ドルを使う奴はすべて俺の奴隷という仕様がアメリカ様なので、面倒なことに巻き込まれる。だから、米の属国でない+ドルも使わない(自国通貨建て)の場合には制裁対象にならない、ってこと。
ロシアと中国との貿易は2017年これまで、対前年度比で25%増でした、とかいうのを数日前見たし、イランとロシアも倍増。ロシアとトルコはトルコストリームの建設に余念がない。
それにしても、コーヒー、お茶、パーム油、その他機械類でSu35を11機分ってどのぐらいの年月払い続けるんだろう・・・。
その間、インドネシアとロシア間の船の行き来があるわけだから、さらなる交易に繋がる可能性もある。多分、ウラジオ経由? でもアラビア海にもっていってイラン、カスピ海でロシア圏へ、というのも面白そう。
ロシアとイランは南北回廊で結ばれるから。
最近も、イランの開発省みたいな部門とロシア最大の鉄道事業サプライヤーTransmashholdingが、25億ドル(約2750億円)の契約を締結していた。鉄道車両生産のベンチャーで80%がロシア資金だそうだ。
When U.S. Sanctions Backfire: Russia And Iran Partner Up In $2.5B Deal
そういえば、去年ASEAN代表団がソチでロシアとのサミットをやっていたし、今回のASEANの会合でも、ASEAN諸国はロシアとのより緊密な対話を望んでいると表明し、ロシアはインドネシアのジャカルタにASEAN向けの事務所を開設するようだ。
ASEAN countries support closer dialogue with Russia
ということは、南北回廊によって、ロシア・イラン・インドが繋がるだけでなく、インド洋を介してインドネシア他の東南アジアと繋がるということでしょうか。
インド洋はヨーロッパ勢が来るまでムスリムの海だったんだからこれでいいような気もする。が、なんかこう、いつの間にかムスリム商人になるらしい、ロシア(笑)。
そういえばのそういえばで、海軍を増強するといっていたのは交易路の安全確保という意味でしょうね。
ビジネスとは違うけど、トルコ・イラン・ロシアが、シリアを落ち着かせるための枠組みを作って、カザフスタンのアスタナで会議をしているが、この会議は今回で6回目、今回はテヘランで行われるそうな。
で、この枠組みは当然に停戦の次は復興に関する主要なパートナー群になるんだろうから、これも将来の大きなビジネスチャンス。
ムスリム勢にしてみたら、自己の利益のために金だしてイスラム過激派を作って人々を苦しめた不心得者について行く義理はね~よ、というのが本音だろうなという気もする。