有名週刊誌The Economistが、敢然とグアイド支持をうち出した。
でまぁ、このポーズにピンと来たら110番って感じなのは、これはつまり、これまで多数の暴力的な革命運動をやってきた、ある意味プロのレジームチェンジ担当、オトポールの象徴的なポーズだから。
グアイドがどうやって作られてきたかはこのへん。
The Making of Juan Guaidó: US Regime-Change Laboratory Created Venezuela’s Coup Leader
RTは、そこよりもThe Economistに出ましたという点を重視している感じのする書き方。まぁ因縁ですから。
Je suis Guaido? Economist endorses Venezuela coup leader with Facebook profile change
https://www.rt.com/news/450281-economist-guaido-venezuela-cover/
The Economistは1843年以来やってる雑誌。婉曲的にはロンドンのシティーの方針を伝えるような雑誌。ロスチャイルドのプロパガンダ雑誌などと言われることもある。現在のところでは、グローバリズムとかネオリベラル経済を志す人たちのバイブル的雑誌といったものか。
で、ここが出してくることをお告げのように読む人というのは要するに属国メンタリティーを持った人と私はかねがね思ってる。だって、要するに、親方の方針を読んだら儲かる、多分だいたい行ける、みたいな調子でしょ?
しかしながら、この集団はなにせロシアを主敵にして150年、つか200年みたいな人たちであろうと合理的に考えてそう推測できるので、たびたび予想は当たらなかったんだろうな、などと思う。
冷戦時代読んでないから知らないけど、アレクサンドル・ソルジェニーツィンが亡くなった時の号を読んで、そこにある憎悪に心底驚かされたことだけははっきり覚えている。
プーチンに対する、度を超した、およそ考えられる限りの悪意を尽くした異常な中傷も続いている。
とりすました感じで存在しているが、実は憎悪と偏見に深く根差したプロパガンダ誌だというのが私の認識ですね。
それはちょうど、この文言を思い出させる。
私たちが実際提案しているのは、野心ではなく、共通の価値、共通の利益に導かれたものです。私たちは、国際法に準拠しつつ、私たち全員が直面している問題に共同で対処し、テロリズムに対する真に幅広い国際的な協調を作り上げる必要があるのです。反ヒトラーで連携したのと同様、こうした協調は、邪悪さと人に対する憎悪の種を蒔いたナチのような人々に対し断固として立ち向かおうという意思のある様々な人々を結合することができるかもしれません。
これは2015年にプーチンが国連総会でしたスピーチの一部。このスピーチから数日後にシリアに介入した。
国連総会70: プーチンのスピーチ
事実、ロシア人だけでなく、私たちが戦っているのは、そして戦うべきなのは、これらの邪悪さと人に対する憎悪の種を蒔いたナチのような人々だとしみじみ思う今日この頃。
'Do you realise what you've done?' Putin addresses UNGA 2015 (FULL SPEECH)
昔、悪の枢軸と宣わった御人、悪いのはどちらか。
悪の枢軸から悪の枢軸とよばれることほど、名誉なことはあるまい。悪から悪とよばれる=善。
祝:ベネズエラ、悪の枢軸入り。
政府自民党(安倍晋三)から名指しで、報道ステーションの次に『左翼番組だ』と攻撃されたサンデーモーニング(関口宏)なのです。
朝日テレビ系列の報道ステーションは即座に右傾化したの視聴を止める。
同じく毎日テレビ系のサンデーモーニングも右へ倣えで、やっぱり右傾化したが、それでも我慢しながら見ていたのですが、
ベネズエラ空軍司令官が暫定大統領支持を表明し、軍人に決起するように呼びかけたと報道。
事実なら大統領官邸の空爆による暗殺も十分考えられ
緊迫度が最高潮、もはやクーデターは止められないと、思ったのですが、
ネットで調べるとAFPなどはベネズエラ空軍の少将が云々、『これまでで最高位の軍人が』とあるだけ。
空軍司令官の文字が無い。ほぼフェイクニュースなのです。
このサンデーモーニングを面白いのは、他のメディアが怖がって放送しなかった例の『コロンビアに5000人』を報じていたこと、
櫻井ジャーナルはクーデターを批判している記事を書いているが、
これと対照的なのが左翼メディアと思われている田中龍作ジャーナル。
1行も触れていないで沈黙するが、実はツイッターでは露骨なクーデター派をリツイート。いわゆる民主主義とか進歩派が丸々インチキだった。