RTのスタッフによる記事。
西側メディアは、コロナウィルスがロシア人をもっと「殺してない」のを懸念してる
Western media concerned coronavirus 'hasn't killed more Russians'
https://www.rt.com/usa/488690-western-media-russia-coronavirus-numbers/
いやほんと、まさにこれでしょうと私も思ってた。
西側メディアは、先月ロシアの感染者数が増えて行った時、増えた増えたと大喜びしていた。
そして、それにつれてプーチンへの不満が出て国内は大変だのなんだのと書きまくっていたし、私は見てないけど日本のテレビまでプーチンは危機だ、危機だとやってたらしい。
この手の話は、だいたいThe Moscow Timesとか、聞いたこともない現地メディアが何か書く。
いかにもロシアの新聞みたいな名前だけど、たいていロシアにある西側資本のメディア。こういう時にこそ踏ん張るためにやってる。
ウクライナ危機の時の「現地キエフの情報によると」の元ネタがKiev Postという西側メディアだったのとまったく同じ作り。
シリア危機の時の西側メディアの情報源がロンドンにあるシリア人権監視団だったのも同じ作り。
つまり、この人たちは何にも取材なんかしてない。ただ捏造して、話を作ってる。
そして、シリア人が死んでシリア政権が倒れるようにと念願し、ロシア人が死んでロシア社会が混乱するといいのにと念願している。
で、今回もロシア人の感染者が増えていくにつれ、当然のようにイギリスやフランスのようにロシア人の死亡者も増えていくと待ってた。
待ってたけど、さっき書いたようにそうはならなかった。
(左から、感染者数、死亡者、100万人あたりの死亡者、検査数
Germany | 174,975 | 7,928 | 95 | 3,147,771 |
Russia | 252,245 | 2,305 | 16 | 6,188,102 |
Japan | 16,120 | 697 | 6 | 233,144 |
UK | 233,151 | 33,614 | 495 | 2,219,281 |
https://www.worldometers.info/coronavirus/#countries
100万人あたりの死亡者数だけ抜き出すと、他にはこんな感じ。順不同。
- ベルギー 773
- スペイン 587
- フランス 420
- イラン 82
- トルコ 48
一見してわかる。やたらに西欧州の死亡率が高い。
ロシア人がもっとたくさん死ぬといいなぁと思ってたのに、どうしたわけだかロシア人の致死率が低い。
こんなはずじゃなかった、これはロシア政府が隠しているからだとインチキ情報を書いてみたFT&NYT。
FTは、死亡者は70%多いだろう、NYTは、あと1700は死んでる、だそうだ。
これだけ出したんだから、ニューヨークタイムスとフィナンシャルタイムス(親会社日経)は、ロシア政府とロシア人に対して、なぜそのような数値が出てきたのか説明する義務がある。
とりあえず解除できてよかった&NYT訂正を要求される
■ ちゃんと見てない悪者
でね、FTもNYTもほんとーーーーに頭が悪い人たちが書いてるんだなと思うのは、再々書いている通り、ロシアの死亡率は、日本の死亡率が低いのと同様に、どう考えてもちょっとやそっとのデータねつ造でも、予防効果か何かでも説明がつかない。
上で見たように、100万人あたり、UKの30分の1、ドイツの6分の1。
だから仮にあと70%死亡者がいようとも、1700人余計に死んでいて隠しているのだとしても、それでも、ロシアの死亡率がUKを超えることはありそうにない。
そういう話。これは日本についても同じ。
そこから、BCG接種を子供の時にした人の免疫系が強化されている(訓練免疫というらしい)ことから症状の重症化が防がれている可能性があるのではないのか、という話が出て、現状既にいろんな研究者がかかわってる。
あとは、治療法の問題ですね。ロシアはメフロキン主体でやると宣言して、そのままやってると思われる。3月29日に書いた記事。
■ ロシア、メフロキン有効説
折も折、ロシアの連邦医療・バイオ機構(Russian Federal Medical-Biological Agency (FMBA) )が、土曜日、同じく抗マラリア薬として古くからあるメフロキンが有効、これに基づき治療法を確立すると声明を出した。
Russia presents Covid-19 TREATMENT based on existing anti-malaria drug
https://www.rt.com/russia/484364-russian-drug-treatment-covid19/
この後もしこれを主軸でやってきて、現在のロシアの結果であるのなら、メフロキン有効説の結果は良かったという話になるでしょう。
で、NYTとかFTといったところは、これらの人の健康にとって重要な問題を無視して、しかしながらロシア人がたくさん死んでないという彼らにとって見逃せない問題があるもんだから、たどり着いた結論が、よーしデマ流してロシアを混乱させてやろう、だったわけですね。
まさに邪悪。他に言いようがない。
■ メフロキン続報
上でメフロキンはその後どうなったのかと書いたので、検索してみた。
なんと、15日付けで、ロシアの当局者は、
前臨床試験でメフロキンはコロナウィルスの細胞変性効果を止めるとの結果を得ている
と言っている。
Pre-Clinical Trials Show Mefloquine Stop Coronavirus Cytopathic Effect, Russian Official Says
感染後48時間以内の投与で、細胞変性効果は100%止まったらしい。その後の投与でもそれなりの成果が出てる模様。
"The pre-clinical trials were held and [they] showed that this medicine, Mefloquine, fully suppresses, 100 percent, the cytopathic effect of the virus in 48 hours after the infection but in a very small dose, 2 micrograms by 1 millilitre," Skvortsova told a press conference.
つまり、この変化しやすいと言われるウィルス対して非常に良い対応となる、ってことでしょうか。
そして投与が早ければそれだけ結果は良好。であるのなら、
試験しまくって患者を片っ端から見つけ出して治療をすれば、それだけ良い結果に寄与する。なるほど。
あと、前から、ロシアで市販されている一定の抗ウィルス薬が有効なんじゃないかという話も読んだ。安価に手に入るらしい。
いずれにせよ、これって広く一般人には良い知らせだが、西側の大製薬企業にとってはありがたくない情報に違いない。
最初の頃ちょっと言われた通り、西欧州各国ではどうもちゃんと効く薬が安価で手に入るのにそれを使わなかったことで初期対応に失敗したのではないのか、みたいな話はだんだんと本当なのかもしれないという気がする今日この頃。
クロロキン&メフロキン
ますますあやしいコロナ騒ぎ。
そして、ますますわからない日本の対応。でも、結果オーライの部分は確かにあるので、病気に関してはあまり悲観する必要はないと思う。むしろ行政と専門家が問題(泣)。
なんとまぁ、LAでは自宅退避命令が8月末までに延長された。私の住む町も延長されるかもしれない。こんな非人道的なことを、いつまで続けるのか。私自身、既往症があるため、高リスクなのだが、こんなブロイラーのような生活(閉じ込められ、強制的に効果が疑問視されるワクチンをうたれる)をして長生きするより、たとえリスクがあっても外を自由に飛び回りたい。寿命の長さと引き換えに(しかも自宅退避の効果さえ実際のところ不明)、人間の自由、尊厳をこれほどまで簡単にギブアップしてよいのか?
ロシアの対応は、本当にプラクティカルだと思う。
8月末までって!!
ホントにアメリカはマジで囚人化政策してる感じがします。その間に何かやってくるんじゃないかとそれも心配。
抗マラリア薬が効くと中国も言ってたし、ロシアで多人数でさらに有効性が出てるのに、それがメディアで話題にならないことが、マジで大事件。