過激派を飼っていると必ず痛い目にあうというのは、シリアで十分だっただろうに、ウクライナでもまた起こっている。
ヨーロッパ側に100万人以上のウクライナ人が逃げたわけですが、その多くの人は普通に環境が危険だから逃げたのだろうと信じますが、当然のことながら、これまでのバンデラ体制はよかったが、そうでなくなるなら俺はまずい、という人も含まれる。
そして、アゾフなどの、ウクライナ軍ではなくて実体は私的暴力組織に過ぎないものにトレーニングをしていたCIAだかNATOだかの人たちが、ウクライナ最西部からポーランドに陣取っていると言われている。そこから、衛星で得た情報などを知らせているんだって。
それらの人たちはプロの傭兵の雇用者なので、そのつながりで世界中からそういう仕事をしたい人たちがポーランドあたりに集まる。
つまり、ウクライナ最西部からポーランドは、シリアのモデルでいうところのイドリブになるのだろうと思う。
(シリアでは、アレッポなどの大都市を解放する際に、ロシア、シリア、イランが介入して、テロリストを一般住民の居住地から追い出し、武装解除して一般人になるならそれでもいいが、なりたくないコアのテロリストさんたちには、軽武装までは許すからトルコ寄りのイドリブ県に行け、という措置を取った。イドリブ県はテロリストのメッカとなるが、それらの処遇は飼い主が考えろ、ということ。結果、今もいる。)
そして、ポーランドはEU内の国なのでその人たちは自由にヨーロッパ各国を移動する。どうなの、ヨーロッパ、と思わずにはいられない。
■ 生化学兵器のラボ
ウクライナの中の話としては、昨日から今日は、ウクライナ国内のバイオラボの話が話題。
6日から7日にかけて、ウクライナにはアメリカの軍が資金を出したバイオラボが多数ありました、というロシア軍からの公式の発表が出て、それを、ロシアだけでなく、中国外交部も、米国は30か国に336カ所のバイオラボを持っている、ウクライナだけでも26カ所ある。どういう活動をしているのか知らせるべきだろう、と言い出す。
米国は30か国に336カ所のバイオラボを持っている、ウクライナだけでも26カ所。その活動を知らせるべきだ、と中国外交部が表明。 https://t.co/LP5IAbuptM
— DEEPLY JAPAN (@DTJTakumi) March 8, 2022
そこから、同じころ、アメリカでは上院で公聴会が行われ、なんと、あのビクトリア・ヌーランド婆が登場。質問者はルビオ。
ルビオが、ウクライナにはバイオ・化学兵器の研究施設があったのかと問い、ヌーランドは、
ウクライナには研究施設があり、私たちは今ロシア軍がそれらの研究資材を取るんじゃないかと心配している、と答え、
ルビオが、もしバイオ攻撃があればそれは100%ロシアの攻撃で間違いないですね、みたいなことを言って話を締めくくった。
Ukraine has "biological research facilities," says Undersecretary of State Victoria Nuland, when asked by Sen Rubio if Ukraine has biological or chemical weapons, and says she's worried Russia may get them. But she says she's 100% sure if there's a biological attack, it's Russia. pic.twitter.com/uo3dHDMfAS
— Glenn Greenwald (@ggreenwald) March 8, 2022
ともあれ、確かに、バイオラボがあることは認めたわけだ。
この間まで、ないと言ってなかったか(笑)。多分、ネット上で多くの人たちが「ロシアのプロパガンダ」を話しているので、防戦してやろう、みたいなつもりで2人で猿芝居を組んだのでしょうが、あることはもはや覆せないと思って、そこは認めてしまった、と。
だがしかし、それで収まるわけもなく、今度はロシア国防相がブリーフィングしてる。
バイオラボに関するロシア国防相のブリーフィング。
— DEEPLY JAPAN (@DTJTakumi) March 9, 2022
A briefing on the medico-biological US activity in Ukraine https://t.co/QvO1NbkIV6 @YouTubeより
■ 思い出してみるに
この成り行きがどうなるのかは興味津々ですが、思えば、1年数カ月前に、ロシアRTが、1945年8月のソ連の満州侵攻によって731部隊の拠点を抑え、その後ハバロフスク裁判があってというドキュメンタリーを作っていた。
その中で、グルジアにあるバイオ施設がアメリカの資金で作られているが、グルジア当局が何をしているのか尋ねても、通り一遍の文書回答があるだけで、住民の問いには答えていない、という様子が語られていた。
まぁ、だからこそ軍の管轄にして、他国政府を傀儡化してるわけだわな、と思うと、この相似に寒気がする。
ひょっとして、ひょっとして、これは今回の件に対するヒントだったのだろうか。どちらも同じように、確かに、実行者を追い出さないことにはわからない、という展開。
Death Factory. Japan's secret Unit 731 – where biological warfare was conceived | RT Documentary
アメリカが「許した」731部隊とナチ残党
どうなるかわからないけですが、わかるのは、US/NATOは、ウクライナを傀儡化することで、好き勝手な場所にしていたのは本当なんだなという点。
そして、アメリカもヨーロッパも、ウクライナにおいて2014年、アメリカとEUが主導して、選挙で選ばれた正統な大統領を追い出した暴力クーデターを実行したという事実をいつまで伏せておく気なの?
この有名な出来事がなかったものとにされている、できる、というのがアメリカの病んでいるところ。でも、知られていることは知られている。つまり絶望じゃない。 https://t.co/kHh5k5wqGg
— DEEPLY JAPAN (@DTJTakumi) March 7, 2022
張本人たちが米国大統領となり、そのスタッフとなり仕切っているというこの事実は恐ろしいことではないですか? これらの悪人たちのコントロールに従って、そのために自国経済にさえ負の影響が出ているわけだが、いつまでこの人たちを放置するのだろうか。
ロシアの問題というより、実は西側各国の問題の方がとても大きいわけだが、そうであればこそ、毎日毎日、ロシアがロシアがロシアが、なんでしょう。それはちょうど、毎日、ロシア疑惑、ロシア疑惑、ロシア疑惑だったように(そんなものはなかったとわかっても、知らん顔)。どこまで行くの?
■ オマケ
また後で引用することもあると思うけど、今日はもう一つ発見があった。
ロシア国防省、2022年3月のドンバスに対する攻撃に関する、2022年1月22日付けのウクライナ国家親衛隊司令官による命令書を見つけたらしい https://t.co/ncjbUEoidJ
— DEEPLY JAPAN (@DTJTakumi) March 9, 2022
https://quietsphere.info/presentation-ukrainian-war-crimes/
ウクライナ現政権による犯罪が暴かれています。こういう記事を書くのは複雑な思いがします。
とんでもない犯罪がバレてしまう、それを封じるための欧米のロシア叩きなんですね。惨い。ロシアの怒りで、その数々の非道を世界の人々が知る、それを恐れて、ロシアのメディア発信は封じれれてもいるんですね。生きている今、真実を知る機会に恵まれたこと、まさに感謝です。
ドンバスの虐殺、私は本当に恥ずかしい、まるで他人事の様に読んでいる自分に気づきました。いま、日本人として直視すべき重要な事柄の一つ、731部隊が戦中に大陸で犯した非人道的な犯罪と感じました。これを直視した上でなければ隣国との真の平和は築けないと感じました。中国やロシアが世界の真実の大国になりつつある現実に、日本も真実で外交関係を築く義務があるとも感じますが。