大揺れのアフガニスタンですが、ついにデカい爆発が来てかなり多数の死傷者を出した模様。
いわゆる自爆テロのようだという話もあるけど、ここらへんはどうだかわからない。
あと、何度も爆発があったという話もあるけど、そのうちの何度かは米軍が撤退にあたって持ってる爆弾などを処理しているから、みたいだ。タリバンが広報して、米軍の裏も取れてるようだ。
New explosions in Kabul conducted by US troops to destroy their equipment — Taliban
もしこれが本当なら、米軍は武器弾薬を置きっぱなしにして、テロリストに受け継がせるつもりなのだ、とかいう噂はすべて正しいわけでもない、となるね。
他方、バイデンはそれでも撤退すると主張してる。
我々はテロリストに抑止されることはない。我々のミッションが彼らに止められることはない。我々は退避を継続する。
Despite extraordinary dangers and risks, we were able to evacuate more than 100,000 people in just a matter of days. We can — and we must — complete our mission.
— President Biden (@POTUS) August 27, 2021
We will not be deterred by terrorists. We will not let them stop our mission. We will continue the evacuation.
だそうです。
まぁその、撤退したい人と撤退したくない人がいるのは初めからわかっていたわけで、だからこそここまで長引いた。
また、米軍が撤退したら、そこの住民たちに資金を投入して、扇動して
彼ら自身にテロリストになってもらい、
それによって、ロシア、中国国内のイスラム系を刺激する
つまり、ブレジンスキーのムジャヒディーン方式をもう一度やる、それが米だ、と主張する向きもいる。
wiki サイクロン作戦
サイクロン作戦 (Operation Cyclone) とは、アフガニスタン紛争中の1979年から1989年にかけてムジャヒディンに武器や資金の提供を行ったアメリカ合衆国中央情報局 (CIA) の計画に対するコードネーム。
サイクロン作戦 (Operation Cyclone) とは、アフガニスタン紛争中の1979年から1989年にかけてムジャヒディンに武器や資金の提供を行ったアメリカ合衆国中央情報局 (CIA) の計画に対するコードネーム。
だがしかし、イスラムのリーダーたちの黒い流れ(西側と協力してテロリストを養成する馬鹿野郎たち)は確実にあるとしても、果たして、そんなに簡単に現地民たちが再び大量に都合よく「テロリスト」になってくれるのか?というのは、誰にもわからない。
作られたテロリストの時代を終わりにするためには、そっちに燃料(資金)を投下する奴らを支援しないことが肝要。
イメージ映像に振り回されないことも大事。
やたらに、大変だ、大変だ、と騒いで兵隊を動かしたがる馬鹿野郎は、作られたテロの時代を終わりにしたいと考える人たちにとっては、敵。
私たちは、なんというか、日本の統治機構はまるまるテロ側だというのを認識しておいた方がいいいでしょう。だから、ムジャヒディーンを突っ込ませた方式が悪かったのだという反省が1ミリもない。
それに対して、アメリカ人は過去20年の無茶苦茶を通して流れに気付いた人は多い。だから、撤退支持が強い。
総じていえば、ナチ派は正念場。
参考記事
夢の「パレスチナ」はとっくにない&1979年イスラム過激派万歳同盟成立
■ オマケ
バイデン氏、ISISへの報復攻撃計画を指示 カブール空港での爆発うけ
バイデンは、ISの分派「ホラサン州」の指導者とその施設を標的とする作戦計画を練るよう軍に命じた。
中国、タリバンにそのテロリストを取り締まれ、と促す。
China urges Taliban to crack down on terrorism, after bomb attacks kill dozens in Kabul as result of US’ hasty withdrawal
ロシア、アフガニスタンでのテロを強く非難
また、さりげないけど、で、アメリカはISの居場所を知ってはったんか、へ~、との指摘がロシア外務省から出てる。
ちなみに、カザフスタンでも武器庫で爆発があって5名ほど亡くなる事件が今日起きている。
Death toll in ammo depot blasts in Kazakhstan rises to five people
ひょっとしたら、これはまったくの私の妄想だが、カブールの空港だけでなくもっと同時多発的だった、なのかも。しかし旧ソ連の中ではテロ屋の取り組みがつぶされていて、不発だった、とか? わかりません、まったくの妄想です。
国内に多数の部族集団がいて権力闘争が収まらない。
アメリカ・ロシア・中国もどうにもできない。
タリバンの一番の問題は彼らの権力基盤を支える
軍事力が周辺諸国と比べてあまりに貧弱。
米軍に対するゲリラ闘争は終わった。
それがこれから表面化してくるだろう。
それを抑え込むために必要な軍事力の整備には多くの資金が必要、最低10年かかる。
タリバンと周辺諸国がアフガンの安全保障会議を開催して具体的な手順を決めることができれば何とかなるかもしれない。
目撃者の証言からパニックになったアメリカ兵が近くにいた避難民のアフガニスタン人を見境なく殺しまわったテロ事件。これはベトナム戦争でも度々アメリカ兵や韓国軍が行っていた戦争犯罪です。