今日、ふと日経新聞の紙の新聞に目がとまった。それを見て、世の中たいていおかしいわ、みたいなことを思った。
だって、日経の一面が、新型コロナにアビカンが有効、ギリアドのレムデシビルも有効、4月にこの有効性が臨床実験で確定すれば、儲かりまっせ、みたいな話だった。
はぁ???でしょう。こんなの2月初頭には既にだいたい予想されていた組み合わせ。ウチのブログはどうやったかと検索すると書いてあった。
新型コロナ:ロシア、武漢からチュメニへ移送完了
抗マラリア薬クロロキンが有効 by 中国当局者
その後各国が有効治療薬を確定していったように見える。今週の話題は、キューバのインターフェロン Alfa-2Bとかいうのが有効らしいって話でしょうか。
要するに、対処療法的には重傷者はウィルス&細菌性の肺炎みたいになるから、それの応用編でいっているって感じではなかろうか。で、いずれにしても、こういう肺炎は基礎疾患がある人にとっては悪夢といったものなので、万能薬みたいなものを求めるのはそれ自体ナンセンスって気もする。
といったことで、そんなことを話している場合なのか、日経!とポカンとしてしまう。
経済新聞なら、この話でうなされていなければならないのではないの?
これ、3月18日付けのNYダウの10年チャート。スゴイわけですよ、ほんと。だいたいトランプ政権になってから膨らました部分が全部吹き飛びましたという恰好ですね。
これだけだと、早とちりして、史上初とか史上最悪とかいい出す人がいたりするかもしれないので、もっと長いの探して来た。30年チャート。まぁ今現在2008年よりは谷は浅いけど、崖が切り立ったまま反騰ってことはないから、もうひと押しくるんじゃないの、やっぱり。
という状態なんですが、たいしたネタでもないものを一面トップに持って来た日経。
ひょっとして古い新聞なのか?と思って日付を確認したぐらい。しかし、一面のトップ左には、トランプ政権が対策で1人1000ドルぐらい配るかも、みたいな話が出ていたので、ああ今のだと念押しされた。
オンライン日経はどうなのかと開けると、
ボーイングは「2020年のGM」か
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56974340Y0A310C2I00000/
2008年秋に端を発した世界金融危機では「米国の象徴」とされたゼネラル・モーターズ(GM)が翌年破綻した。100年近く世界最大の自動車メーカーとして君臨した巨人が米連邦破産法11条の適用申請に追い込まれ、米政府などからの公的支援によって辛うじて生き延びたのだ。
これもどうかと思うんだなぁ。つまり、確かに資金繰り問題でいえば、リーマンの時のGMのようになるかもしれないけど、問題はそこじゃない。
ボーイングの先端製造業としてのクォリティに疑義が突きつけられてるっつーことの方がさらにずっと深い問題でしょう。ラインでなんか作る系の製造業問題ではないよね。もっと上の方。
つまり、目先の資金じゃ買えないものが問題になってる。まぁこういうのは経済紙は苦手か(笑)。だって、この人たちは、お金で買えないものはないという信仰に生きてるわけだからね。
ということで、いやぁ、なんかいいんだろうかこんなんでと不安になる。なんか狐につままれたような気さえするぐらい。
富士フィルムも有難迷惑なんじゃないかって気もしますね。だって相応にリスクがあるから最終選択の薬剤としてストックされてるものでしょ。こんな風に知られていいんだろうか?
いずれにしても、肺炎問題より政治&メディアの重症こそ心配。既往症あるし、年取ってるし(笑)
集会禁止、外出禁止、入国禁止、国防生産法なるものの復活、はたまた食料配給にまで言及。
これは一体何のためのキャンペーンですか?
このコロナウィルス、そもそもこれほどまでに大騒ぎする必要があるのですか。
例えば結核と比較しても、死亡者数、発症者数も少ない。まだ感染が続くので、比較できないかもしれないが、それほどパニックになるほどのことですか?
犯人は誰問題も重要だけれど、私には、これが人為的なものであれ、自然発生的なものであれ、このコロナ騒ぎを殊更喧伝し、利用している者がいるように思えてならない。
MITでPHDとった知り合いの男が、トイレットペーパーがないとパニックになり、朝7時からコストコに並んだそうだ。シープルであるか否かっていうのは、学歴と全く無関係だ。紙がなけりゃ、水と左手で洗え。
買い物に行った。店は開いているのだが、棚にモノがない。まるで、バッタの大群に荒らされた後の畑みたいだ。
1980年代、棚に商品がないソ連の店をテレビで見ながら嗤っていたのは誰だっけ?
私の住む州でも、州兵派遣は時間の問題。戒厳令前夜。
日本は、このインチキくさい対ウィルス戦争キャンペーンを逆輸入しちゃ絶対いけない。
グレタを持ち上げた連中は同じようにこの状況を喜んでいることでしょう。しかし,喜ぶ理由は別のところにあります。
英米(あるいは本質的には英)はヘゲモニーの維持の手段を次から次へと繰り出してきます。ここ数世紀の歴史は常にそうでした。マスメディアとアカデミアを完全に支配しているので,新しいプランを容易に実行に移せるのですね。今回もその文脈で理解すべきでしょう。