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日経の一面が古いコロナネタだった:経済ショックはないわけ?

2020-03-19 15:31:53 | アジア情勢複雑怪奇

今日、ふと日経新聞の紙の新聞に目がとまった。それを見て、世の中たいていおかしいわ、みたいなことを思った。

だって、日経の一面が、新型コロナにアビカンが有効、ギリアドのレムデシビルも有効、4月にこの有効性が臨床実験で確定すれば、儲かりまっせ、みたいな話だった。

はぁ???でしょう。こんなの2月初頭には既にだいたい予想されていた組み合わせ。ウチのブログはどうやったかと検索すると書いてあった。

新型コロナ:ロシア、武漢からチュメニへ移送完了

抗マラリア薬クロロキンが有効 by 中国当局者

 

その後各国が有効治療薬を確定していったように見える。今週の話題は、キューバのインターフェロン Alfa-2Bとかいうのが有効らしいって話でしょうか。

要するに、対処療法的には重傷者はウィルス&細菌性の肺炎みたいになるから、それの応用編でいっているって感じではなかろうか。で、いずれにしても、こういう肺炎は基礎疾患がある人にとっては悪夢といったものなので、万能薬みたいなものを求めるのはそれ自体ナンセンスって気もする。

 

といったことで、そんなことを話している場合なのか、日経!とポカンとしてしまう。

経済新聞なら、この話でうなされていなければならないのではないの?

れ、3月18日付けのNYダウの10年チャート。スゴイわけですよ、ほんと。だいたいトランプ政権になってから膨らました部分が全部吹き飛びましたという恰好ですね。

 

これだけだと、早とちりして、史上初とか史上最悪とかいい出す人がいたりするかもしれないので、もっと長いの探して来た。30年チャート。まぁ今現在2008年よりは谷は浅いけど、崖が切り立ったまま反騰ってことはないから、もうひと押しくるんじゃないの、やっぱり。

 

という状態なんですが、たいしたネタでもないものを一面トップに持って来た日経。

ひょっとして古い新聞なのか?と思って日付を確認したぐらい。しかし、一面のトップ左には、トランプ政権が対策で1人1000ドルぐらい配るかも、みたいな話が出ていたので、ああ今のだと念押しされた。

 

オンライン日経はどうなのかと開けると、

ボーイングは「2020年のGM」か

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56974340Y0A310C2I00000/

2008年秋に端を発した世界金融危機では「米国の象徴」とされたゼネラル・モーターズ(GM)が翌年破綻した。100年近く世界最大の自動車メーカーとして君臨した巨人が米連邦破産法11条の適用申請に追い込まれ、米政府などからの公的支援によって辛うじて生き延びたのだ。

 

これもどうかと思うんだなぁ。つまり、確かに資金繰り問題でいえば、リーマンの時のGMのようになるかもしれないけど、問題はそこじゃない。

ボーイングの先端製造業としてのクォリティに疑義が突きつけられてるっつーことの方がさらにずっと深い問題でしょう。ラインでなんか作る系の製造業問題ではないよね。もっと上の方。

つまり、目先の資金じゃ買えないものが問題になってる。まぁこういうのは経済紙は苦手か(笑)。だって、この人たちは、お金で買えないものはないという信仰に生きてるわけだからね。

 

ということで、いやぁ、なんかいいんだろうかこんなんでと不安になる。なんか狐につままれたような気さえするぐらい。

 


 

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6 コメント

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戒厳令下の波国を思い出す (И.Симомура)
2020-03-21 11:25:23
セコイアの娘様の記事に戒厳令下の波国を思い出しました.商店の棚から商品が消え,残っていたのは食酢だけでした.日曜日には郊外で大きなバザールが開かれ,様ざまなものが売り買い交換されておりました.外国新聞社の取材もあり,悲しく思われる光景を積極的に撮影しておりました.日本の友人から戒厳令下の波国の窮乏について手紙が届き,大手新聞の海外欄に,「美しい婦人が靴の片方を売っている」という写真が載っていたというものでした.普通靴は左右同じデザインですから,片方を見せるだけで十分ですね.戒厳令下でありながらも,ワルシャワ大学日本学科はチェコ国境地帯の高原で日本語集中講座を開き,参加者二十数名で美しい木造山荘に宿泊しました.地階にはシャワーが七基ほどあり,いつでもお湯が出ました.麓の村まで買出しに出かけましたが,首都とは違い食品は潤沢でした.波国の石炭は青みを帯びたもので,新聞紙で着火します.この豊富な石炭で電力は賄われ,家庭暖房はなんと電熱式です.日本では考えられないような暖房方式なのです.東欧の社会主義国家は社会インフラを整備していましたから,国民が凍えるようなことは起こりません.山荘到着の夜は品数は少ないけれど,心のこもった夕食が出され,その後は村民も加わりダンスを楽しみました.良い思い出です.
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グレタの夢見た世界 (ミール)
2020-03-21 08:21:38
RT にも記事がありましたが,経済活動が大きく落ち込んで,空気も水も綺麗になり,まさにグレタ・ツンベリとその仲間たちが夢見た世界となりつつあります。

グレタを持ち上げた連中は同じようにこの状況を喜んでいることでしょう。しかし,喜ぶ理由は別のところにあります。

英米(あるいは本質的には英)はヘゲモニーの維持の手段を次から次へと繰り出してきます。ここ数世紀の歴史は常にそうでした。マスメディアとアカデミアを完全に支配しているので,新しいプランを容易に実行に移せるのですね。今回もその文脈で理解すべきでしょう。
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戒厳令前夜 (セコイアの娘@自宅軟禁中)
2020-03-20 12:23:26
連打失礼。
買い物に行った。店は開いているのだが、棚にモノがない。まるで、バッタの大群に荒らされた後の畑みたいだ。
1980年代、棚に商品がないソ連の店をテレビで見ながら嗤っていたのは誰だっけ?
私の住む州でも、州兵派遣は時間の問題。戒厳令前夜。
日本は、このインチキくさい対ウィルス戦争キャンペーンを逆輸入しちゃ絶対いけない。
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シープルはトイレットペーパーのことで頭がいっぱい (セコイアの娘@自宅軟禁中)
2020-03-20 04:33:20
アメリカはまるっきり戦時下だ。
集会禁止、外出禁止、入国禁止、国防生産法なるものの復活、はたまた食料配給にまで言及。
これは一体何のためのキャンペーンですか?
このコロナウィルス、そもそもこれほどまでに大騒ぎする必要があるのですか。
例えば結核と比較しても、死亡者数、発症者数も少ない。まだ感染が続くので、比較できないかもしれないが、それほどパニックになるほどのことですか?
犯人は誰問題も重要だけれど、私には、これが人為的なものであれ、自然発生的なものであれ、このコロナ騒ぎを殊更喧伝し、利用している者がいるように思えてならない。
MITでPHDとった知り合いの男が、トイレットペーパーがないとパニックになり、朝7時からコストコに並んだそうだ。シープルであるか否かっていうのは、学歴と全く無関係だ。紙がなけりゃ、水と左手で洗え。

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なんかホントにおかしい (ブログ主)
2020-03-19 19:15:28
ローレライさん、

富士フィルムも有難迷惑なんじゃないかって気もしますね。だって相応にリスクがあるから最終選択の薬剤としてストックされてるものでしょ。こんな風に知られていいんだろうか?

いずれにしても、肺炎問題より政治&メディアの重症こそ心配。既往症あるし、年取ってるし(笑)
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Unknown (ローレライ)
2020-03-19 19:01:21
第一面からアビガン富士フイルムのパブ記事を載せる恥ずかしい日経新聞。
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