昨日からの河野外相とティラーソン国務長官の、北朝鮮は貧乏して餓死しそうな人がいる、制裁は効いているんだ、もっとやれ、という発想につくづく極悪な世界だと思っているわけだが、その極悪さは何も他国人にだけ向けられるわけではない。
ティーラーソンは、制裁により一般の朝鮮人が苦しんでいることを尋ねられて、「それは体制が選んだ選択だ、どこにリソースを配分するかを決めたのは体制だ」と答えているんだが、まさしくそれはアメリカにも言える。
最近ちょっとした話題になっているカリフォルニアのテントだらけの都市近郊のビデオ。10分ぐらいあるがその間3分かそこらを除いて、ずら~っとテント、テント、テントが並ぶ。南米の都市とか、インドの貧乏な人たちの映像ではなくて、アメリカ合衆国カリフォルニア州オレンジカウンティーの映像。
California Homeless Problem
一説によれば、最初facebookにアップされて、24時間で500万ビューぐらい行ったところで、理由不明で削除されたらしい。しかしコピーがアップされて、あちこちに張り付けられている。
ホームレスの人たちのテントの写真というのはしばしばあるけど、かなり高速の自転車で撮影して、これだけの距離の間ず~っとテントが並ぶ映像というのはそう滅多になかったものとみえる。
アメリカではしかし、こうしたことは問題にさえなりようがない。みんなが騒いでも無駄。そういう国だから。
そういえばリベラルは昔騒いでいたようにも思うが(1:99%とかいって)、最近は他国人を餓死させたり、傭兵をしこんで他国人の居住環境を破壊するのに忙しい。さもなくば、トランプがいかにへんな人で、へんなことを言うかを糾弾することに忙しい。トランプを落としたところでホームレステントが減ることは普通に予定されていないと思う。
アメリカに付いてもこういう世界が待つ。それもこれもみんな体制の選択なんでしょうね。
これ、不動産バブルが影響してないだろうか。家賃の高騰で住む家を失ったのではないだろうか。ちなみに我が家もこの3、4年で家賃が1.5倍になった。それでも格安だから、動けない。ここ追い出されたら、行くとこない。持てる者と持たざる者の格差がこうして広がっていく。テント住人とその脇にあるコンドミニアムの住人のように。バブルの恩恵と弊害。リベラルは、セクハラだ、LGBTだと言ってないで、これを何とかしろ。