予定通り、ソチでプーチン、エルドアン、ローハニの各大統領が会い、シリアでの主要な戦闘部分は終わり、あとは政治決着だという形を見せつけた。
Putin, Erdogan & Rouhani agree on holding Syrian national dialogue congress in Sochi
Published time: 22 Nov, 2017 15:41
Edited time: 22 Nov, 2017 23:21
https://www.rt.com/news/410645-putin-turkey-iran-syria-talks/
で、どうしてこれが必要かというと、これでしょ。
US/UKはテロリストを逃がしました by BBC!
アメリカはシリアに居座ると言ってるわけですよ。テロリストを逃しながら温存して、どこかでまだ戦闘をたきつける体制を崩してない。
なんの根拠があってそんなことを言ってるんだと、一般アメリカ人ももう、いい加減あきれてるんだけど、軍&諜報というのの姿勢から見る限りやめる気がない。
混乱させておけば、そこに居座る根拠があると思ってるから、数々の蛮行を働いていると考えられる。
そして居座ったポジションを使って、次のシリアの政治決着にからもうとしているんだろうとも思う。
だから、それに対して、あくまでシリアの領土的一体性を守るべき、そしてそれを切る取ろうとした奴らに発言権なんかねーよ、と地元の国持ち大名たちが集まって結束を固めた、みたいな感じ。
そもそも、もう、アメリカに限らず、一般人は世界的に嫌がってますよねこの分けのわからないISとシリアの物語。
「マスコミに載らない海外記事」さんがタイムリーな記事を訳されていたので、リンクさせていただきます。
シリア、ロシアとイランは外交に移行、一方アメリカと同盟諸国は戦争を推進
Finian Cunningham
2017年11月21日
一方、国連安保理では、驚くべきことにまだこの春にあった、シリア軍は化学兵器を使った疑惑が問題になっていた。アメ主導で調査を続けるべきだとかいうんだが、その報告書およびその手法のインチキさ(そもそもまず大事な現地を調査しないというすごいやつなの)に、引いている人たちもいるんだろうが、アメの子分たちは、そうだそうだ~、みたいな破廉恥な取り組みをし、ロシアが防戦して、事なきを得ているところ。
ロシアのみならず、中国、カザフスタン、ボリビアが協力して、この4カ国が、手を変え品を変えの攻防戦に参加し、あと4カ国ぐらいの非同盟諸国が揺れて最後はロシアが拒否権で話を終わらせる、みたいな恰好で、そうなると世界中のアメ主導メディアが、ロシアがまた拒否権発動~、孤立しているぅううとか書くわけね。私たちが通常みているのはそこ。
安保理15カ国のうち上記の国を除いた、7カ国ぐらいが、何がなんでも、白が黒でもアメリカ様についていくみたいな恰好だった。しかし、これは結構見どころがある方で、大くの場合アメリカが10とか12を、問答無用で賛成させるというのが通常だという説もある。そして反対行動をとったら後で援助を与えないだのなんだのと「罰」を与える。どこが自由やねんってところ。
国連安保理を見ていると、アメリカとその仲間がいかにくだらない奴らに成り下がっているのかがよくわかる。はっきりそう思う。
日本では国連についてほとんどちゃんと報道しないから全然見えてない人が多いけど、世の中そんな国ばかりのわけもなく、このへんを見て、あかんな、と思う人も多いでしょう。アメリカ人のブロガーの人が、アメリカのヘイリー国連大使はアメリカ人に謝れ、情けないと怒っていたのを最近も読んだが、ここ数年こんなんばっかり。見た順にあきれる仕様。
私のお気に入りのAlex(お気に入りでないアレックスもいる、この名前の人多いから)が、国連でのやり取りを詳しくフォローしていたので、大変参考になった。この人は弁護士さん。
Russia outsmarts Nikki Haley in UN Security Council debate
http://theduran.com/russia-nebenzia-outmanoeuvres-nikki-haley-un-security-council-khan-sheikhoun/
左ロシア、右アメリカの国連大使。真ん中はチャイナの劉さん。いい味出してる写真なので貼っておく。
ロシアのチュルキン国連大使は昨年亡くなったので、現在は、Nebenzia Vassily Alekseevichさん。
差別的と言われるだろうが敢えて書けば、「雌鶏鳴けば国滅ぶ」を地でいっているような趣が実際ある。どうでもいいからとにかく、きーきー小学生みたいなことを叫ぶのはやめてもらいたい、このニッキ―米大使。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月23日から☆