地図で訪ねる歴史の舞台 日本 | |
帝国書院 |
最近たままた中学生の歴史の教科書を見た。大昔に比べるとずっしり思い本で、イラストが多用されていて、なんだかずいぶん楽しそうだった。昔は本当に読むだけ、みたいな本で、副本としてそれなりにイラストやら表組みが多用されたものを預けられたと記憶しているが昨今はどうやら逆らしい。教科書そのものがイラスト化されていて、それでは結局足らないからなのか、問題集めいたコンサイスなまとめのあるものが副本になっていた。
それはともかく、しかし、今も昔も変わらない点がひとつあると思った。それは地図が多用されていないこと。
歴史とはどこかで何かが起こった話なんだから、そのどこかの位置関係がわからないと話は半分だろうと思う。
そもそも地図なしでどうやって合戦を理解できるのだ!
そういうわけで、中学生には地図が主体の歴史ものの本を預けるのはとてもいいアイデアではないかと思うに至り、本屋でこの手にしてみた。
帝国書院だからなのか、紙がえらく重い点がちょっと私としては難点かとは思ったりもするのだが(これは好みの問題だが)、確かに詳しくていいと思う。さらに巻末にびっしり索引が付いていたのも好評価。しかし、ちょっと大人向けかなぁ・・・。