安全保障法制というより、これでどこでも米軍と一緒よ法案が通ったわけだけど、つくづくと思うにバカなことをしたものだと、この部分に関してはそれ以外の感想がない。
ただ、米軍と日本の自衛隊は事実上限りなく一体になってしまっていたわけなので、今般の事態はつまり事実婚状態から正式な婚姻へと至ったということかとも思ったりして、ちょっとおかしい。だから防衛省まわりの人たちは、これで私たちは正式に結ばれたのよ! もう日陰ものじゃない、みたいに浮かれている、と。
しかし、結婚すると相手方の親族と姻族とはいえ近しい関係となってしまう。今回もそうで、米軍クンは実はNATO家の家長であり、そこには多数の兄弟がいて、日本ちゃんは今後は米軍くんと共にその人たちの面倒を見る責任の一端がのしかかってきた、みたいな感じかしら? 愛人でよかったんや!って感じですよね、ほんと。
そんな冗談はともかく、解けない謎は、一体どうしてあんな馬鹿な委員会採決をする必要があったのか、だなぁ。もちろん問題点が次第に明らかになってきたんだから廃案が本道だと思うけど、そこを譲ったとしても瑕疵を修正するぐらいのことをしてもよかった。それもダメでも、60日ルールで衆議院に戻せばいいだけなんですよ。で、自民党(新自民党と呼びたい)の結束が崩れない限り、どのみち反対派の声なんか聞く気はないんだから、それで通るでしょう。
結局これは日程なんでしょう、多分。
で、9月末までに何がなんでも、なのか、それとも、9月中に完了しないと来年初め?だと思うけど法律の執行日がずれ込んでしまう、のどちらが問題なのか。
後者だとすればその時期に何らかの紛争を仕掛ける用意があってもう日本も組み入れられている(南スーダンの展開かもしれないしそうでないかもしれない)って話でしょうね。前者だったら、お金の話、でしょう、多分。国防総省が日本が参加してくることを前提に予算組んでる、って話。
(どっちにしても嫌だが、後者だったら、これは史上最大の悪ふざけだというべき。1年分の資金援助するからちょっと待てとでも言っとけ関係当局、って話。)
■ 議事録に残した参議院議員さんたち
それはともかく、昨夜は野党議員が鴻池委員長問責決議案の賛成答弁において、特別委員会の裁決のでたらめさをしっかり語っていた。これは評価する。こうやって何があったのか直後に国民の前で語り議事録に残しておくことによって、後で何か起こったのかを検証する際の手がかりとなる。
これら議員への敬意として私も夕べ見聞きしたことを記録しておきます。
福山哲郎議員
https://www.youtube.com/watch?v=9xoUbAXhiNI
「重要なことを言います。暴力的な強行採決の場面を思い出してください。
鴻池委員長が復席した。私は理事として、議事に合意していなかったので委員長に歩み寄った。
すると委員でもない与党議員が一気に駆け寄ってきて、委員長を取り囲みました。議事録には委員会の開会の時間が書いていない」
■ 議事録にない
ざっくり言って、さすが大日本帝国を復活させたい人たちは違うなぁ~と皮肉を言いたいものはある。彼らは、敗戦となった時、偵察の米軍が火事でも起こったのかと思ったというエピソードが知られているほどに、書類を燃やしに燃やした。
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