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中国、ロシアにウィルスゲノムを手渡す

2020-01-29 21:33:47 | アジア情勢複雑怪奇

中国当局が、ロシアに新型コロナウイルスのウィルスゲノムを手渡した模様。

ロイターはワクチン開発に着手と見出しを立てたけど、

ロシアと中国、新型コロナウイルスのワクチン開発に着手

https://jp.reuters.com/article/china-health-russia-vaccine-idJPKBN1ZS0WI

まぁ中国それ自体もワクチン着手はしているでしょう。

ロシアのTASSは、ゲノムを渡された、ワクチンの開発が可能になる、という言い方をしている。

China hands over coronavirus genome to Russia, enabling scientists to start on vaccine 

https://tass.com/society/1114015

 

この意味は、ロシアに信頼の担保を持ってもらおうって話じゃないですかね。つまり、中国が出しても、米やその子分が捏造してくる可能性を排除できないので、そうなった場合に、カウンターで主張してくれるロシアさんを立てた、みたいな感じではなかろか。

例えば、中国が誠実に対応しても、英米の機関が自分で変容させたウィルスを公表してくるとか、偽ワクチン作ってくるとか、etc. 何があっても驚くべきではない。

(既にネット上には多数の意味不明なガセ情報が流れてる)

 

率直にいって、こういう事態を前にして、西側の信用というのはもはや当然のものではない。

化学兵器禁止機関OPCWねつ造事件、国連に行く

 

再々書いてますが、シャレにならない事態なわけです。西側各国は、信用のおける体制、中立機関といったものをともあれ築いていたはずではあるし、今も部分的にはそうだと私は信じるけども、ここ数年で構造的にどうしようもないぐらいに自爆している。

つまり、例えばアメリカの疾病予防センターがちゃんとした仕事をしたとしても、メディアやその他後ろの方から出てくる政治勢力がワヤな話を作る可能性を排除できない。

(スコット・リッターはイラクに大量破壊兵器はないと専門家として主張しまくったが、米英の政治体制に粉砕された。)

そういえば、去年、ボーイングの飛行機がエチオピアで落ちた時、フライトレコーダーをどこに渡して調べてもらうかという話になった時、レコーダーはアメリカに行かなかったと記憶する。

今般の、イランの航空機もフライトレコーダーを西側の機関には渡してなかった。

 

ということで、中露の行動はそういう現状を反映したものなんじゃないかと思う。

 

■ オマケ

そういえば、OPCWといえば、2年前、2018年、シリアでの化学兵器と自国でのロシアによる化学兵器がどうしたこうした騒動でイギリスが異常な行動をしまくっていた時、ロシア外務省報道官のザハロワさんは、化学兵器を一般住民に使ってきたのは、誰だろうイギリスだと、1920年代、40年代の中東の例などをあげて非難していたものだった。

圧力に屈してたOPCW & シリア空爆から1年

何かここにくすぶってるものが片付かない中、ウィルスとは気持ちが悪い。


 


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