パキスタン:「タリバン運動」がイスラム国支援を表明
http://mainichi.jp/select/news/20141006k0000m030027000c.html
【ニューデリー金子淳】パキスタン最大の武装組織「パキスタン・タリバン運動」(TTP)は4日、イラクなどで勢力を拡大しているイスラム過激派組織「イスラム国」を支援すると表明した。ロイター通信などが報じた。TTPはイスラム国と対立する国際テロ組織アルカイダとつながりが深かっただけに、イスラム国への支持表明は南アジアの他の過激派組織にも影響を与える可能性がある。
パキスタンがまた戦場になるのかぁと思った。そして、やっぱりこれはエントリーしておこうと思った。
Plans for Redrawing the Middle East: The Project for a “New Middle East”
By Mahdi Darius Nazemroaya
Global Research, June 14, 2014
http://www.globalresearch.ca/plans-for-redrawing-the-middle-east-the-project-for-a-new-middle-east/3882
Global Reasearchというサイトは、いわゆるオールタナティブ・メディアというやつで結構昔からあるところ。10年ぐらいあるんじゃなかろうか? チョムドフスキーさんというオタワ大学の先生が主催しているんじゃないかと思う。だいたい反グローバリズム系、ほぼロシア擁護、というのが基調のところといっていいかと思う。
だから、それはそれなりに見ているんだけど、この地図はそういう人たちが作ったわけではなく、米軍の中佐が作成し2006年に発表され、NATO軍の訓練で使われたとこの記事は書いている。
で、このこの地図がもしなんらかの「指標」だとしたら、今回イラクが割れて来たことも不思議じゃない。でもって、パキスタンも大きく割れることになっている。
赤字で書いてある国名は領土を減らすところ、黒字は領土が増える、または新設されるところ。
どうなんでしょうねぇ。
私が一番気になったのはトルコ。クルディスタンがここまで取るってトルコは認められるのか?さらに、黒海への出口もついてる。
で、上の記事でもそこに触れられていて、この地図が2006年にローマにあるNATO国防大学で表示された時、トルコ軍将校が怒ったらしい。しかしこうやって表に出されるまでに米国の国防アカデミーではある種の承認を得ていた、ということらしい。
しかし、だったらトルコは今回、というかここ数年シリア政権打倒のために思いっきり踏み込んだのはまずかったんじゃなかろうか。だって、シリアを削るという行為がそもそもこのマップへの第一歩だろうに。どうなんでしょうか。
この通りになるかどうかはともかく、いずれにしても、ISISがある日突然出てきてアメリカも困ってます~とかいうのは、まぁその、ね~よそんなのってことは間違いないと思う。さらに、日本で、アメリカは中東政策に失敗したとか言ってる人がいっぱいいるけど、それも違うと思いますです。イラクを壊してイラクという国家を支えようとする人々を崩しただけでまず第一歩は大成功でしょう。