毎月楽しみな西田昌司先生の「西田ビジョン」。
冒頭の図を見れば、日本の過去20年ぐらいが少なくとも何かおかしいとわかる。
西田ビジョン「西田昌司×大石久和 国土対談」VOL.2 「『公共』に理解が乏しい日本」
といってこのビデオだけがこういうことを言っているわけではなくて、過去1,2年にかなり語られている。このビデオはそのまとめみたいな感じで聞きやすい。
ただ、大石先生のお話はおっしゃっていることの射程が長く、80年代からの来し方を適当にはしょってないからなおさら信頼できる。たしかにそうだったなぁ、とマスコミで主流だった諸発想がよみがえることが多い。
しかしこう、それでいったいどうするのよ日本、ではあるなぁと思う。
つまり過去10年ぐらい、成長しちゃった国はもう成長しないんだからこれでいいんだという思い込みがしっかり国民の多数に食い込んでいると思う。特に中高齢の人の頭の中に。結局それはその人たちが単に人生の終盤になった、というだけの話なのに、日本そのものが終盤になったみたいな議論を平気でする人が多い。これを覆すのはそう簡単ではないと思うのよねぇ・・・。