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シリアでも米のゴールド問題発生

2019-03-02 12:33:11 | アジア情勢複雑怪奇

アメリカがマスコミを従えて軍事行動を起こしたり、テロ支援をする時にはかならず、人道的危機が起こっていて、俺らがいかないとならないのだといわんばかりの仕立てをするわけだが、その過程ではしばしば「金(ゴールド)はどこ行くの?」問題が起きている。

リビアの金はどこ行った問題

2018-03-09 23:36:03 | 欧州情勢複雑怪奇

リビアでもあったし、ウクライナでもあった。多分イラクでもあったし、他でもあったんでしょう。

今回は少し仕立てが違う。シリア、トルコの現地報道をまとめたものがzerohedgeに出ていた。

US Army Takes 50 Tons Of Gold From Syria In Alleged Deal With ISIS

https://www.zerohedge.com/news/2019-03-01/us-army-takes-50-tons-gold-syria-alleged-deal-isis

 

シリアに居座ってるISがイラク、シリアから略奪していた50トンのゴールドを、米軍がヘリで運んだ。どうやらこれによってISの安全な通行が保証されるらしい。

つまり、米はテロリストと取引してるんですね、という大笑いの話でもあり、考えようによっては、自分であちこちから略奪しないで、ISにやらせといて最後に大量輸送したとも言える。

シリア、イラクの諸都市のお金持ちとか公的機関からちまちま盗んでたものなのかな、など想像する。

スマートというべき? 

 

そして、シリアには、北東部と南東部に少数まだ米軍さんは残ったまま、出て行く気なんかさらっさらない。ISとは到底他人じゃない、少なくとも知り合いなんだなとしか思えないし(笑)、クルドの親方みたいな位置取りでもあり、なんか勝手に合法プレーヤーみたいな顔してる。

アメリカでは大統領がISに勝ったとか言ってたけど、そもそもお前が引けばいいだけやん、という話だが引けもしない。本当にシリアで邪魔者を退治したのはロシアとイランだとみんな知ってるのに、俺たちは勝ったのだとか言うから嘲笑されるとも言いますが。

いやしかし、米または西側の盗賊魂とでもいうべきこのガッツは凄いね(笑)。

ベネズエラの国営企業の米国内利益を一方的に押さえ、渡さないというスゴイ判断をしてるし、英中央銀行は預かってたゴールドをマドゥロ政権に渡さないと平気の平左で言うわけだし。

ベネズエラ:ほとんど海賊にあったようなもの

 

考えてみれば、もともとイングランドは海賊で儲けてそれを元手に資本主義でござい、みたいな仕組みを整備して、それによってできた制度的優位性から利益を受けて来たわけだから、元はそんなものともいえる。

また、日本軍もシベリアでロマノフの金塊運びを手伝った(盗んだ?)ことがあるわけだから、これは現在のISと同格だったとみることもできるのかもしれないし、その後も各国に侵入するたびにこんなことをしていたんでしょう。そして最後にそれがどこにあるのかよくわからない、というのも今と似てる。

 

■ オマケ

今考えると、2012年ぐらいからドイツがゴールドの本国送還を始めて、2年前までに半分は戻したというのは、正しい判断だった。

そして2012年というのはつまり、リビアでガーダッフィが殺され、リビアが略奪された年。

ドイツのゴールドの半分はまだ海外だ

 


 


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