雨の日に拾われた猫の話

2006年初夏、しとしと降る雨の夜に拾われた二匹の子猫。
リツとコトと名付けられOL一人との同居生活が始まった。

北海道の思い出 その3

2008-10-15 13:20:04 | 日常のこと
【3日目】
北海道旅行最終日。
定山渓温泉を後にし、向かったのは小樽。
でも、その前に友人が助手席でぼそりと「アイス食べたい」というので
山道の途中にあったソフトクリーム屋さんに寄ることに。
すると出迎えてくれたのは、





               愛想笑いなんてしないわよ。






極限まで愛想のないヤギ。
観光客にいじられまくっただろう彼女は悟りの境地へ行ってしまったのだろう。
ただひたすら薄眼で前方の山々を見つめるだけ。





        R)「あ、あの…」       プイッ!






仙人の気分を害してはいけないと思い、今度はうさぎ小屋の前へ。
ウサ口密度が過密しすぎではないかと心配になるほどウッサウサ。
しかも子ウサギがいるところをみると、まだまだどんどん増えていきそうな気配。





                  うっさ~!!






試しに、ヤギと同様少しの貢物をおりの前に献上してみると、





                 ぎうぎう…ぎうぎう…ぎうぎう…






子ウサギがわんさか集まってくる。
な、なんてかわいいんだ(T_T)

あまりの可愛さに時間を忘れて動物たちと戯れる大の大人約2名。
「さて、行こうか」と立ち上がった時には、本来の目的(アイスを食べる)を果たす
には体が冷え過ぎていてあえなく断念。
しかし、心はほっこほこになって車に戻り、一路小樽へ。。。





                小樽運河に到着♪






向こう側に見える山々もすっかり色づき、しっとり濡れた町並みはとても趣深い。
北一硝子やオルゴール堂を見ながらぶらぶらと散歩し、ちょうどお昼時に。
小樽といえば、もちろん





                   THE 寿司 !!






カニ・大トロ・いくら・海老をそれぞれ2カンづつ。
あぁ、もう見た目にも贅沢すぎる。。。
本当に本当に本当に、おいしかった。。。
これを食べるためだけにもう一度北海道に行きたいくらい。

名残惜しさを振り切って、札幌へ戻る。











大都会を馬車が走る、メルヘンな街札幌に到着。
一方通行道路や歩行者・自転車・渋滞に加え、馬車にも気をつけなければならない
車の運転主にはストレスの多い街、札幌。
それにしても、街路樹は大きくきれいに整備されていて町並みはさすがという感じ。





        ↓4代目 銀太2号クンと時計台






山の中から出てきた我々は、あまりの人の多さに圧倒され
街中をぐるりとドライブしただけで退散。
そそくさと都会のオアシス、羊ケ丘へ向けて出発。





                    クラーク博士像






さっきまで重く垂れこめていた雲はどこへやら。
青空をバックに「大志を抱け!!」と喝を入れられ、気合が入る私。
そろそろ太陽が地平線へと吸い寄せられるこの時間。











札幌の街を見下ろし、最後の北海道をこの目とデジカメに焼き付ける。
私はやっぱり、空が広い所が大好きなのだ。ということも再確認。

さよなら雄大な北の大地、北海道。
また(寿司を食べに)来るその日まで。






【追記】
今回リツコトにはお土産なし!
リツコト保育園の園長先生たちには、いくらとカニとカニミソを持参し、
また次回旅行に行く時は預かってもらえるようお願いしておいた。















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北海道の思い出 その2

2008-10-12 20:01:48 | 日常のこと
北海道旅行2日目

登別温泉から定山渓温泉への移動の日。
登別駅前には大きな鬼の像が。。。
駅はとっても小さくて可愛い感じ。
駅構内入り口にはヒグマの剥製が。











そこからすぐに山道へ入る。
走ること30分(くらい・・・たしか・・・)。
紅葉が美しい山々を通過して、オロフレ峠へ。
峠の気温7℃。
麓から吹き上げる風が強く、さらに寒く感じる。











友人がなぜかとても行きたがっていた昭和新山。
ここは、登別の地獄谷と違って噴出孔の近くまではいけない。











が、しかし、











ねこが6~8匹お住まいのようで、生後2ヶ月くらいの美人こねこと、
自由な感じで子育てしている母ねこに遭遇。
母ねこがさっさと歩いていってしまうと、その後をぴーぴー鳴きながら
ついて回る赤ちゃんねこ。
その回りでかまうでもなく、無視するでもなく温かく見守る親族ねこたちと人間。
そのバランスがとてもよい。





                     よっ!!







そして、昭和新山にあるクマ牧場へ。
月齢年齢別に分かれたクマたちがお出迎え。
予想に反して、なんだかとってもフレンドリー。





           リンゴげっとー♪






しかし、本来野生に有るべき生命がコンクリートと鉄格子に囲まれた狭い空間に
押し込められている姿は、どうしても違和感と息苦しさを感じる。
もちろん、山里に下りてきてしまったり、交通事故にあったり、クマ牧場にいる
理由はさまざまだと思う。
北海道各地にこのような施設がある理由はなんとなく分かるが、おやつをもらおうと
野性を隠し、手を上げるクマ達をみて少し悲しい気持ちになった。











アライグマ達も同じく。
おやつほしさに、つぶらな瞳で上にいる私達を見上げてくる。











2本足で立ち上がり一生懸命おねだりする者、ゆったり構えて欲しがらない者、
性格はアライグマそれぞれ。
このひたむきな表情と体型とおっとり動くそのしぐさで、我が家で待っているリツを
思い出し、突然ホームシックにかかった。
別れてからまだ1日半しか経っていないというのに。。。











紅葉美しい洞爺湖湖畔。
今にも雨が降り出しそうな重い空。
とても秋らしい風景。











そしてなぜか湖畔には顔が落ちていた。
どうも、その意味が分からないが。。。











今日のランチはジンギスカン♪
ただひたすら美味しく・安かった!


そして、今回の旅行で最高のサプライズ!




                ↓↓↓






運転する私の前方を大きな黄色い物体が通過。
「○△□×♪※~!!!!」
と言葉にならない我々を置いて、しれっと道路脇の草むらに座り込むキタキツネ。
前からも後ろからもまったく車が来ないことをいいことに、車をど真ん中に停めて
シャッターを切った。











すっかり冬毛に変わってふわふわなキタキツネ。
素敵な旅の1ページをありがとう。












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北海道の思い出 その1

2008-10-09 20:17:46 | 日常のこと
北海道旅行はあっという間に過ぎて行った。
実は私、今まで3回北海道を訪れているが、雪に埋もれた新千歳空港以外知らないのだ。
毎回、空港で飛行機を降りると次回土(雪?)を踏むのはゲレンデの上。
という感じだったので、実質、北海道を観光したのは今回が初めて。
やはり2泊3日じゃあ駆け抜ける感じしか残らない。
次回は絶対にもう少しロングスパンで旅行計画をたてたいと思う。

1日目。
羽田発8:30の飛行機で1時間30分、あっという間に新千歳空港へ。












新千歳空港の建物を出てすぐに空気の違いに気付く。
からりと乾き澄んだ空気。
それでいて植物が息づいているのがわかるような濃い凛とした空気。
気温も関東に比べて5℃以上低い。
レンタカーを借りて一番最初に向かったのは、











新千歳空港に程近いノーザンホースパーク
さまざまな種類の馬を展示放牧している。
曳き馬や馬車に乗ることもでき、小さい子も楽しめるし、
競馬の「人気種牡馬が多数繋養されている」らしいので競馬ファンのお父さんも
楽しめるのではないだろうか。
馬が大好きな私は相当楽しかった。。。











園内には多種多様な馬だけではなく、看板ねこもいて、











観光客を馬房に案内していたりする。











馬車を曳いているのは↑この馬。
サラブレッドよりもだいぶ大柄。
繋部分(足首)のもっさり生えた毛が素敵。











初日の移動行程は、新千歳から南下し、苫小牧を通過、海沿いの道をひた走り
登別温泉へという感じ。
写真は苫小牧の港近くの道。
片側三車線なのだが、恐ろしく広い。
きっとコンテナ車とかが走るためなんだろうけど、両サイドに高い建物がなく
空も道も広いので、天気の変化がダイナミックに感じられる。
結局雨は降らなかったけど。











日の入り直前に登別に到着。
登別のマスコットなのか、この町にはいたるところに赤鬼さん・青鬼さんがいる。
なぜだ?と思っていたら、地獄谷を発見。
箱根の大涌谷には行ったことがあるが、ここの方が迫力がある。
硫黄の濃度も臭気も濃いような…。











そして、山々はいい色に色付いている。
北海道の紅葉がいつ頃見ごろを迎えるのか知らなかったが、どうやら真っ最中に
来ることができた模様。
凛とした空気の中、紅葉を見ながらの温泉は格別だったなぁ。













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帰宅報告

2008-10-08 15:55:24 | 日常のこと
昨日夜遅くに北海道より帰宅しました。
2泊3日の旅はあっという間に終わり、関東は今日も雨。。。





                   お水が漏れてきてる。。。

 ていてい!! (←虫と格闘中)





意外なことに、北海道はちょうど紅葉のピーク。
新千歳から南下し、苫小牧を通過、登別温泉で1泊。
翌日は登別から北上、洞爺湖を半周して羊蹄山を経由しニセコを通過、定山渓温泉にて1泊。
最終日はさらに北上して小樽を満喫し、札幌を観光して新千歳空港へ。
という移動の多い行程。

天気もなんとか持ち、雨に降られることはなかった。
(車で移動中はかなり降ってたけど)





                                    ごはんにする?

        結構寒くなってきた~。 ↑室温計





北海道旅行記は明日以降、写真の整理が終わったらアップします。
本当に大自然の中を駆け抜けた旅で、目も心も解放される3日間だった。

甘父、甘母、いもちゃんには、リツコト保育園のお礼にカニ・イクラ・
六花亭のバターサンドを献上する予定。
リツコトにはお土産の入っていた袋を献上する予定。

リツ、コト!週末には迎えに行くからね~!!











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ねこ保育園

2008-10-04 19:30:05 | 日常のこと
私が旅行に行く時は、必ず両親がリツコトを預かってくれている。
1泊くらいの旅行ならお留守番できる、と言うことは分かっているのだが、
両親はリツコトを預かるとなるととても喜んでくれるので、ありがたく保育園
になってもらっている。





             その手に持っているかばんは何?

            R)あ、あのね、ちょっとだけりょk…。





明日から北海道に行ってくる。
何を隠そう、雪の積もっていない北海道は初めてなのだ。





                  もしかして、またどっかいくの?

           う、うん。リツの嫌いなさむーい所にね





どうも、ねこに気を遣ってしまっている気がする。。。
いや、ここは声を大にして宣言しよう!

     『秋の味覚と温泉と大自然を満喫しに行ってきます!!』





                  ふーん…。ちゃんとお土産買ってきてよね。

                    あ、はい。。。(。・_・。)





と言うわけで、今夜よりリツコトは実家にお預かりされることに。

甘父・甘母・いもちゃん。
わがままな我が息子・娘をよろしくお願い致します。m(__)m












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共に育つねこ

2008-10-03 12:28:12 | こねこ時代
リツとコトは生後1ヶ月半で私と出会った。
雨のしとしと降る6月のある夜。
それはそれは可愛い、そして恐ろしく汚い子猫だった。
(出会いの詳細は、こちらから・・・さらにリンクあり

それが、たたき起こしあったり・・・





        う~ん・・・           事件よ、起きなさい! (バシバシ

                (注:特に事件は起きてない。)





返り討ちにあったり・・・





              何事も起きてないじゃないか~!!(ガブリ

                          だってー!寂しかったんだも…





さらに、返り討ちにあったり・・・





             仕返し!!(ガブリ               あきゃ!






一緒におやつのミルクを飲んだり、





   ちゃくちゃくちゃくちゃくちゃく…  ちゃくちゃくちゃくちゃくちゃくちゃくちゃく…





あっという間に2年4か月が過ぎた。
彼らは毎日よく遊び、よく食べ、よく寝て今日まで元気に大きくなった。
二匹合わせると11kg。


育ちすぎだろ二匹とも…。














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夏の思い出 ~江の島編~

2008-10-01 12:02:21 | 日常のこと
昨日に引き続き夏の思い出江の島編。
水族館に行ったあと、夕方の江ノ島を散歩した。
もちろんすごく暑いんだけど、一緒にいた友人が「今年まだおみくじをひいてない」
とつぶやいたので江の島神社にひきに行くことに。





              目的地があるらしいノラガメ






モナカを食べながら参道を歩いていると、カメに遭遇。
カメは先を急いでいるらしく、観光客をかきわけかきわけずんずん坂を登って行った。
体長20㎝くらい。
散歩中だったのだろうか?





           石碑(?)の裏側で死んだように眠るねこ






参道を突き当ると神社入り口に。
両サイドを飾る石碑というか石灯篭というかの足元裏側には、あまりの暑さに
へばっているねこが。





                 舌がちょびっと出てる・・・






それにしても、こんなに人通りが多いところで寝なくても…。
日影や風の通る涼しい静かなところ、他にもたくさんあるだろうに。
当番制でまねきねこ係が配置されているのかしら?





           世界平和と我が家の幸せを祈って参拝






江の島神社の天神様は女性だそうで、カップルで参拝に行くと別れさせられる
という恐ろしい言い伝えがあるらしい。
デートスポットの中心にありながらなんという天神様じゃ。。。
幸いにも(?)一緒にいる友達は女の子。
心おきなく参拝し、彼女は大吉をひいて満足げに下山。





                           お腹撫でてくれたら許してあげる






すっかり友人になついたコト。
自ら仰向けになりお腹をなでさせている。
このサービス精神は見習わないと。。。












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