昨日、向丘高校で同僚だった草野さん夫妻・若菜さんと私の4人で奥高尾を縦走してきた。
このところ高尾山のその先を縦走することが多くなっている。メンバーや目的はその都度異なってはいるが・・・。2013年秋には紅葉を愛でに、高校時代からの友人瀧川さんと明王峠を越えて相模湖へ抜けた。昨年6月には、元同僚の菅原さんと、城山から東海自然歩道を千木良(ちぎら)に下り、新緑鮮やかな森林浴を楽しんだ。 今回参加のメンバー4人で、実は、7月下旬から2泊3日で巻機山登山を計画している。草野さんも、若菜さんも最近定年退職。激務の日々は登山から遠ざかっていて、久し振りの登山となる巻機行は標高差1200メートル。それなりに体力を要する登山。その山行前にトレーニングを兼ねての奥高尾縦走を計画していた。
コースの概略は、京王線高尾山口→6号路→高尾山→城山(昼食)→景信山→底沢峠→陣馬高原下バス停→JR高尾
スタートが8時45分で、ゴールが15時35分の所有時間6時間50分。途中休憩や昼食に2時間弱を費やしたが、多分実働5時間ほどは歩いたことになる。私の歩数計は32000歩を記録していた。 梅雨の合間の、好天に恵まれた土曜日とあって、高尾山はどこも多くの登山者で賑わっていた。私達は直射日光を避ける意味もあって沢コースの6号路を登った。このコースにも登山者は多く、かなりのパーティーに道を譲る、ゆったりペースで歩んでいった。私は先頭を歩くのが好きで、必然的に言わばペースメーカーとなることが多い。36年振りに再会した草野夫人の脚力が未知数で、ゆっくりしたペースを心掛たのだ。
山頂から関東平野は霞み、スカイスリーも富士山も望めなかったが、新緑は豊かだった。城山で昼食。ここで多くの登山者が昼食を取っていた。売店は長蛇の列。
ここから景信山までも快適な尾根歩き。このコースは登山道や道標が実に良く整備されている。そう厳しくないアップダウンを繰り返し景信山へ。ただ、山頂直下の昇りは皆にとってキツかったらしく、ここの売店で販売の「かき氷」に皆飛びついた。右写真に見る如く、底の深いカップに氷のてんこ盛り。いや~、冷たくて美味しかった。滅多に味わえないかき氷で、400円でも満足の一杯。
ここで、相談の結果、コース変更。陣馬山頂は止めて、底沢峠から陣馬高原下バス停を目指すことにした。若菜さん持参の30年前の「山と高原地図」ではその所要時間は40分。草野さん持参の最新の地図では55分。どちらの所有時間がより正しいか、興味を持ちながら下山すること55分。最近の登山者の力量に合わせて訂正してある最新版の方が正確だった。
下山後缶ビールで喉を潤したかったが、販売店なし。そこで私は、その日に閉店中の陣馬そば「山下屋」に無理を言って缶ビールを購入した。皆に感謝されたが、下山後のビールを一番欲していたのは私だったかもしれない。
その後三鷹の中華料理店で巻機山山行の相談。1泊目は清水民宿「やまご」泊。2泊目を避難小屋泊の予定にしていたが、山小屋付近で水の確保が難しいと想定され、どうしようかが相談のポイント。最終結論は山小屋泊となった。各自2リットルの水を持って登り、夕食はすき焼きなどは止めてフリーズドライを中心の料理にすることとなった。草野さん夫妻と私にとって36年振りの巻機山登山へあと3週間。