マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

忍川を求めて(その3・おかず横丁)

2017年07月29日 | 東京散歩

 7月21日も19日同様「佐竹商店街」に続いて「おかず横丁」に回った。
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佐竹商店街」南出口から清州橋通を真っ直ぐ南に向かうと蔵前橋通と交差する。その手前に「おかず横丁」入口はあった。「おかず横丁」は蔵前橋通の一本裏通りの、長さ230mの商店街で、正式名称は「鳥越本通り商盛会」。





 この辺の地理には詳しくなかったが、帰って来て地図を眺め、新たなことを知るのも又楽しい。
 蔵前橋通は文京区のサッカーミュージアム入口交差点を西の端として、東西に走り、隅田川・旧中川・荒川・新中川を跨ぎ、江戸川に架かる市川橋まで続いている。その隅田川に架かる橋の名前が蔵前橋。
 清州橋通は隅田川に平行するかの様に南北に奔っているが、南下するにつれて次第に隅田川に近づき、清洲橋で隅田川を越える。蔵前橋・清洲橋ともに隅田川に架かり、両橋の間に両国橋と新大橋が造られている。
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おかず横丁」は「佐竹商店街」よりも庶民的な感じのする商店街で、下町の雰囲気が濃い。夏の午後の暑い時間帯での散策だったからか人通りは疎らだった。その日は入らなかったが気になる店を写真に撮りながら、ぷらぷらと歩いた。(写真:「魚米」)
 
  
            (煮物「入舟屋」)

 すると、右写真の看板が目に入った。納豆に釣られて入った店が郡司味噌漬物店。間口は狭いが奥行きの深い店。納豆が好物の私には堪らない。3パック入りが
300円と、普段購入するものよりかなり高い”うまい納豆”を買ってしまった。翌朝早速、トーストの上に納豆を乗せて食した。我が家では“ナット―スト”と名付けた一品。流石に美味しい納豆で、これは癖になりそうな味だ。




    
 
水茄子も求めたがこちらは午前中に完売とのこと。「いつも木曜日に仕入れますが、金曜日の午前中には売り切れてしまいます」とは若き店員の言。次回は木曜日に来ますと言って店を後にしたが、実に感じの良い応対でありました。
 更に進むと、大勢の母親と子供たち。何の店だろうと覗き込むと和菓子屋「港家」。後日ネットで調べると、ここにはかき氷の老名手がいるらしく、この商店街の中で二番目の有名店(一番は”孤独のグルメ”に登場した居酒屋「まめぞ」)。350円の氷宇治は絶品とのこと。次回はこちらの店にも回ろうと思ったのでありました。




 商店の殆どは日用食料品のお店。1949(昭和29)年に二つの商店街を一本化して現在の「正盛会」となったとか。家内工業の多いこの一帯では、主婦にとっては夕食などの準備の手間が省け、大変有難い商店街だったことだろう(今でもそうか)。戸越銀座や東十条に較べれば、店数も60数軒の小規模な商店街だが・・・。閉店雰囲気の店が殆どないのが嬉しい。