マンションのベランダから見て圓通寺のサクラの見事な咲き振りが一際目立って来た。この桜樹を間近で見上げようと、昨日の散歩の終点は圓通寺とした。
境内で撮影をしているとお内儀が清掃に現れた。無断で撮影をしている非礼を詫びるとともに、何度かお訪ねしたことがあり面識があったが、「同じ町会のものですが」と挨拶した後、色々お聞きした。
私「このサクラ見事ですね」
お内儀「樹齢70年になります。ここは陽当たりが豊かで木がすくすく伸びていきました」
私「この近辺で一番見事なサクラと見えますが」
お内儀「いえいえ、そんなことはありませんわ」 私「このお寺さん、鬼平犯科帳に登場するんですよね」
お内儀「そうなんです。時々、長谷川平蔵の実母さんの墓があると信じてお墓参りに来る人がいるのです」
私「先日、知り合いの方が亡くなられ時にお通夜に伺いました」
お内儀「その方の菩提寺ではないのですが、お母上の葬儀もここで行われました」
(写真:ハナカイドウ) 私「花や木に名札がはってあって花の名前が覚えられます」
お内儀「植木屋さんに頼んで作ってもらいました。花や木の名を知りますと、親しみが増しますね」
私「先ほどラジオ体操をしてきたのですが、そこに見えていたMさんの菩提寺もここですね」
お内儀はMさんがどちらに住んでいるか知っていた。(写真:ボタン) 私「入口にある石碑は移動してきたんですよね」
お内儀「参道の入口にありましたが、車が通れるようにと今のところに移しました」
私「明暦の大火後ここに移って来たんですか」。
お内儀「この辺のお寺は皆そうで、寺街になりました。元はお茶の水にあったと聞いています」
庶民的で優しそうな雰囲気のお内儀は丁寧に答えて下さった。(写真:ヤマブキ)
後刻調べると、圓通寺は臨済宗妙心寺派(禅宗)の寺で、1630(寛永7)年の創建。明暦の大火(明暦3年・1657年)以降こちらに移転してきた。境内は緑多く、文京区の「保護樹林」に指定されているそうな。清掃が行き届き清潔感溢れるお寺さんだ。
桜も文京区の「保護樹木」だった。私はサクラにばかり気を取られてしまいがちだが、ゆったりと境内を散歩すると、多くの花が咲き樹木が茂っていた。名札を見て名前も覚えて圓通寺を後にした。 (以下それらの写真)
(タイサンボク) (シダレザクラ)
(フジサクラ) (ボケ)
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