今読んでいる『我々はなぜ我々だけなのか』から、国立科学博物館(以下科博)には原人のレプリカと復元像が展示されていることを知って、昨日の16日(日)に科博に見学に行って来た。
科博へは7年前だったか、特別展『インカ帝国展』以来だった。いつもその前を素通りして東博へと急いでいた。丁度この日が『大哺乳類展2』の最終日とあって長い待ち行列が出来ていたが、私は常設展へ。こちらへの入館は初めてだったか?
開館は9:00~17:00(金・土の閉館は20:00)で、入館料は普通620円(18歳未満と65歳以上は無料)。私が想像していた以上に建物は広く、展示内容も充実しているように見受けられた。「日本館」と「地球館」が別々の建物で、地球館はB3F~3Fまでの、M2Fまで含めると7フロアーもあった。 日本館では北翼3Fの「日本列島の生い立ち」のみの見学で地球館へと回ったが、入口にはフタバスズキリュウの標本が展示されていて、ここ科博は大筋で写真撮影OKなのでバッチリ撮らせて頂いた。
地球館では”地球環境の変動の中で生命が誕生し絶滅を繰り返しながら進化してきた道のりと、人類の知恵の歴史”が展示されているとのこと。今回はお目当てのあるB2Fに直行した。 B2Fのテーマは「地球環境の変動と生物の進化」で、その最終章で人類の進化が展示されていた。そこに展示されていたのは猿人・原人・旧人・新人の模型など等。更にはホモ・サピエンスがアフリカを出て、ユーラシア・オセアニア・北部ユーラシア・アメリカへと拡散していった壮大な物語。本で読んで知り得た知識の整理に役立つとともに、ビジュアルに各種原人の模型を眺められ、いや~興奮しました。(写真:人類の系統樹)
特に猿人・原人・旧人の”3人”が並べて展示されていて、その大きさが一目瞭然。以下にその写真展示。詳しくは後日。
猿人:ルーシー
原人:トゥルカナ ボーイ 旧人:ラ・フェラシー
夜間には天体観望も可能な科博、無料だけではない魅力満載。何度か足を運ぼう。
今日の四葉:刻々と丹沢山塊へ沈みゆく満月