富士前福寿会の冨田さんから「川口さん!今度オトコの料理教室で修業しませんか」とのメールが届いたのは3月10日のことだった。炊事に難儀していた私は、これは励ましを兼ねた有難いお誘いだと感じ、直ぐに「お願いします」と返信した。その時から丁度1ヶ月後の4月10日(月)に今年度第1回目の例会が「アカデミー向丘」で開かれ、私は期待を込めて参加して来たのだった。その感想は一言で表すならば「参加出来てすごく良かった」である。
「オトコの料理教室」とは世間向けの呼び名なのだろう。文高連の一組織「味わいクラブ」が正しい名称で会員数は25名ほどか。調理を主目的とした、全員が男子のクラブだ。既に富士前福寿会に所属している私は準会員として迎え入れて頂いた。実は5年ほど前に行われた『文高連創立50周年記念祝賀会』の時に「味わいクラブ」の方々とは同じテーブルを囲むという御縁があった。 さて当日、参加者14名は全員がエプロンをかけ、頭に三角巾を被って4つの調理台の周りに立った。程なく講師の先生からお声がかかり、メイン調理台の前に集合。レシピが渡された。そこにはこの日に調理する料理が3つ書かれていた。(写真:炊きあがった炊き込みご飯)
①竹の子と牛肉の炊き込みご飯
②和風ロールキャベツ
③茹でキャベツのごま和え 配られたプリントには〈材料〉と〈作り方〉が紹介され、それに基づいて先生は説明を加えながら実際に調理して見せてくれた。その説明を聞いてから、私たちは調理台に戻り、4人が協力しながら調理を進めた。多くは私ほどの年齢の方々で、多分ここの古くからの会員だろう、手際が良かった。特にリーダーがいるわけでないのに滞りなく調理が進んだ。私も包丁作業とか皿洗いなど自宅でこなしている作業をやった。午後1時の開始から約1時間45分ほどで、全品目完成。(写真:和風ロールキャベツ完成間際)
会話を交わしながら食事が始まった。私のテーブルの他の3人の方は偶然にも塩見小学校卒とか。年齢もほぼ私程度で、和やかな会食だった。余ったものはタッパーに入れて持ち帰り夕食にした。②の和風ロールキャベツはキャベツを茹でながら葉を一枚一枚剥がしていくのが難しそうだが、①は私にも出来そうなので、近々にやってみる積りだ。