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あらすじ(「BOOK」データベースより)
コーヒー豆と和食器の「小蔵屋」店主・お草さんがふと思いたった、心躍る計画。やがて過去の事件の記憶を揺さぶってーヒットシリーズ第6弾。
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前作第5弾の読書感想文はこちら。
旧友・初乃輔から送られた小包をきっかけに、彼と再会し、彼が約50年前に書いた小説を本に仕立てて贈ろうとするお草さん。そこから大きい印刷会社や町の印刷屋さんとの関わりが広がっていきます。もうおばあさんだ、と自覚するお草さん、そりゃ体が動かなかったり疲れが抜けなかったりはあるけれど、好奇心や行動力、何より頭のキレは私より絶対すごい! 人の言葉、行動、顔色、風景、故人の気配(←!!!)、あらゆるところにアンテナが張られていて、そのアンテナの高度がすごいのよね。個人データ流出事件を見抜いたり、故人の死因を突き止めたり。年を取るという悲しみがありつつ、年を取ることが悲しいことばかりではないということが物語の根底にずっとあります。それがピリッとしたアクセントになっていると思います。日常の一コマからなるおもしろいミステリーでした。今回は小蔵屋で働く元気はつらつな久実ちゃんの恋バナも楽しめました。結局、町の印刷屋の社長さんとはどうにもならないのかな‥
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