徒然なるままに…なんてね。

思いつくまま、気の向くままの備忘録。
ほとんど…小説…だったりも…します。

散歩道で拾った話…第五十五「御食事中の鯉・自然の中で生きる鯉」

2007-09-05 17:21:00 | 生き物
 散歩道は今日もジリジリと暑く…木陰のないところでは焼け付くようです…。
室内で33℃…外はもっと高いでしょうね…。
保冷剤に濡れタオルを巻いて首にかけて歩きましたが…すぐに溶けてしまいました…。

 上流の方に行ったのですか…驚いたことに…中洲にタヌキが2~3匹…。
葦の陰から切れ切れに姿は見えるのですが…悔しいことに遠いのと葦が生い茂っているのとで撮影ができません…。
やっと撮った一枚は…小さな黒い塊…拡大しても何だか全然分かりません…。

 こんなところにタヌキが居るとは思いませんでした…。
おそらく以前あった林や森が道路や宅地になってしまったので…川の方へ餌を探しに来たのでしょう…。
坂を登った上の方には自然公園があるので…多分…その辺りに住んでいるのでは…。
                                        
 先日…川に繁殖している藻をUPしました。
鯉の集まる場所だ…とも書きました…。
画像は…怪獣…ではありません…。
御食事中の鯉…。
                    

夢中で食べてますね…。

 鯉は雑食なので藻類に限らずいろんなものを食べます…。
この川には小魚や昆虫など餌になるものがたくさんあるのに…ここにうじゃうじゃと鯉が集まるところを見ると…この藻…そんなに美味しいのかな…。
小魚みたいに動かないから…食べやすいことは確かですね…。

 さて…ここで…ちょっとショッキングな画像を…。
死んだ鯉です…。 60センチ…くらいでしょうか…。
今週…2匹目…。
まだ…すぐ近くに…1匹目が転がっています…。
                               

 原因は定かではありませんが…目立った傷もなく…かなりでかい鯉なので…野鳥にやられたわけではないでしょう…。
また…夏休みとは違って…釣り人もあまりいませんし…場所から考えて釣った鯉を捨てたとも考え難い…。

 ここは護岸で固められてはいますが…普通の川です…。
鯉も飼われているわけではありません…。
野生であるということは…自由と危険が絶えず隣り合わせ…ということです…。

 鯉は身体を横たえてもムナビレを動かせるくらいの深さがあれば…身体を横倒してでも移動できます。
障害物があっても…それは見事に避けて泳いで行きます…。
多少…腹の辺りが外に出ているくらいは問題ないようです…。
しかし…最低でも横たわってヒレが動かせる程度の深さがなければ…泳げません…。

ここが死んでいた場所…真ん中辺りに小さくぽつんと見えるのが鯉です…。
けっこう幅広い川なのですが…ちゃんと分かりますね…。
                                                 

 鯉が自分の身体の大きさと水の深さの関係を、どのくらいの精度で感じ取れるのか分かりませんが…ここに転がっている鯉たちは目測を誤ったのではないか…などと考えています…。
これはdoveの素人的な見解ですが…。

上の川のブロックの間を縫うように越えたところで…そこに平坦な場所があるとは気付かなかった…のかもしれませんね…。

或いは…途中まで行ったところで…水が引いてしまった…。
または何処かに引っ掛かってしまった…などなど…。

鯉に詳しい方…是非…真実を教えてくださいね…。

えっ…段差のあるところだから…滝登りして失敗したんじゃないか…って?

あはは…なるほど…。
ところが…現実には…鯉に滝登りはできないそうです…。
ジャンプはしますけど…鯉が死んでいるこの場所にはジャンプできるほどの深さがないんですよ…。

毎年…何匹かの鯉がこの場所で命を落とします…。
のんびり見えても自然の中で生きるのは…大変ですね…。