
3月去る。
雨が降って家の周りの芝生の一部が顔を出した。
目覚めも早くなり6時前になってきた。
北海道もあとひと月もすれば花見シーズン、年齢を重ねると季節の進みが早くなるように感じる。
NHKの朝の連続ドラマ「ブギウギ」が終わった。
モデルとなった笠置シヅ子(1914-1985)は 高校生の頃か、TVの歌謡番組で審査員席に座っていた〝ちりちり頭の愛嬌のあるおばちゃん〟でしか記憶に無い。
あの頃、50才代だったのかなぁ。
若い時代が主演の趣里さんの好演でキャラクターとして頭に収まってしまった。
笠置シヅ子はどんな出場者も褒めて励ます人だった。
直立不動の歌手しかいなかった時代にアメリカのジャズっぽい〝歌と踊り〟という斬新なスタイルで活躍した裏に本業も私生活も大変な苦労があったからだと思う。
番組のオープニングのあの人形の見事な歌と踊りが見られなくなって少し寂しい3月去る、だ。
日米戦争のさ中、「アメリカの音楽はけしからん」という治安当局の監視を受けながら歌った南方の戦地を思わせる『アイレ可愛や』が印象い。