先日、今年の夏に始めた農作業支援のご苦労さん会があった。生産者30名、登録者50名、事務局の道央農協のスタッフ10名ほどが丸テーブルで思い思いに飲みながら出来秋をを祝い、シーズンを振り返った。
作業着を脱ぎ、帽子を取り、女性はお化粧をしているので皆さん畑で見るのと大違いの若さと溌剌さがあった。出来秋は明るい。テーブルの隣は一度一緒になったベテランさん、向かいも一度行ったことのある農家だった。
何と言っても30℃を超える炎天下での大豆・馬鈴薯の雑草取り、イモ拾いに「あれはキツかった!」と話題が集中した。イモ拾いは地面の照り返しもあり、フラフラした。
学生時代に土方、深夜労働も経験していたが、中腰、膝の屈伸、身体を捻る等の筋肉の使い方が多く、作業の単調さも疲れを呼ぶ。お陰で生来のものぐささがすこしばかり改善されたかもしれない。
どの作業も生まれて初めてのこと。丁寧に教えてくれる農家もあれば、作業効率ばかりを追求する厳しい農家もあった。机上で農業政策の事務作業してきた身としては現場の苦労を肌身に染みて分かった半年だった。
作業支援を要望している農家は100戸、農協への支援登録者は115名。定年退職者なので実働は一日平均50名ほどとの説明があった。なかなか農家の要望に沿えないようで、「誰か連れてきて下さい!」と事務局から呼びかけがあった。
登録者の都合や疲れないペースで引き受け出来るシステムは気楽で良い。来年も自転車旅の合間に出掛けようと思う。
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