報道各社の内閣支持率調査が出ている。あれ程見え透いた嘘を平然とつく安倍首相とその内閣であってもまだ4割の支持があることに正直、驚く。「桜を観る会」の説明に7割の国民が納得していないにも拘わらず。
内閣支持率が落ち、珍しく自民党支持率も連動して下がっているのに野党の支持率は一向に上がらない。政治不信か機能不全か。
これまでも支持率が下がると、芸能界スキャンダル、嫌韓、国民栄誉賞、改元行事など、国民の目をそらす話題で切り抜け成功することを学習してきた。その復元力にも驚く。 さて、この年末年始で官邸はどのような次なる秘策を練るのだろうか。
臨時国会で「桜を見る会」の疑惑追求が厳しくされている頃、「首相動静」(2019.12.1付け)を見たら、〝元大リーガーのイチロー氏がオリックスの役員と公邸で首相と食事〟とあった。さては・・・と思ったが今のところは何も無い。風聞では再び断ったとか。
この後、何を繰り出してくるか。野党のやることはひとつ。「5%への消費減税。将来的に廃止。」でまとまること。そのための政権構想をこの年末年始に作ってもらいたい。
そのためには「自国通貨建ての国債は破綻しない。」というMMT(現代貨幣理論)を採り入れることが有効ではないか。政治家では山本太郎氏が積極的だ。
ぼやぼやしていると官邸は財務省も忖度官僚で染め上げ、MMTで緊縮財政からの大転換を打ち出すような気がしてならない。
消費が予想以上に冷え込んでいる。空疎な総理はマッチポンプ式の脈絡の無い矛盾した政策を乱発するのはこちらが学習した。