《枕崎カツオ加工場 2016.4.8 8:20》
猛烈な低気圧に見舞われた開聞岳山麓キャンプ場の〝炊事場避難テント〟から脱出して、鰹の遠洋一本釣りの基地である枕崎で加工場を見学した。
カツオを開いて茹でる湯気とレンズの水滴で霧が掛かったような写真になっている。
携帯電話の防水機能が経年低下して、カメラレンズに水滴が入ってしまった。DOCOMOの営業所に飛び込み応急措置をして貰って、結局は後に新しい物に交換することになった。
枕崎漁港の食堂で朝飯を摂った。8:00を過ぎていて営業は終わっていた。赤道付近から船が帰ってくるとのこと。漁師の朝は早い。
自転車旅をしていることを料理さんに話すと特別に朝定食を用意してくださった。"地飯"の鰹のハラス焼きを味わった。鰹の旨味と脂が濃厚でエネルギーに転換された。なかなか食べれない一品だ。
その後、串木野市、阿久根市の道の駅、野球場の傍などに野営し、黒之瀬戸大橋を渡って長島町まで走った。
途中、場所は忘れたが古墳公園に寄った。朝鮮半島と土地の豪族との古い時代からの関わりがあるという。
長島町の蔵之元港からフェリーで天草の牛深港へ。自転車旅をしている佐賀大学の学生さんが撮してくれた。
このコースは前年に福岡~平戸~佐世保~長崎~天草~熊本の反対回りのルートで走っていて、天草の島々と深い入江の美しい佇まいが気に入っていた。
宿のツーリストホテルの『風来坊』の再訪も大きな目的だった。(つづく)