楕円と円 By I.SATO

人生も自転車も下りが最高!
気の向くままに日常と趣味の自転車旅を綴ります。

私の自転車旅 -食事-

2020年03月13日 | 日記

 《こんなにコンパクトになる。》

自転車旅の「衣」「食」「住」でバリエーションの多いのは「食」だ。ファミリーキャンプのようにダッチオーブンにワインということはないがライドと同じくらい楽しい。

私は炊事道具を携帯し、キャンプ気分を楽しむ。と言っても旅立ちは大抵7時前なので朝はラジオを聴きながらテントでコーヒーを飲むだけ。格好良く言えばブランチ派になる。

この方が身体も軽いし、車の少ない早朝を気持ち良く走れる。昼前にコンビニか景色の良い適当な場所でオニギリ、野菜ジュース、ヨーグルトを摂る。家にメールしたり、ルートや宿泊場所を探したりして休息する。

夜は早めに目的地に着いてなるべく自炊する。レクレーションのようなものだ。近くに同好の士がいれば一緒に缶ビールを飲んだりするのも楽しみだ。

悪天候の時は携帯アプリでライダーハウス、トラベラーズホテルのようなところを探す。このような時は施設で自炊するか、近くの居酒屋に出掛けて土地の人と話をする。安い温泉があれば最高だ。

最近はコンビニ、スーパーに調理が簡単で美味しい食品が沢山売られているので、持参した炊事道具で調理する。時間が無いときは缶詰と野菜を煮込んだスープだ。直ぐに出来て栄養も摂れる。

炊事道具も軽量・小型に拘って山岳用のものを使い、洗剤、調味料は小瓶に入れて持って行く。レトルト米は加熱にガスを使うので米をシェイカーに入れて少量持参し、大抵はコンビニのオニギリ、食パンを利用している。

天気が良くて景色の良いキャンプ場には休息を兼ねて連泊する。太陽光ソーラーでバッテリーを充電し、洗濯をし、読書の合間に朝、昼、晩とメニューを考え作っていると一日が終わる。

ああ、早くコロナが終息して気持ちの良い季節になって欲しい。

 

2019年8月 知床「熊の湯野営場」

森法務大臣、大丈夫?

2020年03月11日 | 日記

東京高検黒川検事長の定年延長の閣議決定に関する森法務大臣の答弁は酷すぎる。

9日の参院予算委員会で、去年の11月では検討されていなかったが、年が明けて1月に急遽出てきた理由を問われて、「東日本大震災で検事が十数人を釈放して真っ先に逃げた。」「情報ネットシステムが国際化している。」と気でも狂ったのかと思われる何の脈絡も無い答弁をして怒号に包まれた。

そこまでして、法律家として、国会議員として、大臣として、そして何より人としての信用を失墜させてしまうようなことをする理由は何のだろうか。

森大臣に限らず安倍内閣、霞ヶ関幹部には何故かそのような人物が多い。『腐敗』の実証研究は盛んだということを聞くが、嘘、支離滅裂は社会の病理となっているのだろうか。

検事総長人事では過去にも「木内騒動」と呼ばれるものがあった。共同通信竹田編集委員が2020.3.11付けで「News47」に書いていて知った。

芦田均内閣総辞職と芦田前首相が逮捕されるという昭電疑獄事件も絡んで話が込み入っている。乱暴なまとめだが概略は次のとおりだ。騒動は吉田茂内閣の1951年に始まる。

時の大橋法相が戦後の主流派閥となっていた「経済検察」の木内最高検次長検事を札幌高検検事長に異動(左遷)させ、後任に戦前の主流派閥の「思想検察」の岸本広島高検検事長を就けようとして、佐藤検事総長と衝突する。

大橋法相は抵抗にあって、札幌から名古屋に変更案を示すが、木内は検察組織を思い辞表を提出する。岸本は次長検事から事務次官となり、東京地検特捜部の木内色を一層するが結局検事総長にはなれず政界に転出する。

政界に転出した岸本を公選法違反で起訴し、有罪にしたのは木内の元の部下の馬場検事総長だった。敵を取ったということか。

検察人事に政治が介入し、遺恨は13年も続いて組織を痛めることになった出来事として記されている。

森法務大臣は官邸のパペットだとしても、冷静さを失った異常な言動が極めて心配である。黒川検事長は既に定年延長を書面で承諾していて木内のような見識をもはや期待出来ない。

検察組織を再び傷つけることのないよう、まさにコロナの陰に隠れてしまっている“黒川騒動”を国会も報道も引っ張り出し続けなければならないと思う。

 


新型コロナウイルスは海にも畑にも影響するのではないか

2020年03月10日 | 日記

朝4時頃に目が覚めるようになってきた。カーテン越しの明るさで体内時計が少しずつ夏向きに変わってきている。

うとうとしてからイヤホンラジオにスイッチを入れると三陸海岸の女性からの音声便りが流れてきた。わかめ漁と農業で暮らしていて、震災津波被害からようやく元の暮らしに立ち直ってきたと明るく語っていた。

訥々とした語り口にアナウンサーが気を遣って話を引き出そうとする。やや時間が経ってから女性がコロナウイルスがわかめ漁にも影響していると話し始めた。

「わかめ」は採ってから製品にするまでとても人手のかかるものだという。時期になると都会の学生が応援に来てくれて、何とか経営が成り立っようになったけれど、今年は思いもかけない新型コロナウイルスの発生で、来れなくなったという。

東京大学の学生達が大学構内で三陸の農水産物を販売してはどうかと手を差し伸べてくれて力づけられたりしてきたという。それも今年は難しいらしい。

昆布、わかめは確かに手間のかかる仕事だ。昔勤務していた道南の檜山管内で玉砂利を敷いた浜に家族が総出して干している姿や自転車旅でも海岸沿いの小屋の中で干し上がった昆布、わかめの選別作業をしていた風景が女性の話と重なった。途方に暮れていて、最後は涙声になっていて胸が締め付けられた。

農業でも外国人技能実習生が予定通りに来日しておらず、酪農ヘルパーや野菜農家の作付け準備への影響が懸念されている。

昨年、初めて近くの農家へ作業支援に出掛けたが、農業現場では高齢化と人手不足が進んでいる。新型コロナウイルスの感染拡大により、宿泊業、飲食業、イベント業界などに大きな経済的ダメージが顕れてきているが、一次産業の現場にも労働力不足や需給の乱れなどの影響が出てくるのかもしれない。

 

 

 

 

 

 


私の自転車旅 -テント-

2020年03月08日 | 円 -bicycle-

コロナウイルスが鎮らない。身体もそうだが、世の中の健康も損なわれないで欲しい。

「自転車旅を楽しんでいる。」と言うと大抵、「泊まりはどうするのですか。」と聞かれる。

基本的に野宿、雨の日はスマホアプリのBooking comで格安のライダーハウスやトラベラーホテルを探す。一昨年、台湾一周をした時は素泊まり2,000円前後の宿がぞろぞろ出てきた。国内も沢山ある。

テントなどの野宿の装備は「小型」で「強度」があって「軽い」ものを登山用品店で少しずつ揃えた。値段は多少、高いが品質は安心。結局はお得だ。3シーズンのものを買えば間に合う。

テントの下に敷く防水材質のシートを自作しているが荷物にならないし重宝だ。サイズカットはテントの底面より小さく!大きいとシートが雨をテント下に流し込んでしまうのでご注意。

 

 《左より、テント、フライ、ペグ・ハンマー、ポール、地面シート・インナーシート》 総重量 1.5Kg 

自転車チューブで巻くとコンパクトになる。
 
 

2019 夏  早朝の洞爺湖

 

 

 

 

 

 

 


Sky Markの素早い反応は評価するけれど・・・ -新型肺炎-

2020年03月07日 | 日記

昨日(3/6)のブログで新型肺炎に伴うSkyMarkの「特別措置」に納得出来ないことを書いた。正直、電話で善処を要望したところで何も変わらないだろうと思っていた。

今朝、SkyMのHPを開けると、何と、記載内容が変わっていた。真摯な対応は素直に評価したい。しかし、よく読むとむしろ私のような特別措置の対象にならない人間が増えただけのようで納得し難いが、今後の教訓として諦めるとしよう。

以下、興味のある方はどうぞ。参考にしてください。

SkyMarkホームページより関係箇所を記載

(2月28日UPDATE)
■対象搭乗日
・2020年2月28日(金) ~ 2020年3月19日(木)

(3月6日UPDATE)
■対象搭乗日
・2020年2月28日(金) ~ 2020年3月19日(木)※2020年2月28日時点でご予約中のお客様が対象

・2020年3月20日(金) ~ 2020年4月5日(日)※2020年3月6日時点でご予約中のお客様が対象

 私は特別措置を知らずにいて、2月27日に通常手続で3/14,3/16の航空券を解約した。しかし、「特別措置」のHPアップ日の前なので対象外となった。

昨日アップされた内容においても、例えば3月5日時点で対象外の3月20日以降の航空券を解約してしまった人はやはり対象外となる。

「特別措置」を知っていて、対象外期間なので解約してしまったこのような人は多いのではないか。翌日に追加措置が出るとは関係者以外、分からないのだから。

ホーページアップの期日に拘るのは“知らないのが悪い”という「保険制度の申請主義」か。

 

JAl、ANAを除き報道は無かったように思う。誰もがパソコンをやっているわけでもない。

 

航空会社も被害者だけど、乗客の救済措置は練って欲しい。


Sky Markの善処を求めたい -新型肺炎-

2020年03月06日 | 日記

3月14日の九州交響楽団・東京公演が新型ウイルス拡大に伴い開催中止になったので、2月27日にSkyMarkの往復航空券(新千歳~羽田)を通常の手数料により解約した。

昨日(3/5)、ふと思ってSkyMarkのHpを開いてみたら、何と、全額払戻しされることが2月28日付けで掲載されていた。

問い合わせ電話にようやく繋がった。回答は「ホームページ掲載日より前に解約したものは対象になりません。」というものだった。

対象搭乗日は「2月28日から3月19日」。当方が解約したのは「3月14日と16日」のチケット各2枚だった。取消手数料は20,000円、払戻手数料は2,000円で総額22,000円。購入額の6割程度になる。

「払戻対象期間のチケットであり、理由も新型ウイルス関連なのに何故対象にならないのか理解できない。他にも同じような人がいるのではないか。」と何度も検討を申し入れた。

返ってくるのは、「ご意見はお聴きしておきます。」とのつれない回答の繰り返しだった。

救済措置適用の判断は、「その理由」と「対象期間」に該当するかどうかであって、客が救済措置をホームページで知った時期は関係が無いと思う。

ホームページ掲載日の前に解約している場合は対象外とはどこにも書いていない。遡及して返金手続きを修正すれば良いだけと思う。

腑に落ちないので北海道消費者センターに照会すると、他の航空会社でも同様のことがあって、キャンセルの理由が明確であれば全額払戻の対象とすることになったという。

世の中、皆がホームページをみているわけではない。これまで利用してきた航空会社だけに、SkyMarkの善処を求めたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


そろそろ夏旅モードへ

2020年03月04日 | 円 -bicycle-

いつもなら今年の自転車旅のプランを立てている時期だけれど、コロナウイルス感染の終息が見通せないので気分が乗らない。夏までは様子見だ。

そんなわけで通販サイトでハンドルに付ける小型の防水バッグを探していたらショルダーバッグと全く同色のものがあったので購入した。

長期ライドの時はショルダーバッグに入れている携帯、財布、バッテリー、地図、軽食などの小物を移せば肩も軽くなるので以前から欲しかった。

取り外しも簡単なのでショルダーバッグとしても使える。ちよっと自転車を離れる時にも便利だ。2,080円也。防水、強度もばっちり。少し、旅モードになってきた。

 

《左のフロントバッグに右のショルダーバッグを入れることも可能》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ウイルスより怖い

2020年03月04日 | 日記

新型肺炎は官邸記者クラブ主催の「総理記者会見」の内実も浮かび上がらせた。

安倍首相は2日の衆院予算委員会で、蓮舫議員の質問に対して、「幹事社からの質問通告を頂いている。」と答弁した。

「総理記者会見」が、官邸記者クラブとの事前打ち合わせによる〝出来レース〟であることが言われて久しい。

先立つ2月29日夕方の総理会見のTV中継は、キャスターがまともな論評をするある民法局の中継を見ていた。

NHKはヨイショの岩田明子記者が解説で登場することが予想されたので、何を言うか録音して比較してみた。

さる民法局のスタジオでは数名のコメンテーターがメモを取り、各自が内容を確かめ合うように慎重にコメントしていた。これが普通であろう。

共通していたのは、最も聞きたかった全国一斉休校要請の根拠について、何ら説明が無かったというものだった。

一斉休校は専門家会議の意見ではなく、「安倍首相の政治決断」であったことが国会でも明らかになったが、総理会見の時に既に注目されていた事柄だった。

一方、岩田記者は安倍総理の発言内容を〝立て板に水の如く〟復唱しつつも、このことは素通りしていた。

アナウンサーの合いの手も絶妙であり、「仲裁」と「仲介」の言い間違えをあたかも解説原稿を目で追っているが如く即座に指摘していたのは印象的だった。実際の映像を見ていないので状況は正確ではないかもしれないが。

岩田記者は安倍首相の外遊、トランプ大統領との会談、プーチン大統領との会談に必ずと言っていいほど登場する。

政治部記者の長い経験があるにせよ、会見終了と同時に、これだけ一言一句、事細かく話すことが出来るものなのだろうか。いつも不自然に思ってい る。

官邸と内閣記者クラブが幹事社質問とその答弁、自由質疑の進行シナリオで馴れ合っているが如く、官邸は予め岩田記者に総理発言の原稿を渡し、世論形成を依頼しているのではないかと勘ぐりたくなる。

もし、そうだとすると既に言われていることだが、公共放送の体を為していないし、ジャーナリズムの自殺行為だ。

政府は新型肺炎の感染拡大防止のための立法措置を考えている。さらなる報道規制が懸念される。

 

 

 

 


「北海道緊急事態宣言」はやり過ぎ

2020年03月01日 | 日記

「緊急事態宣言」はさてどんな時に発せられたか。昔の職場であり、記憶を辿れば交通事故死全国ワーストワンを更新し続けていた時しか想い出せない。「北海道」と冠がついていたかどうか定かで無い。

新型ウイルス感染予防のために、安倍首相が唐突に全国一斉休校を要請したが、鈴木道知事の「北海道緊急事態宣言」は何かおどろおどろしくて違和感がある。

当面の取り組みがこの週末の二日間の外出自粛だけであり、あとは国の対策待ちなのでなおのことである。

鈴木知事の一連の動きを見ていると、国に先立つ道内小・中学校の一斉休校も関連する課題の対応策が示されない中での政治的な判断の印象だ。

安倍首相の一斉休校の要請に併せるように続いて出された「北海道緊急事態宣言」は、北海道新聞朝刊(3/1)によれば、道内部の検討、市町村への打診が不十分なまま知事の独断で決まったようである。

確かに北海道の感染者数は全国一多いが、検査体制が整っているから多いのかもしれない。そもそもは政府の対応の拙さが全国への感染拡大を招いているわけで、北海道だけが〝重点地域として格別の支援を〟と政府に陳情要請するのは何だか抜け駆けのようにも映る。

若手知事として、全国知事会をリードして感染症対策の緊急提言を纏めるなどの行動から始めるのが良かったような気がする。

政治的なアピールを意識する余り、北海道への間違った警戒感、風評が生まれてこの先の経済活動に影響しなければ良いのだが。「宣言」を外すタイミングも難しい。