覇王の馬券密議

中央競馬の壮大な演出劇の真実・・・ターフ裏の怪人が饒舌に説き聴かせる回顧と予想

2005年05月19日 21時28分55秒 | Weblog
 栗東ステークス というレースがある。このレース例年オークスの1週前に組まれているが、何故か2001年は5月6日に行われた。翌年また5月12日のオークス前の週に戻っているので、気まぐれか何かの都合と見るファンがほとんどだろうが、その何かの都合を等閑視するのが一般のファンだ。そこが向こうの付け入りどころである。


2001年5月6日京都11R栗東ステークス

1着 5枠 5番 ゴールドメイカー
2着 5枠 6番 キーゴールド

 偶々! 5月6日で5番6番 1着も2着も同じゴールドだと珍しがって済ましそれ以上追求しないのがやはり一般の競馬ファンだ。そして一般の競馬ファンとはお金を貰う側ではなく、お金を払ういや預けたままにするファンである。ゾロ目には何らかの示唆法の変更、それまで遣ってきたことを止める、逆に言えばこれから何かを始めますよ、とのメッセージが込められることが多いこと、私のこのページを隅々まで読んだ方は御承知であろう。あとは、ファンページで・・・

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オークス上位争い必至の1頭

2005年05月19日 19時56分39秒 | Weblog
 さらに、「優駿」は22回目の東海ステークスから、22ページを今週のレース示唆として開く。サンデーサイレンスのラストクロップ2歳馬の一挙紹介、この中に未来のスーパーホースを探そうとの体裁である。NHKマイルの週も、この特集のさるページを開かせ、出走中 ペールギュント デアリングハート インプレッションの3頭のサンデー産駒から、1番人気ペールを切り捨て、10番人気デアリングを選ばせるゲームだったが、この22ページは枠順発表前から瞠目に値した。
 オークス出走中8頭を数えるサンデー産駒を不特定で指示されても何の有り難味も無し。このページで紹介された4頭のサンデー産駒の内、2頭の母がオークス出走馬なのである。それも同じ年のオークスである。
 ファレノプシスの03
 ラティールの03

 である。そしてこの2頭の母馬の出走したオークスの勝ち馬は3枠6番エリモエクセル、2着は7枠14番エアデジャヴー。
 このオークスの思い出はお話した以外に、次のようなものがある。
 このオークスの月の優駿には、当時競馬会のポスター制作を依頼されていた世界的イラストレイター横尾忠則のインタヴューが掲載された。これだけでも大きな衝撃だった。ヨコオタダノリ ヨコヤマノリヒロ と、すぐさまオークス出走の有力馬エアデジャヴーのジョッキーに結びつくではないか。語呂合わせなどではない。馬名、限られた人数の騎手調教師など、限定された語彙の中での一致なのである。向こうが意図して企んだものであったことはレースではっきりする。このインタヴュー記事中、横尾先生の「向こう正面からこちらの直線に馬群がコーナーをカーブして現われたとき、白日夢が現実化したような錯覚を覚えました」との文言を太文字にして強調するこの御用機関誌。エアデジャヴー のデジャヴー とは既視感の誘発する幻覚視 即ち白日夢そのものを意味しているからだ。オークスで有力視される白日夢の名を持つ馬が出走する月のインタビューで、ポスター製作者にこれを語らせる競馬会。私が、苦心の末、この馬を怖いと思いながら、勝ち馬エリモエクセルの単勝を選び出したことはお話したとおり。結果2着まで私の読み通りだったわけだ。
 そして、エアデジャヴーの2着したオークスの出走馬中2頭の母馬の産駒を紹介するこの優駿のページが示すものは明らか、エアデジャヴーの仔、エアメサイアである。

 このページがエアメサイアを間接示唆していることは疑いを容れない。
 かくして、今年のオークス3枠5番 エアメサイアが3着までに入る有力の一頭であることがはっきりする。
コメント (2)
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オークス枠順を一見して

2005年05月19日 19時00分39秒 | Weblog
 オークスの枠順が確定発表になった。

 お知らせした通り、4枠は切り捨てなので、レースパイロットという乗り物に関係する怖い1頭ははなから用無しと決定する。
 最大のテーマは3枠5番エアメサイアの取捨、これが現時点での第一の検討項目である。

 もう1つ、不要と判明する枠を申し上げよう。8枠は連に絡まない。
 桜花賞と同じ、2歳チャンピオン ショウナンパントルがまたこの8枠に配置されたが、この枠は既に桜花賞で8枠17番ラインクラフトを馬券にしている。また、天皇賞で、8枠のビッグ ビッグゴールドが人気薄で2着に食い込んだ。この再びのビッグ ビッグフラワーの8枠はこの枠が既に打ち止めであることを示唆して、このレースで取り上げるべき枠ではないことを宣明している。話題のスターウォーズのジェダイ騎士を思わせるジェダイトが配置されたのが気がかりではあるが、切り捨てる。

 「優駿」66ページで、岡部幸雄の1983年ダイナカールでのオークス制覇のことが紹介されており、カネヒムロ ケイキロク ダイナカールで3回のオークス制覇、このレースのゴール前の凄絶な叩き合いは競馬史上に残る激戦で、馬体を揃えた5頭のゴール入線は俄かにはどの馬が1着で、また2着か、全く判断できないものだった。そして、この激戦を制したエアグルーヴの母、ダイナカールが2枠5番ゼッケンで、今回この5番にエアメサイアが配置され、同枠にアドマイヤメガミという、女神が配された。法王の亡くなった年で、亡くなった週の桜花賞では不発だったが、女神と同居でこの空飛ぶ法王を思わせるエアメサイア(天空の救世主)が今週の主役であるとしても不思議はない。昨年、一昨年とオークスの1番人気は沈んだが、昨年はこの同じ5番の武ダンスインザムード、一昨年は武アドマイヤグルーヴである。今回は2番人気が濃厚だが、勝てば 岡部引退式で喋らされたセリフ 「どんどん(これからも記録を)破って下さい」に相当する、岡部の3勝を凌ぐオークス4勝目となる武豊。
 この馬の取捨を今しばし探る。JRAのHP東京の新スタンドオープンの文字がエアの青と黄の配色たることは再三お話済み。

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