レース後、これかと思い、眺める『優駿』1月号付録、今年のカレンダー。
昨年末、12月末の発売で、必ず毎年ゲットして置くべき付録である。GⅠサインだった。各月カレンダーの写真だが、
3月 ドバイ・ワールドCの ヴィクトワールピサ
4月 ダイワスカーレット の桜花賞
5月 ブエナビスタ のオークス
3月のヴィクトワールピサだが、鞍上はミルコ・デムーロ。これが3月末の大一番、高松宮記念 コパノリチャード 鞍上はミルコで、直線を駆け抜け、優勝。
4月はスカーレットのゼッケンと同じ 8枠18番 ハープスター 桜花賞制覇。
明けて、捲ったカレンダーの5月写真。
4枠 7番 ブエナビスタ 馬主・サンデーレーシング
4枠 7番 フェノーメノ 馬主・サンデーレーシング
全く同じゼッケンの同じ勝負服。実はずっと以前、かなり早くから、このフェノーメノの春の盾2連覇が決めてあったことが解かる。思い出すだに、メジロマックイーン テイエムオペラオー くらいしか思い浮かばぬ偉業。
GⅠシリーズでは、前年の秋シーズンに起きたことと同じことを翌年の春シーズンで起こすことが常套だが、去年秋の 菊花賞 天皇賞・秋 この福永のGⅠ2連勝と同じ、皐月賞 天皇賞・秋 この天皇賞を含む、蛯名正義の2連勝。
また、この春シーズン2回目だった、次の対決構図
菊花賞馬の4枠 対 キズナ・武豊 の7枠
産経大阪杯では、1番人気の4枠 エピファネイア が敗れ、7枠 武豊キズナ の圧勝。昨日の天皇賞でも、菊花賞馬ゴールドシップの4枠と再びの 7枠 キズナ この激突様相。
だから、当日情報で、やはりどう見ても、この2度目の対決は、7枠よりも4枠に凱歌では!の読み通り、今度は大阪杯とは逆に、キズナの7枠が沈み、4枠が優勝。
終わったことだから、申し上げてしまうが、謎めいて見えた『優駿』5月号149ページ。
わたくしはこのページを解明したと申し上げたが、以下の読みだった。
登録抹消馬一覧 2月20日 ~ 3月30日
これで、数百頭の馬名が引退後の「身の振り方」と共に、羅列してあるだけ。 一体何のサインか!
が、先週の競馬番組を見ると、あるメインレースの勝ち馬が、このリストに含まれていた。太字で記された、比較的目立つ1頭、7段組の最上段、右から6頭目 アカンサス である。
2011年 スイートピーステークス 優勝 アカンサス
わたくしはこれをサインと読んだ。土曜を振り返ると、
青葉賞 2011年 6枠 ショウナンパルフェ 2着
2014年 6枠 ショウナンラグーン 10番人気 1着
わたくしも本命視し、ものの見事に的中させた、同じ6枠のショウナン馬。
これにとどまらず、実に2011年の同じ春の天皇賞の週、この土曜と今年土曜とを比べると、
11年 土曜京都メイン 枠連 5-5 9番10番
今年 土曜新潟メイン 枠連 5-5 9番10番
11年 土曜新潟メイン 枠連 5-6 10番11番
今年 土曜京都メイン 枠連 6-8 11番15番
入れ替えはあるものの、この2つの年のメインでは要するに、「同じこと」「似たこと」をやって来た。即ち、この アカンサス の意味は
2011年 と 今年 同じ春の天皇賞の週は、同じ・似たことをやる!
この告知だと解釈した。
加えて、149ページ 途方に暮れそうな数百頭の馬名リストだが、このページを天皇賞・春という観点で眺めるなら、あるリストに無い1頭が、ファンなら当然浮かび上がってくるはずだ。だから、サイン=暗示 なのである。
この2月最初に登録抹消、引退し京都競馬場で乗馬(誘導馬)になる予定だった
トウカイトリック
である。実に、阪神大賞典と天皇賞・春、共に8年連続出走。もう産駒がダービーを2度勝ち、牝馬3冠や世界レベルのレースを制しているディープインパクトの同期。10歳に至り、今だひたすら春の盾の栄光を追い求め、その淀の芝3200mへの登場が恒例、風物詩となり、ファンをなごませていた古豪である。5回目の阪神大賞典では勝利を挙げ、本番天皇賞では最高3着。重役の息子が課長に昇格、辣腕を奮う下、その引退したパパの同期がいまだ現役続行、現場で夢を追い、覇を競う。この有様も今年はもう見られなかった。
向こうの発表では、2月に引退後、京都競馬場の調教施設内で放牧中に骨折。そのまま予後不良(安楽死処分)となる。
実はGⅠ勝ち馬や実績ある種牡馬なら、死去の報がマスコミに発表されるのは普通。が、JRAの内規で、乗馬になった馬はその死去を公表しないことに決められていると云う。しかし、このトウカイトリックはファンも多く、貴重な脇役だった長い現役時代の存在感から、野中厩舎や内村オーナーの承諾も得た上、敢えて上記の顛末が発表された。これが妙だった。
向こうの発表は、4月16日放牧中に骨折。その日の内に薬殺処分。そして上記の経過から、発表は遅れて4月24日である。一体何故、
4月16日 韓国旅客船沈没事故
トウカイトリック 骨折、死去
これが同じ日なのか! 時日を隔てた訃報である以上、わたくしは、この沈没船への追悼を込めた競馬会の作為ではないのか! そう睨んだ。
やはりこれは事実だった。トウカイトリック、この古豪が最後にファンをアッと言わせたのが、
2012年12月1日 ステイヤーズステークス
1着 8枠15番 トウカイトリック 牡10歳 8番人気
2着 6枠11番 フォルタモルガーナ
生涯重賞3勝。その最後の勝ち鞍が、実に同期ディープインパクトの産駒ディープブリランテがダービーを勝った年の年末。この馬10歳の冬、日本の最長距離重賞芝3600mでの圧倒的なパフォーマンスだった。
そして、この149ページがトウカイトリックを暗示していた証こそ、
先週土曜 京都11R 天王山ステークス
1着 8枠15番 ナガラオリオン
2着 6枠11番 サウンドガガ
この全く同じ枠連、馬番の再現だった。
これがあったからこそ、わたくしは、日曜東京メイン スイートピーステークス は、当然149ページ、この アカンサス の勝った2011年のスイートピーの再現であると決め付け、枠連 3-4 3番5番 これを移し替える2つの枠連 2-3 または 3-4 と読み切り、重点2点で頂戴した。
そして、本番の天皇賞・春 この149ページからのわたくしの読み。
アカンサスからのメッセージ 2011年の再現
トウカイトリック 天皇賞・春 常連馬の示唆
前者からは、あのヒルノダムール優勝のレース。これと同じ 7枠にダービー馬が配置されたことが、11年 エイシンフラッシュ2着 今年 キズナ1番人気 これで揃っていた。当然の作為とも取れたが、これはどうやら囮。また、11年 ヒルノダムール は前年の皐月賞2着馬の優勝だが、今年は該当する、去年の皐月賞2着 エピファネイア が香港遠征を選び不在。
実は、トウカイトリック の暗示 これがやはりサインだったと今、納得しているが、8回連続春の盾出走。その最初の挑戦、同期ディープインパクトと共に出走、この偉大な同期生の遙か後方、しかし9番人気ながら5着でゴールした、最初の天皇賞の再現が正解だった。
2006年 第133回 天皇賞・春
1着 4枠 7番 ディープインパクト
2着 6枠11番 リンカーン
今年はこれと同じ 優勝 4枠7番 枠連 4-6 だった。
今回のこの6枠。わたくしはかなり初期から薄目と断じていた。それは、前日の重賞・青葉賞で、同じ インパクト馬 シュタルケ騎手 この同居があり、尚且つこれが発射したから、一層そう判断した。
土曜 青葉賞 1枠 2番 ワールドインパクト シュタルケ 2着
日曜 天皇賞 6枠11番 ラストインパクト
6枠12番 ウインバリアシオン シュタルケ
土日重賞連続の インパクトとシュタルケの枠。前日発射済みなら当日は薄い。これは絶対ではなく原則である。が、当日、これまた向こうの予定通りだったのだろうが、シュタルケが落馬負傷で、このウインバリアシオンは シュタルケ → 武幸四郎 への乗り代わりが発生した。これまた妙な顛末だった。
向こうは落馬だ、負傷だと、如何にも自然な流れを装っているが、ターフで起こることはほぼ総てが演出である。最初から乗り代わり、2着する予定だったのだろう。
TVCMで 4枠のマックイーン 連覇 これを提示し、結末は同じく 4枠のフェノーメノ の連覇。
加えて、149ページ『優駿』該当ページのメッセージは
アカンサスの2011年 の再現
引退トウカイトリック の暗示
私は当日情報で、今日の天皇賞は トウカイトリック記念 だとまで申し上げたが、この解釈が及ばなかった。8回にも及ぶ出走、挑戦。その最初の淀の3200、ディープインパクトの天皇賞・春と同じ 枠連 と云う、顛末だった。
今年の天皇賞では、基本的な16年連続の連動を外され、また前記事申し上げた、チャンピオンズ・システム これにわたくしの錯誤があった。正直申し、春・秋と年に2回ある天皇賞なので、わたくしも実は、一度発表した上で、このシステムからの天皇賞予告に関しては、訂正も入れ、それが間違った方の予告レースを取ってしまう結果となった。
が、これは基本システムそのものの信憑性を揺るがすものではない。
今週のメインは 第19回 NHKマイルカップ とうとう、籾井勝人会長の居座りのままのこの大一番の開催となりそうだが、チャンピオンズ・システムからの指示は
〇枠 または 〇枠 の発射
またこのレースは、過去18年の歴史しかない若い重賞だが、その過去18年で17回と云う連動レースがある。
この連動を頼りに、昨年は 6番人気 8枠17番 インパルスヒーロー を本命に取り上げ、枠連 4-8 3720円 を大本線で頂戴したレースである。
これに加え、今週は御登録期間中の方に、もう4週後に迫る 第81回 日本ダービー まで、4つのGⅠの、このチャンピオンズ・システムの告げる予告枠を、総て前もって、土曜情報冒頭にて、告知申し上げる。
明けて、今日はこどもの日。3時半には起床、ダービーを観ていたが、早朝散歩していたら、揺れた。千代田区でも震度5との報道。
明日も祝日でのんびりはするが、競馬研究は続く。
6月1日 冒頭申した捲るカレンダーの写真はあの馬、あの騎手。
これが、6月1日(日) 日本ダービー で、またアッと思わせる1枚なのか。
ダービーは向こうがあれほど連呼している、〇番ゼッケン
中村勘九郎など、呼んできおって、この5月の歌舞伎座恒例の團菊祭。
昨年逝ってしまった十二世市川團十郎と七代目尾上菊五郎。本来、歌舞伎界のこの両立役、二大看板の大顔合わせの舞台となるはずなのだが、今回は不在の團十郎に代わり、成田屋の大看板を一身に背負うのは、息子
市川海老蔵
この、歌舞伎界最大名跡の、團十郎 → 海老蔵 この継承くらいしか、今回の
蛯名正義 フェノーメノ 春の盾連覇
この史上稀な2連覇の意味合いが浮かばない。要するに、継承する。受け継ぐことを託したものだろう。
また、やはりこの御時節、最大のテーマは、韓国沈没船事故 この反映となる天皇賞だと思ったが、4枠 ゴールドシップ と 6枠 ラストインパクト の枠同士。その同居馬同士の決着で、
船(シップ) の 最後(ラスト)
ターフでこれを見届けさせる、天皇賞だった。
御登録は
『詳細希望』 または 『登録希望』 の件名にて、空メールを下さい。
今週こそ、土日共に、ズバリ!と決めたいですね。
皆様、地面の心配は致し方無しとして、良き連休最後をお過ごし下さい。
ショウナンラグーン 10番人気 手が出なかったという方も多かったようですね。
だからこそ、根拠をしっかりお読み頂きたいと存じております。
この、土曜青葉賞10番人気のショウナンを狙い撃ちし成功したからこそ、日曜スイートピーの1番人気ショウナンパンドラをはなから消して臨んだ訳ですよ。これを逆にし、2頭のショウナン、土曜の10番人気を見逃し、日曜の1番人気に飛びつき、外しているようじゃ、お話になりませんよ。
向こうの思うパンドラの壷じゃないですか。
わたくし以上に執念深く、昨日天皇賞後、京都最終。わたくしがGWの最中、残りを満喫する意味合いだからと申し上げた
1枠 2番 エンジョイタイム = 連休満喫 1着
15番人気 単 15040円
これを信じ、この1枠から総流しで、相手1番人気との 馬連 18860円 馬単 70410円 連休資金に持っていかれたE様。鮮やかでございました。
上手ですね。