2016年最初の重賞金杯。東西で金杯升を売り出し、そのマス馬
マイネルフロスト 発射 5番人気 2着
これで盃ではなく、升で新春の祝い酒の趣向。そして、引き続きあの3人組で放映されていた
ブランドCM 新春版
これには、鶴瓶の向かったパドックに
ヴァンセンヌ ペルーサ
これらの横断幕がはっきりと映しだされ、舞台は明らかに
2011年11月1日 第152回 天皇賞・秋
1着 4枠 8番 ラブリーデイ 浜中
2着 7枠14番 ステファノス 戸崎
(18頭)
そして、
2016年1月5日 第54回 京都金杯
1着 4枠 7番 ウインプリメーラ 川田
2着 7枠14番 テイエムタイホー 浜中
(17頭)
鮮やかに、同じ 枠連 4-7 これがまた 枠連 3820円
馬連も天皇賞の 7340円 を凌ぐ、15400円 の高配当だった。
新春のCMレースで、誰しもが解かる大レースのパドックを示し、同じ枠連で高配当と云う、お年玉だった訳だ。
そして両レースとも、1番人気枠でアクシデントが用意されていた。
中山金杯
6枠 9番 ベルーフ ベリー 池江厩舎 放馬、競走除外
京都金杯
8枠16番 トーセンスターダム 武豊 池江厩舎 1番人気 10着
名門厩舎だが、この池江さんの1番人気枠の両頭が意外な顛末。お正月早々放馬だが、この馬を見れば納得で、いずれ近くこの意味が浮き彫りされるのは顕か。
新春 中山金杯 = 2015年 有馬記念 枠連 4-5
新春 京都金杯 = 2015年 天皇賞・秋 枠連 4-7
実はお正月競馬は、去年を引き摺ることが非常に多いが、中山は「1週前」のグランプリを再現する仕掛け。
加えて、
中山金杯 ヤマカツエース 津村騎手 → 池添騎手 乗り換わり優勝
天皇賞・秋 ラブリーデイ 川田騎手 → 浜中騎手 乗り換わり優勝
これまで合致せしめた以上、どうやら今年のGⅠ、大舞台では、乗り換わりジョッキーが大仕事をやってのける、と云う演出が何処かで待ち受ける、と云う予告だと見做される。
しばしば大舞台では、主戦ジョッキーが怪我、あるいは騎乗停止処分で乗り換わりを余儀なくされるか、または鞍上強化と考え、乗り慣れた若手などから海外の名手やトップジョッキーにお鉢が回る例は多い。が、これは恐らく、意外な乗り換わりだと考えられる。
そして、昨日情報。開催初日、云わば競馬のお正月で、わたくしは冒頭6000字以上に及び、今年2016年に関し、展望を述べたが、これと昨日の1枠のあの仕掛けから、
初夢ステークス 1枠 1番 ミヤジタイガ 和田竜二 優勝
この勝利の意味。今年の特殊性、あるテーマが露骨に露出された、あの事物。これに通じることがお判り頂けるだろう。
また申し上げた通り、京都のあのレースは、あの桜花賞の再現であり、間違いなく、向こうはこれを凝視しているのである。
グリーンチャンネルでは、正月特番 JRA後藤理事長のインタビューが番組が放映され、理事長自ら、今年の改革、変更の具体的内容まで御説明された。中でも、理事長が昨年1年を振り返り、最も印象深かった出来事を語られた。改めて大きな出来事だったのだ、JRA全体の問題だったことを痛感した。
初日中山では、遂に一度も 1枠が出現しない お正月初日。不気味な静けさの1枠だった。
さて、土日連続開催ではなく、この金杯の翌日がこの9日土曜。そして、日月の2日間が、2週目となる、変則開催で、シンザン記念 フェアリーステークス が早くもクラシック候補を提示する。
そして、JRA今年初勝ちジョッキーは、江田照男。初勝利厩舎は、あのことでわたくしが言及した、あの水野厩舎だった。勉強されるなら今の内だ。9日は、七草粥開催となる。