先日土曜、6月3日 第238回 英ダービー このテーマは常識的に、久しぶりに登場した女性首相
テリーザ・メイ 首相 去年 7月13日 メイ内閣 成立
これだと考えられた。だが、わたくしも現地のブックメーカーのことは存じているが、日本ダービー、安田記念と続く最中、投票もままならない英ダービーの予想をするほど暇ではない。が、終わってみて、
優勝 18番 ウイングズオブイーグルス 40-1 即ち 単 41倍
この19頭立て1頭取消 の16番人気勝利。これで頭が蠢くのは当然だ。
メイ首相 1956年10月1日 生まれ 60歳
先ず、内閣成立の7月13日。これが『バニラ・スカイ』などの映画監督、キャメロン・クロウの誕生日であり、キャメロン内閣の内大臣から、この内閣を引き継いだメイ首相。ぴたりの日付だが、問題は10月1日の英国的解釈。
重要な暦とは
1880年 スーザがアメリカ海兵隊の軍楽隊指揮者になる
1918年 「アラビアのロレンス」こと、トマス・エドワード・ロレンス率いるアラブ軍がダマスカス入城
この2つだと思われる。スーザは云うまでも無く、単なるアメリカ・マリンの軍隊指揮者であるに止まらず、ヨハン・シュトラウスのワルツ王に対し、マーチ王と呼ばれる古典レベルの作曲家。「星条旗よ永遠なれ」 「雷神」 「ワシントンポスト」などの名曲で知られ、タイトルよりもメロディで聴いたことのあるものばかりであることは誰でも解かる。
そして、この勝ち馬だが
映画 『鷲の翼に乗って』 (オン・イーグルズ・ウイングス)
歌曲 『鷲の翼』 (オン・イーグルズ・ウイングス)
大衆的想起はこの2つだろう。
前者は、ケン・フォレットの小説に基づく米TV映画で、イラン革命後に投獄されたイラン駐在のアメリカ企業の重役社員を救出するため、企業会長が元軍人、即ちプロの戦争屋を雇い、救出させると云う、異国での救出活劇。主演は バート・ランカスター。また、ドラマのモデルは、米大統領選に2度出馬した、企業家、ロス・ペローだと云う。
後者は、コンテンポラリー・クリスチャンソング。1979年発表と云う、現代音楽の名曲で、特にカトリックのみならずプロテスタント系でも、告別式や追悼のミサなどで冒頭または最後に歌われる人気曲。無論、同時多発テロなどの折は、追悼曲として流され、勇壮なマーチ風の堂々たる曲である。即ち、スーザの就任の日の誕生日首相の追悼マーチ曲。
核となるポイントは、メイ首相の父。公共活動に励んでいたと云う、イングランド国教会の司祭にあると思われる。
日本では映画主人公だが、英国ではチャーチルの次に挙がる20世紀最大の著名英国人のアラビアのロレンスが、圧政・専横の支配者の元に劇的に突入を敢行、奪還を目指す構図は、この映画のイランへの特殊任務を帯びるヒーローの救出劇と重なり、そして、ダービーの夜のロンドンブリッジを引き合いに出すまでも無く
マンチェスター アリアナ・グランデ公演での テロ騒動
これへの追悼は国家的課題であり、この追悼に、同時多発テロでも用いられた、追悼ミサの名曲を、エプソム競馬場で堂々流した。これが ウイングズオブイーグルス だったと納得される。
首相即ち司祭の娘の奏でせしめた、マンチェスター及び、引いては世界中のテロ犠牲者への鎮魂、祈り、そして怒りが40倍のゴール前急襲に具現された、第238回 ダービー であったと思われる。
加えて、より日本的に引き寄せ、今年は大統領の年。
米トランプ大統領就任、仏マクロン大統領当選、韓国朴槿恵大統領弾劾で法廷に登場、そして大統領ではないが、メイ首相就任後、初のダービーを迎える。
日本のアニメで
政治漫画『イーグル』 かわぐちかいじ
主人公・城鷹志(沖縄出身のジャーナリスト)と ケネス・ヤマオカ と云う日系次期大統領候補。無論、先生お得意の政治的テーマ、日米関係への洞察、国家観などが盛り込まれた作品だそうだが、イーグル = 大統領選挙 を寓意する題材の1つとして、最早競馬一流国の日本のアニメを超える、政治的メッセージ。向こうおねん出者の念頭、土台にあったかどうか。
だが、この予め決めされ、無論、JRAサイドにも告知されていた今年のダービー馬
第238回 ダービー 18番 ウイングズオブイーグルス
この予告は、次のレースで行われていた。
2017年 5月20日 東京11R メイステークス
5着 6枠 7番 バーディーイーグル 吉田豊 国枝栄
(11頭)
云うまでも無く、オークス前日の東京メイン。この英首相の名前のレースで、自身は5着に終わったが、
11頭立て 7番 = 18番 イーグル馬
偶然ではなく、またわたくしが勝手に作り上げたレースの出馬表でもなく、向こうはこれをこの時点で放っていた。
本命を一気に飲み込んだ単41倍の衝撃は、マンチェスターの夜に決定付けられたのであろう。
御登録 お問合せ先
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今週のメイン 第34回 エプソムカップ 実に 18年連続と云う濃い連動 が解かっているレースであり、GⅠシリーズひと段落後の楽しみなレースである。
これには別に2つの濃い連動があり、1つが 13年連続 過去16年で15回。そしてもう1つが、実はあるGⅠレースなのだが、余り詳しく申すと割れてしまうかも知れぬが、連動としては過去12年で11回に過ぎないが、それに遡る2年、エプソムカップ は マイネルアムンゼン の連覇に対し、この該当GⅠも全く同一要素の連覇。これが被り、そしてこの別の連動2つは枠連が完全合致している。
この3つを見据え、エプソムカップ 今回は 〇枠発射 だと見る。今週該当6月号ページを見ても合点が行く。
頭数揃うレースだが、事前に〇枠を固い中心と見る。
もう1つの重賞 第22回 マーメイドステークス これは過去16年で15回の連動、及び過去15年で14回の連動レース2つ。この合致する 〇枠 が俄然注目となる。
英仏、2つのダービーが行われたが、共に日本流に云う馬番・ゼッケンでは
英ダービー 馬番 18番 ウイングズオブイーグルス ベギー
仏ダービー 馬番 1番 ブラムト クリスチャン・デムーロ
この2つの結末から、今週必ず出現すると思われるのが 枠連 〇-〇 である。わたくしは 馬番 1番18番 などの幼児レベルを言っている訳ではない。
また、特にこの仏ダービーの勝利の脚本を踏まえ、安田記念の結末も仕組まれた呼応だったことは解かる方には解かる。安田記念だったからである。これも詳細は、明日、水曜情報にて御登録各位様に申し上げる。
今週該当『優駿』ページ。
34ページ 混戦のダービー激闘譜
上段 97年 サニーブライアン 下段 07年 ウオッカ
22ページ ダービー出走 クリンチャー 藤岡佑介 紹介
さて、これらが何を意味するのか。マーメイドステークス と云う牝馬レースに64年ぶりの牝馬のダービー制覇 ウオッカ がどう関わるのだろうか。
ロンドンブリッジでテロが起きた、英ダービー当日に、日本のGⅠで ロンドンブリッジ の仔。6連勝で戴冠とは行かなかっただろうし、3着もまた僅かに逸した。だが、この 4枠7番 グレーターロンドン この不発位置の意味。どのレースへ繋がるか、察しはつく。
また、予め発表されていた、今年の 第58回 宝塚記念 のスペシャルプレゼンター。これで、英ダービー馬の予告を為していたこと。宝塚記念で逸し難い事実である。英国人に宝塚。難しい結び付きだからこそ、日本で予告した。
真琴つばさ ウイングズオブイーグルス
無論、6月10日 第149回 ベルモントステークス が絶対的に注目なのだが、
エピカリス ルメール 5戦4勝 2着1回 2着は UAEダービー
実に、日本ダービー馬レイデオロ これと同じ勝負服、同じジョッキーでの米3冠最後のレースへの挑戦となる。
ラニ の去年の3着を思っても、凱旋門ばかりではなく、JRAの世界戦略は米国のダートにまで向けられている。果たして偉業達成はさて、見せ場を作り、上位は期待したいが。
馬名はギリシャ語で「魅力的な」。 パパの名は、シャネルのパヒュームにも採られている。
レース前は、『ニューヨーク・ニューヨーク』を観客全員で歌う習わしである。で、この歌を探ると、実に日本の馬がこのレースに挑むことの意味が読めて来るのである。
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2重賞の連動などデータと共に、詳細は、明日水曜 週中情報 でお話申し上げる。中長期での御登録は御優遇でお受け申し上げます。