1つの原点だが、シーズン最初のGⅠ。今シーズンなら タワーオブロンドン が勝ったスプリンターズだが、この季節の最初のGⅠの最初の1枠。ここを見た時にある推定がわたくしには浮かんだ。確かめられたら良い。
9月29日 第53回 スプリンターズS
1枠 1番 アレスバローズ
1枠 2番 ダノンスマッシュ
誰がどう見ても今年春ダービー 1着 ロジャーバローズ 2着 ダノンキングリー この1・2着の冠号の同居。即ち、何故 シーズン最初のGⅠ = 春のダービー これを語り掛けるのか? 第一に、このスプリンターズで春のダービーの何らかの再現、なぞる結末になる前提で ダービー 枠連 1-4 1番7番 このスプリンターズも
1枠 ダノンスマッシュ 2.8倍 1番人気
4枠 タワーオブロンドン 2.9倍 2番人気
こうダービー発射枠に上位人気2頭を配置してある事実も、この推定を裏付けていた。そしてこの最初のGⅠで 1枠ダノンを消し、4枠タワー 藤沢&ルメール この本命視で ゾロ目 4-4 をゲットすることから今シーズンは始まったが、このシリーズとしての推定。
続く2つ目GⅠ 秋華賞 でオークス2着馬 カレンブーケドール が同じく2着することで、この推定は仮説として成立した。
秋 最初のGⅠ スプリンターズ = ダービー 同じ 4枠7番 2着
秋 2番目GⅠ 秋華賞 = オークス 同一馬 2着
即ち、仮説は共に各Ⅰ2レースずつ
今季GⅠ は 春GⅠ を ダービー から逆順 になぞる
だが、この最初のGⅠの最初の枠で示された「隠れ秩序」。結局、今シーズン、中期まではあやふやにも見え、最終局面で「効いた」。
3レース目は 春GⅠ実施逆順だから該当は ヴィクトリア = 菊花賞 この2レースは 枠連 2-5 と 3-7 ゼッケンも不一致。この繋がり合いは ヴィクトリアマイル 勝利の ノームコア が菊花賞前日 富士ステークス を勝利すると云う事だった。GⅠ同士は肩透かしだが、秩序順に沿っていることは確か、納得できる。
次の NHKマイルC = 天皇賞・秋 これは 8枠18番 ケイデンスコール 2着 これが、16頭立ての秋の天皇賞では 18番目 = 16頭立て 2番 アーモンドアイ でわたくしの本命視通り、勝利。
だが、天皇賞・春 = 女王杯 及び続く 皐月賞 = マイルCS 仕掛けがあった。直接比べても合致無し。
実は 天皇賞・春 の当日 東京メイン スイートピーS 馬連 6番2番 これが女王杯では 馬連 2番6番 1・2着入換だけの馬連合致。皐月賞 と マイルCS 比べればこれは 2着同士 ヴェロックス と ダノンプレミアム 全く同じ 川田騎手&中内田厩舎 御馴染のコンビで揃えてある。
こうした中途で例外的、直接的でない合致を解かる者にだけ解かるよう織り込む、即ち目くらましを差し挟み、見えにくくするのが向こうの手法、編み上げ方である。隠蔽すると云うことは実は隠し戦車、武器や実弾が内蔵されていると云うことだ。この先が強烈だったとも言える。
桜花賞 = ジャパンC は、16番 シゲルピンクダイヤ 2着 に対し、15頭立て1番 カレンブーケドール 2着 同じ16番目の2着が合致。
大阪杯 = チャンピオンズC 3枠 アルアイン 優勝 に対し、3枠 クリソベリル 優勝
高松宮記念 = 阪神JF 共に 2枠4番 発射 で、春は 2着 2枠4番 セイウンコウセイ 秋は 2枠4番 レシステンシア 優勝
フェブラリー = 朝日杯FS 枠連 3-4 で共に同じ。6番 インティ と 6番 サリオス 優勝ゼッケンも合致。
ダービー起点で 春のGⅠ実施順と逆なので、春最初 フェブラリー まで戻った次は、宝塚記念で
宝塚記念 = 有馬記念 もう申し上げるまでも無く、枠連 1-8 3-5 でゼッケンも不一致ながら、同じ馬 リスグラシュー 優勝
止めは 安田記念 = ホープフル 安田は 馬連 5番2番 優勝 インディチャンプ 福永祐一 昨日は 馬連 2番5番 コントレイル 福永優勝 これも 1・2着が入れ替わっているだけで、知った者にはふざけるな!と云いたい程の 優勝ジョッキー まで一致。
この間柄を一覧表にしてでも眺め見渡されたらいい。御登録の皆様方にはそうするし、そうしているが、この一連の各12レース同士の間柄。馬が勝手にやっているのかね? その時々、聞くところによれば、直前天候による馬場状態の微妙な変化やレース展開のあや、スタートで「偶々」御手を踏んでしまった為、ダービーのサートゥルナーリアや安田のアーモンドアイは勝てなかった、などと云う「不可知性」に富んだ様々の要素の果て、言わば偶然の集積で上記の様な「秩序」めいたものが出来上がっているのか。
全部、それはただの主観、観方次第で「そう見えるだけ」で片付く、説明のつく事柄なのだろうか。最初のGⅠの1枠でダービーの1・2着 バローズ ダノン が同居したのは、枠順「抽選」の結果に過ぎず、ダービーから逆順に辿ると昨日のラストGⅠ 2番5番 福永 まで合致するのは、真の偶然、神的技なのか? 人為である。作為である。途中で例外も巧みに織り込む以上、歪み、ひずみも入り込む余地のある、ある知的頭脳の巧妙な全体造型、編み上げなのである。だからこそ、常に申し上げているが、少なくともゲートが開き、スタートが切られる瞬間には、レース結果は全部決まっており、各騎手は馬をその通り操り、脚本通り上演しているだけである。その決められた通り巧みに「演ずる」ことができるのが一流ジョッキーである。レース後のインタビュー、涙や感動、落胆までの演技力、迫真性まで問われる。
わたくしとて、この 安田記念 枠連 1-3 5番2番 解かっていたが 2番 より 1枠 に期待した昨日だった。安田記念 でも 1番人気 アーモンドアイ 3着 2番人気 ダノンプレミアム 最下位16着 と沈んでいたので、その上位人気不発が反復されることを期待した勝負だった。
また全く同じ手法で来ることはないだろうが、同じようなことを必ず来シーズンもやって来るし、これまでもそうしてきた。如何にこの秩序めいたもの、わたくしはGⅠシステムと読んでいるが、これを早期に、且つ又正確に感知できるかどうか。しかも、こうした秩序=システムはこれだけではない。
前記事にも記したが、終わって、このような真実を明らかにしていかないと、とても来シーズンに対処できない。結局、わたくしも今シーズン12レースのGⅠ、6勝6敗だった。
御登録は
sir_delacroix@yahoo.co.jp まで
『詳細希望』 または 『登録希望』 の件名明記にて、空メールを下さい。
要するに、今年の 第86回 ダービー だとて、最後のゴール、懸命に走らせ、追ったが戸崎がわずかに届かなかったのではなく、わずかに届かないように、走らせ、ゴール前を盛り上げていただけである。絶対に失敗できない大舞台だから、浜中も横を見て、確認しつつ、横を見ると云う演技をリハ通りやって見せた。馬などはただの車に過ぎない。調教と云う整備、顔見世も日々積んでいる。