祇園精舎

気の向くままの徒然日記

人を訪ねる

2017年09月02日 | おでかけ
父と母を巡り合わせた人。
お盆前に父母と会いたいと言ってきた。

最後に会ったのは父が亡くなった15年程前になるか…


動きが鈍い母を連れ、その人の元へ会いにいった。

話は家の中で母に任せ、自分は外で待っていた。

話が済むと一緒に外へきた

かの人は、痩せて背中は曲がり、肌は白く無表情で…老人形のようで最後に会った姿とは別人のようで言葉がなかった


挨拶しても無表情の無言であった。
最後に握手した時に表情が和らいだ感じがした。
付き添いの奥さんは驚いた様子で、目に涙を浮かべていた。

家の中に入らず最後まで見送ってくれた。


癌…もう余命幾ばくらしく、引き込もって話もしないし、感情も出さないようだ

笑ってくれてよかったと言う。

家の中でなく、外でお陽さんの明るい元がよかったんだと思う。
住宅街でなく、もっと海・山・川…自然と接していけば感情が出るだろうに…と感じた。


気になってたことがひとつ済んで楽になったと母は言うが、
友達であった父と話が出来ないことを思うと淋しく感じた。


穏やかに過ごして欲しいと願う