祇園精舎

気の向くままの徒然日記

鹿島槍ヶ岳 山頂へ

2016年07月30日 | 
ガス一面





冷池山荘から










視界が悪い 花を撮りながら 進む











爺ヶ岳も視野悪く…雷鳥の姿は発見なく…

草花の写真は多く撮る



8時頃に冷池山荘前に着く

小屋前に自分より若い兄さんが立ちすくむ。
話をすると 

天候が悪いため待機していて
天気が回復しない限り、進んだところで時間もお金も無駄になるから引き返すか思案してるという

「進んでも無駄…期待できない…下山が懸命…」

この言葉が意志を鈍らされる。

何が正しい判断だろう

「やらずに後悔するよりやって後悔しろ!」
「反省はしても後悔するな!」

何かの誰かの言葉を想った。

劔岳でも行けたんだ。雨降ってないから進める。

腹をくくって進むことにした。

「お先に進みます。今日は登って、明日の朝晴れたらもう一度登ります!」

言うことは立派だったが、期待薄で駄目だろうな…

冷池山荘で荷を軽くし、鹿島槍ヶ岳へ登頂開始。

曇り空とガスで先々は何も見えず尾根線を歩く
雰囲気的に伊吹山を登ったのを思い出した。

頂上付近は槍と名がつくだけあって急勾配。
南峰頂上まで約2時間程で登れた。

景色は…何もなくガス一面。

「素晴らしい天気だな~」…と皮肉ってやった。









種池山荘~爺ヶ岳

2016年07月30日 | 



















朝起きるとそこは曇り空

天気予報は曇り時々雨…
週間天気予報は一週間の雨マーク…

完全に覆された

前日の乾杯した老夫婦は下山するという。
登頂されて劔岳が見えたとは言ってた

1日早ければ…立山縦走しなければ良かった…とネガティブ思考が走る

道行く人で、自分と同じ道のりの人がいて
皆どうするか思案と不安を抱えてた。


鹿島槍ヶ岳が…少し見えた



とりあえず爺ヶ岳を越えて次の山小屋まで進む



7月29日 室堂~黒部ダム放水~扇沢~種ヶ池山荘

2016年07月29日 | 






































7月29日 北ア・鹿島槍ヶ岳へ(室堂~扇沢~種ヶ池山荘)

午前中は天気で、以降は下る予報。

関東上越は梅雨明けがはっきりせず、天候は不安定で日に日に変化する。

怪しい天候である。進むべきだろうか?

正直、目的も達したので帰ることも浮かんだ。



でも、人生で自由に使える時間をどう使うか?…を考えると
ここで帰還するにはまだ惜しいと思ったので
次の目的地へ進むことにした。



室堂を8時過ぎに出発。


扇沢駅まで途中に黒部ダムに立ち寄る。

ダムの放水が行われて、テンションがあがる!
しかも、天気が最高に良い!

観光客の一部と混じり、写真を撮る…が
登山客以外のほとんどは外国人…
大方、中国人だったから凄まじさを感じた




扇沢駅から登山口を目指し、柏原新道経由で種ヶ池山荘を目指す。この時11時30分

道は舗装されて登りやすいが、途中の2、3箇所は危険箇所があるので油断すると危ない…

劔岳と立山縦走の疲れがあり、足は重たかった…
天候も黒部ダムの時と変化し、曇りであった

延々と4時間は登りであった

その中でも、定年をこえた人が多く見受けられた
特に女性。
この人達の年代ってどうなっているだろう?
健全で仲間が出来て登れてたら、それも素敵だな

種ヶ池山荘には15時半着。

次の山小屋は山を一つ越えて約2時間後…

疲れた。今日はここまで…と腰をおろす。


知らない場所に来ると開放的になるのか
人と話のが苦にならず、
席に座ってた老夫婦と乾杯する


親と変わらない年齢で
表銀座コースで槍ヶ岳に登ったというから凄い!


明日の雲行きにどうなるかわからないのを
楽しもうとしてる自分がいました。




7月28日 立山縦走 剣山荘~室堂

2016年07月29日 | 






























7月28日 北ア・立山縦走(別山~立山~室堂)

前日の食事と乾杯の席
劔岳の登頂が終わり、自然と次はどこに登りたいという話になった。

自分はこのまま室堂から鹿島槍ヶ岳を目指す予定を言うと
メンバーは驚きと羨ましがられながらも

「立山に来たなら縦走しないと勿体ない!」

「また来るなら面倒だし損するよ!」

「回れるなら行きなよ!素晴らしいから!」

立山縦走をすすめる。


立山縦走は確かに思案していたが…
皆と室堂で解散後に歩くとなると鹿島槍ヶ岳へ行く日数がなくなる…

途中で抜けて別山から立山縦走して室堂にいけばいいじゃないか!…という。

理想だけど途中で抜けていいの?…と思ったが

ガイドの方も「折角来てるのだからいいよ。楽しんでいくべきだよ」という。

みんなの言葉がありがたかった…



同じ登頂したMさんも縦走したい!というので同伴行動となり
皆は時間の都合があるので、最短ルートで下山する。


剱御前小舎という山小屋で皆と別れ
Mさんと立山縦走


室堂まで昼過ぎに着く予定であった。



しかし、劔岳登山の疲れは思った以上に蓄積されて二人とも足取りが重くて遅かった。



それに天気予報では晴れなのだが、ガスで視界が悪く、皆がすすめてくれた景色も多くは望めなかった。


別山では登った劔岳を眺めて感慨に浸り…

真砂岳では登りに苦労し…

富士ノ折立では童心の想いで山頂を目指し…

大汝山の休憩所では、
映画「春を背負って」の舞台の菫小屋がある…って話を聞き、二人でテンションがあがり…

雄山では雄山神社があり…

室堂に着いたのは結局、夕方前




足が棒になり、お腹も空いた状態だけどガンバって一緒に歩きました。



景色はのぞめなくても お互いに

「歩いて良かった!楽しかった!ありがとう!」

…って言えたのだから素晴らしい山行だった



お世話になりました。ありがとう!












7月26~28日 北ア・劔岳登頂(別山尾根)

2016年07月28日 | 






































































積年の憧れてた山へ

雨の中の入山
朝になると大雨洪水警報が発生し遠くは雷がなってました。


出発時間の5時から小屋で待機…
何をしに来たのか…焦りと不安と運の無さにうちひしがれました。


小雨になり8時出発


青空は見えず、いつ降ってもおかしくない状況で

ハーネスもつける必要なく前剱までいければ恩の字でした



「雨が降ったら撤収します」ガイドの言葉


小屋に待機してるよりは…を考えての行動です。

登ることも姿を見ることもなく終わると思えば救われます。



「また次の機会に登ればいい」…って誰かが言います。


…でも次の機会はいつなんだ?

みんな同じ想いでした。



でも雨は降りません!

進むたびに雨雲をチェックです。

午後になるにつれ雨の確率が高くなるので
ガイドさんも緊迫します。



休憩も写真も撮る時間を惜しみ進みました。

「ハーネスを急いでつけて!」

危険箇所はロープで結ばれ一蓮托生。

一生懸命進み、見事に登頂!



憧れの山頂は言葉にならず、感激!



出来ない、出来なかったことを成せました。


この日、登頂できた人はわずかだったので奇跡でした…



厳しい道で、独りだと技術的に無理だ
次に登るにも恐ろしいです。


でも、自分の意志で進み、助けてもらいながらでも登れたのは嬉しかった。


感謝してます。

ありがとう! と 自分よくやった!