涙が止まりません。人間の愚かさと逞しさで…。
「安全への逃避」
1965年、1人の青森市出身の戦場カメラマンの作品が全世界を揺るがせました。
写真パネルを見ていると銃撃戦の音や、傷ついた兵士の悲鳴や、女、子どもたちの鳴き声が耳に聞こえて来ました。
南スーダンPKO活動に派遣される青森陸上自衛隊第9師団の方々はご覧になられたのでしょうか?
また多くの学生さん、子どもたちを県立美術館で招待して見せてほしいと思います。
地獄のような戦地の写真と故郷青森の風景がコントラストになり、グイグイ引っ張られて行きましたが、最後には二度と戦争は起こしてはならないという決意と存命であれば今年80歳になられる澤田教一氏に50年後の今のベトナムとカンボジアの姿を見せてあげたいと思いました。
風に吹かれて…。
県立美術館を出たら、どこからかともなくボブ・ディランさんの歌声が聞こえてきました。
1970年10月28日、プノンペン近郊で銃殺され、34歳で死亡。