🟫神無月🟫
出雲に神々が集まる「神無月」。10月の和風月名は「神無月」。神を祀る月であることから「神の月」とする説が有力とされていて、「無」は「水無月」と同じように、「の」という意味をあらわす「な」にあたるといわれています。また、全国の神様が出雲大社に集まり、諸国に神様がいなくなることから「神無月」になったという説も有名です。神々が集まる出雲の地では、旧暦10月を「神在月(かみありづき)」と呼んでいます☝️。
🟫衣替え🟫
10月は「衣替え」の季節。衣替えの風習は、平安時代頃に中国から日本に伝わり、室町時代から江戸時代にかけて、四季に合わせて式服を替える習慣が定着しました。明治維新で新暦が採用されると、夏服は6月1日~9月30日、冬服が10月1日~5月31日となり、6月、10月は衣替えの季節となりました。現在もこれが衣替えの目処ですが、最近では衣替えを一斉にやらない企業や学校も増えています。
和服では、この衣替えのしきたりが今も重要視されています。着物には袷(あわせ)、単衣(ひとえ)、薄物(うすもの)などがあり、着る時期が決められています。ただ近年は、5月にはもう夏のような暑さになることも多く、早めに単衣にする人も増えているようです。
また、着物の場合、四季折々にふさわしい柄があり、季節感を大切にしています。しかも実際の季節より一足早く身に着けるのが粋、いつまでも着ているのは野暮とされています。どうせ着るなら粋に着こなしたいもの👘。