東埼玉病院 リハビリテーション科ブログ

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回復期病棟にて作成した装具について

2022年03月04日 | 紹介

私は昨年4月より理学療法士として入職しました。

 

昨年の今頃は国家試験の勉強にせっせと励み、春から社会人として働く期待と不安の中でふわふわした気持ちですごしていました。

そんな私も、回復期病棟に配属になり間もなく1年が経とうとしています。

 

この1年間でインソール、長下肢装具、短下肢装具、膝装具を患者さんに提供しました。

 

写真は作製した長下肢装具です。

 

先輩方のサポートを受けながら、患者さんの身体状況に合わせ装具の調整なども行いました。

 

今回作成にあたり、高次脳機能障害も併発している患者さんで装具のテープ部分に色を付けて見やすくしたり、患者さん自身が通しやすいように留め具の位置を修正したりと変更した結果、ご本人での着脱が可能となりました。

 

また装具の接触面にも着目し、患者さんは外反母趾があり、作成後に母趾の外側に発赤が見られたため、スポンジを入れるなどの工夫も行い、装具の調整を実施させていただきました。

 

装具は安いものではなく、退院後も使用していただくことが多いため、患者さんに提供するにあたって作成するメリット・デメリットについてしっかりと考え、ご家族に説明していくことの大切さについても改めて考える機会になりました。

 

間もなく理学療法士2年目に突入しようとしていますが、初心忘れず日々精進していこうと思います。

 

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